堂場瞬一のレビュー一覧
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ネタバレ堂場瞬一はやはりスポーツものが面白い。ターンオーバーは野球・アメフト・マラソン・ラグビー・やり投げの世界を描いた短編集。クラッシャーは大学入学してすぐ日本代表の桜のジャージーにそでを通した五十嵐が主人公。ところが4年の開幕戦を迎えた現在リーグ戦ではシーズンを全うしたことも、試合を終えたこともない。過去3年とも開始五分で致命的な怪我をしてシーズンを棒に振ってしまった。それは相手の潰しもあったが自身の不注意もあった。4回目の開幕戦、キックオフ直後のプレーで五十嵐はゲインし、パスを受けたキャプテンが身代わりのように相手のタックルを受け退場してしまう。自分のホスピタルパスのせいでは?悩む五十嵐にキャプ
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新潟県警を離れ、警視庁多摩署に赴任した鳴沢了シリーズの第2弾。
署内で冷遇されている女性刑事小野寺冴と組み、ホームレス傷害事件を追う。似たような境遇と過去を持つこの二人、反発したり協力したりしながら、事件解明に走る。
第1弾では、50年前の事件が背景に。今回の事件は、30年前の出来事に端を発するらしい。
途中の何気ない恋バナが、事件の鍵となるとは。
過去の問題が現在まで続いているというのが、このシリーズのテーマのよう。
重苦しい話であるが、そのような問題意識は、回を追うごとに薄らいでゆくと、ある評者が書いている。
今後、どのような展開になるか、読み続けてみよう。 -
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著者のシリーズもので、唯一未読の鳴沢了シリーズ。
リニューアル刊行を機に、取りかかろう。
「刑事になったんじゃない。刑事に生まれたんだ」と、祖父・父親に継いで刑事となった主人公。
老女殺害事件の捜査の過程で、肉親との桎梏が立ち塞がる。
事件の背景には、50年前の殺人事件が関連し、しかも祖父の関わりが。
『ミステリーで読む戦後史』で、著者の古橋信孝氏は、この小説の主題を「戦後を知らない世代が戦後を知るという」ことだと、述べている。
敗戦後の問題が解決されずに、現代まで続いていると指摘したシリーズだが、巻を追うごとにその問題意識は薄れていってしまうようだとも。 -
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堂場瞬一『メビウス』河出文庫。
市内の大型書店に行ったら堂場瞬一のサイン本が並んでいたのを見付け、購入。
主人公の下山を始めとする登場人物の全てが42年前からずっと過去を引きずり続ける。最初は下山のかつての仲間が巻き込まれた事件を下山が探偵役となって解決するミステリーかと思ったのだが、ミステリーは下山自身の過去にあった。
1974年10月14日。長嶋茂雄の引退試合と同じ日に過激派による爆破テロ事件が起こる。過激派の次世代のエースと目された下山はその日を境に東京から失踪し、42年もの間、静岡に身を潜める。かつての仲間の危機に42年振りに東京に現れた下山は……
なかなか読ませてくれるのだが