堂場瞬一のレビュー一覧

  • 新装版 帰郷 刑事・鳴沢了

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    題名の通り、鳴沢が父の葬儀のため新潟へ帰り、父の唯一ともいえる未解決事件に取り組む第5巻。
    警視庁所属の鳴沢には新潟ではもちろん捜査権がなく、私立探偵の如く事件を追う。手助けしてくれるのは、新潟県警時代の相棒大西海。
    時効となったこの事件の真犯人は誰か?
    ミステリータッチの展開となるが、途中「まさか」という意外の言葉や、鳴沢の父が一歩踏み出せなかったことなどから、犯人の予想はついてくる。
    この捜査をきっかけに、反駁の対象だった父の素顔や本質を見出せた鳴沢は、父を認めることができるようになる。
    家族のしがらみを超えた鳴沢の次の課題は、優美と勇樹のアメリカ行き。
    アメリカでの鳴沢を見られるのは、第

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    2020年08月21日
  • 壊れる心 警視庁犯罪被害者支援課

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    投げ場のない怒りや嘆き悲しみ、加害者も被害者も基本的人権は平等。つまり加害者も人権保護される不条理に落とし所が見つからず苦悩する被害者が....。一線の捜査課とは別に被害者心理をケアする部署の話し。興味深く面白かったですよ。

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    2020年08月16日
  • 八月からの手紙

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     戦後に構想のあった野球の「日本リーグ」創設に向けての動きを追った作品。何となくは聞いたことはあったが、こんな動きがあったとは知らなかった。戦前戦後にアメリカにあった黒人だけの「ニグロリーグ」の存在も初めて知った。やはり、人種差別は根深いと改めて印象づけられる。
     本作は、そんなニグロリーグのスター選手と野球経験のある日系二世の男性との野球を通した交流・友情物語といった内容が主線。戦争が2人の人生に大きな影響を与えており、これも一種の戦争物との捉え方もできる。
     歴史の一端を捉えることができる物語である。

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    2020年08月15日
  • ランニング・ワイルド

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    アドベンチャーレースというスポーツをこの書で知った。
    マラソンやトライアスロンに、山道を走るトレイルラン、それにオリエンテーリングを足したような、しかも一昼夜もしくはそれ以上をかけて競い合う極めてハードな競技だとか。
    それでいて勝敗を決めるのは、個人ではなくチームというルール。
    そんな過酷なレースを実況中継のように、著者は描き出す。
    それだけでも立派なスポーツ小説となるが、贅沢にも警察小説もプラスされている。
    レースに参加したのは、警察官で構成したチームP。
    そのリーダーは、家族を人質に取られ、ある任務を誘拐犯から強要される。チームメートに打ち明けられず苦悩しながら、ゴールを目指す。
    有力なラ

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    2020年08月14日
  • 大延長 堂場瞬一スポーツ小説コレクション

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    高校野球にはこれまでそれほどの関心を持っていなかったが、面白かった!
    確かに、高校野球は本当にあり得ないような展開が起こることがままあるので、この小説もあながちあり得ないとも言い切れない。
    そして、この手の小説は最後の結末を描かずに想像に任されることも多いが、そうでなかったのが嬉しい。
    栗山監督の解説も良い。

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    2020年08月11日
  • ミス・ジャッジ 堂場瞬一スポーツ小説コレクション

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    ネタバレ

    堂場さん2冊目。前はアナザーフェイス(刑事もの)を堪能。スポーツものも書く作家さんなので、野球好きとしては勿論興味を持つ。米国のレッドソックスに渡った投手の橘の1年目の活躍を描く。立ちはだかるのは相手のヤンキースのバッター!ではなく日本人審判の竹本。竹本は橘の先輩で元投手。しかし不運にも大学時・橘のリリーフの際に腕を痛めてプロを諦める。しかし審判で復活するが大リーグで鼻つまみ者。橘に対するジャッジから確執が生まれる。橘の活躍、竹本と対峙するシーン、転落シーンは切なくも楽しめた。次に大延長も積読中。

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    2020年08月12日
  • 大延長 堂場瞬一スポーツ小説コレクション

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    登場人物のそれぞれの視点から、様々な感情が描かれており、引き込まれた。心情変化に着目することでグッと物語に引き込まれた。

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    2020年08月04日
  • 時限捜査

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    堂場作品にしては珍しくアクション性が高く、緊張感のある一冊でした。警察官の内面に焦点を当てるいつもの作風だけじゃなく、たまにはこんなのも良いなと思います。
    機動隊やSATや射撃のオリンピック候補選手など、それぞれの役割でプロ意識を見せるところが格好いい。
    検証捜査の時に生まれた横の繋がりが毎回登場するのですが、少ししか顔を見せない割に肝心なところで事件解決に大きく貢献するところがこのシリーズの見所の1つです。

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    2020年08月02日
  • 新装版 讐雨 刑事・鳴沢了

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    東多摩署に異動した鳴沢。
    爆破テロに巻き込まれる。犯人は幼児殺人の容疑者の釈放を要求する。

    アメリカで事件を知った親友の七瀬や恋人の優美と電話をしたりと仲は良い様子です。

    事件はそれほど複雑な話ではないけど、法律で人を裁くことの限界。ひとを憎むことはいけないと、簡単には言えない世界観。そう言ったものを考えずにはいられませんでした。
    第三者と当事者は考え方が違って当たり前かなと。

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    2020年07月24日
  • 新装版 帰郷 刑事・鳴沢了

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    鳴沢了シリーズの5作目。

    父が亡くなり、その身辺整理のために新潟に戻った了。
    そこで、生前に父が解決出来なかった事件をプライベートで解決することになる。
    事件以外にも生前の父が了名義で残してくれた車の件は、もしかしたらその事件を解決してもらいたいという思いからなのかなと穿った見方をしてみたり。恋人である優美との間にも変化の兆しがあるのかな。

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    2020年07月19日
  • チームⅡ 堂場瞬一スポーツ小説コレクション

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    4.0
    チームの続編ですが、8年後くらいの話です。
    山城中心の話でしたが、ここまで変わった奴はまぁ居ないよなってレベルの奴です。8年経っても変わってない、と思いきや、人間らしい所がちょいちょい出てきます。無敵の山城もやっぱり人間だったという感じです。元が変わってるだけに、ちょっと人間くさい所があったり、悩んだり、感謝したりという雰囲気がでるだけで、おぉ〜と思ってしまいます。
    チームⅢもあるようなので、それも読んでみたいと思います。
    堂場さんのスポーツ小説は、他のもこんな感じで男くさいのですかね、、面白いんですけど。
    考えてみると登場人物に男しか居ないんですよね。笑

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    2020年07月18日
  • 迷路の始まり ラストライン3

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    アナザーフェイスのスピンオフ的な感じから、完全にシリーズ化されたシリーズの3作目です!今回も岩倉刑事を主人公に、所轄内で発生した殺人事件に端を発し、その真相を追い求めるうちに、かなりドデカイ組織が裏で絡んでおり、全貌解明に奔走する展開でしたが、スピーディーな展開で面白かったですし、本シリーズ初の続く的な終わり方が次回作も楽しみになりました!
    また、堂場作品おなじみの大友鉄が登場したり、鳴沢了の話も出てきたりとファン心理をくすぐる内容でした!

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    2020年07月15日
  • 新装版 孤狼 刑事・鳴沢了

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    最後まで振り回される感じですね。
    ただ,それが店舗がよく,500ページ近くありますが,あっという間に読んでしまってしまう展開。
    登場人物の特徴がそれぞれにあって,またその部分もこのストーリーに欠かせないものがあるのかもしれませんねl。

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    2020年07月14日
  • 新装版 讐雨 刑事・鳴沢了

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    さすが堂場瞬一。
    奇想天外なストーリーではあるが、読み進めていくとそれが少しずつリアルに感じられるようになっていく。
    男臭さと、男ならではの切なさが残る作品。

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    2020年07月20日
  • 垂れ込み 警視庁追跡捜査係

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    久々の堂場瞬一。時効が無くなった事件を追う物語。過去を掘り起こすより現在のきっかけから
    展開していくので読みやすいし、登場人物が少なくキャラクターがしっかりしていて良い。
    シリーズはかなり前に読んで記憶も不確かだけれど続けて読まなくても問題なし

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    2020年07月05日
  • 新装版 孤狼 刑事・鳴沢了

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    鳴沢了シリーズ第4弾。
    不審死を遂げた刑事に、行方不明になった刑事。
    この二つの事案の捜索の密命を受けた了。相棒は、いずれ僧侶になるという超変わり種で、巨漢大食いの今敬一郎。
    直情径行の了に対し、僧侶っぽい融通無碍の相棒。
    見事にコントラストなバディ。この二人にそれぞれ因縁があり、絡んでくるのが、刑事を辞め探偵となった小野寺冴。
    やがて見えてくるのは、警察内部の派閥争い。この事件の解決法によっては、派閥争いに油を注ぐだけ。
    「拠って立つ柱を失った気分だった。腐った大地の上で生きている自分は腐っていないと言い切れるだろうか」と、思い悩む了。
    そんな深刻な事件の本筋とは別に、大食漢の相棒との食事場

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    2020年07月03日
  • 脅迫者 警視庁追跡捜査係

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     このシリーズも、そろそろなのか? 今作は、そういう風な雰囲気を感じさせる。大友さんのシリーズも、一足先に締めくくられているし。

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    2020年06月23日
  • ラストライン

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    新シリーズは50歳になるベテラン刑事と交番勤務から所轄に引き上げられたばかりの若い女性刑事。まずは、登場人物紹介の巻って感じかな。蒲田には結構長く住んでたので、個人的には懐かしい。しかし、50歳でちと老け込みすぎ。まだまだ若いやん! 今度(2020/6/29)にテレ東でドラマが放送される予定らしく楽しみだが、村上弘明さんはいくら役者さんが若く見えると云っても年取り過ぎやろ!

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    2020年06月22日
  • 時限捜査

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    タイトルから、あまり高い期待をせずに読み始めたのだが、読み進んでいくうちに、ぐいぐい引きずり込まれていった。
    躍動感があって面白い。
    欲を言えば、犯人の動機や手口がもっと明かされたらよかったのにと思った。

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    2020年06月21日
  • 新装版 孤狼 刑事・鳴沢了

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    行方不明となった刑事の失踪の謎を追いかける。

    今回のパートナーは、実家がお寺の今。最初は食べてばこりの今に呆れる鳴沢だったけど、彼の人柄や刑事としての資質を、物語が進むにつれて感じ始める。
    途中、前作で登場した冴も探偵で登場して、トリオとして活躍していく。今と冴の仲が悪くこれを取り持つ鳴沢の立場も面白い。

    警察組織の内部対立など組織に属する以上は覚悟はしないといけないのかもしれない。刑事の矜持と組織としての体裁。当然、前者を鳴沢たちは選ぶのだけど。

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    2020年06月20日