【感想・ネタバレ】二度目のノーサイドのレビュー

あらすじ

人気作家、堂場瞬一氏の熱いサラリーマン小説

元実業団ラガーマンの桐生は仕事にも家庭にも中途半端な生活を送っている中年会社員。同点の末、くじ引きで負けた最終試合が忘れられない。そんな時、元マネージャーだった同僚の死を知る。「俺はこのままでいいのか」 スポーツキャスターになった者、田舎で教師になった者、問題のある金融会社に入り、警察に追われている者……。
予算削減による廃部以来、離散していたチームメイトたちと、もう1度あの日の試合に決着をつけるために、連絡を取り始めた桐生。果たして再試合を迎えることはできるのか。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

この本を読むのは4回目。

人生で気持ちが下降気味になると読みたくなる。

せっかくの人生、小さいことや過ぎたことに囚われすぎず、目の前のこと、これからの未来に目を向けて今を生きようと思わせてくれる。

ありがとうございました。

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2024年07月04日

Posted by ブクログ

実業団ラグビーチーム武蔵野電産ラグビー部は不況の影響を受け、廃部になった。
自分たちのラグビーができず同点でのくじ引き負けとなった最後の試合をから5年が経つが、当時選手だった桐生は35歳になった今も中途半端な気持ちが燻り続け、新しい一歩を踏み出せないでいた。
そんな時、当時マネージャーを務めていた石川が亡くなった。
当時のメンバーはそれぞれ別の道を歩んでいたが、葬儀のため5年ぶりに顔を合わせた。
「あの試合、もう一度やってみないか」
あの日と同じ場所、同じメンバーで決着をつける。
桐生は、かつての仲間たちに声をかけ始めるが、それぞれの事情があり拒む者たちを説得できずにいた。
果たして、再試合は叶うのか。
もう一度、本当の自分と向き合い、プライドを取り戻すことができるのか。
ラグビーという固い絆で結ばれた男たちのストーリー。

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2019年03月01日

Posted by ブクログ

廃止になったラグビー実業団チームの元メンバーが、かつての最終試合を再現するため再びチームメイトを集める。

ラグビーという競技を良く知っていれば、もっと楽しめたのだろうなーと思う1冊、でした。

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2012年03月13日

Posted by ブクログ

ラグビーを題材とした堂場瞬一のスポーツ小説。
会社のリストラで廃部となったラグビー部のメンバーが様々な事情を抱えながら、引き分け・抽選負けに終わった5年前の最後の試合の相手との再戦を目指すストーリー。

企業スポーツ部の廃部が続く昨今に通じる内容だが、試合を実現させるまでに重きを置いているため、後半は尻切れ感が残った。作品名の二度目のノーサイドを彼らがどう迎えたのかを描ききって欲しかったとおもう。

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2013年02月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分達の会社が経費削減においてラグビー部を廃部することになり
その最後の試合となった一戦で引き分け、そして抽選で負けた。

5年後一人の仲間の死に集まった彼らはもう1度あの試合を戦いたいと
再戦に向けて動き出す。

主人公の桐生を中心に様々な考えや環境のことなる仲間たちが
集まるが、事情ににより試合に出たくないと考える仲間もいる。
渋る仲間を桐生が説得していく。

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2012年10月12日

Posted by ブクログ

この作者がスポーツ小説を書くとは知らずにいて、偶然知った「チーム」を皮切りにいくつか読んでいる中の一冊。社会人ラグビー引退後もラグビーにかける主人公の情熱があつい。いやあ中年版の青春小説といったとことろでしょうか。

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2011年01月28日

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