堂場瞬一のレビュー一覧
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鳴沢了シリーズ第6弾。
前巻の青山署から、この巻では東多摩署に転勤となっている。
冒頭、連続少女誘拐殺人事件の犯人・間島を逮捕した鳴沢たちが、署への帰り道、爆破事件に巻き込まれる。
「事件の方で俺を呼んでいる」と言う、鳴沢の面目躍如?
さらに続く爆破事件。間島の釈放を要求する犯人の正体は、間島の仲間なのか、それとも殺人事件の被害者家族なのか。
捜査は難航し、解決の目途がつかないまま、やがてSNSで警察たたきが始まる。
現代の小説では、やはりSNSに触れないわけにはいかないだろう。
書中、ある刑事が語る。
「法律の枠に入りきらない事件があるのはお前にもわかるよな。それどころか、法律が犯人を守って -
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シリーズ2作目です。
1作目で県警を辞めた了が就職したのは警視庁。親の力ではないかと言われ冷たい視線を浴びる日々。そんな中でも浮かび上がれる日を思いながら、資料室で過去の事件を読み漁る日々。
そんな中で誰もやりたがらないホームレス暴行事件に駆りだされ、それでも事件を任された事で何とかそこから這い上がろうと決意するのでありました。
相棒に選ばれたのは訳アリの美人刑事。何故か敵意をむき出しにする彼女とぶつかり合いながら思いがけない事件に足を踏み込むことに・・・。
前作に引き続き女性との関わりが有り、結構惚れっぽいなこいつというのが、了に対する私の評価であります。
事件は、小さい穴から巨悪に繋がる -
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親子三代続いた刑事の家系の三代目、鳴瀬了を主人公とした警察物ののシリーズ第一弾です。
伝説の刑事の祖父、現在警察署長として勤務する父、そして刑事になったのではなく、刑事に生まれついたと迷いなく言う了。
父と確執はあるも後ろ暗い事は何もない、正義の道を歩いて来たと信じる了の元に次第に集まる不穏な兆候たち。了に何かを隠そうとする父祖父に疑念が湧き始める・・・。
面白味が無い人柄をそのまま突き抜けさせると不思議な魅力とおかしみが浮き上がってくる。そんな融通の利かない了という存在が非常に魅力的。迷いなく刑事の道を突き進んでいながら、不意に訪れる恋に揺さぶられたりと、堂場さんって魅力的な熱血漢を書くの -
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シリーズ8作目。アメリカでの研修を終えて八王子署に赴任した鳴沢。代議士の不審死に違和感を感じて捜査に乗り出す。東京地検特捜部や捜査一課も絡み広がりを見せる結果に。
ジャーナリストの永瀬の家族や永瀬の著書の話も絡んでくる。家族がひとつのテーマの様に思えました。鳴沢自身も3代に渡る刑事の家計だし、永瀬の家も3代に渡るジャーナリストの家計。更に秘密を持ち合わせていることも、ふたりは似た者同士という印象を持ちました。
物語の序盤で今が登場したのが良かったです。もう少し、活躍してもいいのにと思いましたが。そして美優とは、今後どうなっていくのか気になるところです。