堂場瞬一のレビュー一覧
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題名の通り、鳴沢が父の葬儀のため新潟へ帰り、父の唯一ともいえる未解決事件に取り組む第5巻。
警視庁所属の鳴沢には新潟ではもちろん捜査権がなく、私立探偵の如く事件を追う。手助けしてくれるのは、新潟県警時代の相棒大西海。
時効となったこの事件の真犯人は誰か?
ミステリータッチの展開となるが、途中「まさか」という意外の言葉や、鳴沢の父が一歩踏み出せなかったことなどから、犯人の予想はついてくる。
この捜査をきっかけに、反駁の対象だった父の素顔や本質を見出せた鳴沢は、父を認めることができるようになる。
家族のしがらみを超えた鳴沢の次の課題は、優美と勇樹のアメリカ行き。
アメリカでの鳴沢を見られるのは、第 -
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アドベンチャーレースというスポーツをこの書で知った。
マラソンやトライアスロンに、山道を走るトレイルラン、それにオリエンテーリングを足したような、しかも一昼夜もしくはそれ以上をかけて競い合う極めてハードな競技だとか。
それでいて勝敗を決めるのは、個人ではなくチームというルール。
そんな過酷なレースを実況中継のように、著者は描き出す。
それだけでも立派なスポーツ小説となるが、贅沢にも警察小説もプラスされている。
レースに参加したのは、警察官で構成したチームP。
そのリーダーは、家族を人質に取られ、ある任務を誘拐犯から強要される。チームメートに打ち明けられず苦悩しながら、ゴールを目指す。
有力なラ -
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4.0
チームの続編ですが、8年後くらいの話です。
山城中心の話でしたが、ここまで変わった奴はまぁ居ないよなってレベルの奴です。8年経っても変わってない、と思いきや、人間らしい所がちょいちょい出てきます。無敵の山城もやっぱり人間だったという感じです。元が変わってるだけに、ちょっと人間くさい所があったり、悩んだり、感謝したりという雰囲気がでるだけで、おぉ〜と思ってしまいます。
チームⅢもあるようなので、それも読んでみたいと思います。
堂場さんのスポーツ小説は、他のもこんな感じで男くさいのですかね、、面白いんですけど。
考えてみると登場人物に男しか居ないんですよね。笑 -
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鳴沢了シリーズ第4弾。
不審死を遂げた刑事に、行方不明になった刑事。
この二つの事案の捜索の密命を受けた了。相棒は、いずれ僧侶になるという超変わり種で、巨漢大食いの今敬一郎。
直情径行の了に対し、僧侶っぽい融通無碍の相棒。
見事にコントラストなバディ。この二人にそれぞれ因縁があり、絡んでくるのが、刑事を辞め探偵となった小野寺冴。
やがて見えてくるのは、警察内部の派閥争い。この事件の解決法によっては、派閥争いに油を注ぐだけ。
「拠って立つ柱を失った気分だった。腐った大地の上で生きている自分は腐っていないと言い切れるだろうか」と、思い悩む了。
そんな深刻な事件の本筋とは別に、大食漢の相棒との食事場