あらすじ
捜査一課から地元の武蔵野中央署へと転出した刑事・瀧靖春は、旧友の長崎から姪の恵が行方不明になっていると相談を受ける。市議会議員の選挙運動を手伝っていたという恵の足取りを追う中、瀧は過去に起きていた類似の事件に気づく。この街に巣くう闇とは!?
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
やっぱり堂場瞬一面白い。
失踪から始まりなかなか事件の形を掴むのに苦労していく、そして過去の同じような事件の存在と絡んでくるある人間の存在から一気に方向が向いて行く。
静かな始まりからサスペンス盛り上がっていくのはさすが。
2822冊
今年50冊目
Posted by ブクログ
読み始め。妙に同級生と再会する主人公。定年が近づいていることに気づいてしまった年頃。20才ほどの女性の行方不明事案を暇だから追う展開。若手女性刑事を認めていく過程。少しばかり飽きてきたところに、急転直下の容疑者自宅突入!
この辺りから、ぐわーって読めたが、結末は説明ばかりのお話し。少し残念な感じでした。若手女性刑事のこともいつのまにか忘れてしまってるようでした。
あんまりおすすめできません。
Posted by ブクログ
地元の議員をつとめた父親とは違う職業を選んだ主人公は吉祥寺で生まれ育ち、長年の本部勤めから所轄に希望を出した刑事だ。この街の守護者になりたい。
ある日知人から姪っ子が急に行方不明になったと相談を受け、捜査をはじめた…
杓子定規な若手、わたしは好感持てます。成長楽しみ。
犯人は本筋の合間に見え隠れしていたから、予想はしていたが、実際当たると、あぁ、、となる。このタイプの犯人苦手。
ちょっと引きずり、なかなかレビュー書けなかった。
Posted by ブクログ
堂場瞬一『埋もれた牙』講談社文庫。
次々と警察小説を多作し続ける堂場瞬一は以前から気になっている。これまで何作か読んだのだが、諸手を挙げて絶賛出来る作品は一作も無い。この作品もまたそれほど面白い作品でもなく、警察小説としての体裁を上手く整えているだけとしか思えなかった。
武蔵野中央署の刑事・瀧靖春は同級生から行方不明になった姪の捜索を依頼される。瀧は捜索を進めるうちに過去にも10年毎に同じような行方不明事件が起きていることに気付く。
興味深いテーマなのだが、楽しめる小説までには仕上がっておらず、非常にもったいない。
Posted by ブクログ
いただき本
10年ごとに地方出身の女子大生が失踪。これは偶然なのか、事件なのか。
なんとなくぼんやり、犯人像が浮かびましたが、実は偶然ではなく必然だったのかも?と思うと深い。
Posted by ブクログ
*捜査一課から地元の武蔵野中央署へと転出した刑事・瀧靖春は、旧友の長崎から姪の恵が行方不明になっていると相談を受けた。市議会議員の選挙運動を手伝っていたという恵。その足取りを追う中、瀧は過去に類似の失踪事件が起きていたことに気づく。やがて瀧の捜査にも見えざる圧力がかかりはじめ…*
うーん、面白くないことはなかったけど・・・
かなり早い段階から犯人の予想がついてしまったし、新人女性刑事の人物像もちぐはぐな感じだし、父と息子の心理的駆け引きも落ちて来なかったし、後半はとにかく結論ありきの雑な流れだったし・・・なんだか残念な読後感です。
Posted by ブクログ
普通に面白かった。張り切りすぎる新米刑事の野田あかねに主人公の瀧が仕事を教えていく様子が、一種のお仕事小説としても読めてよかった。意外性などはあまりなかったが。
Posted by ブクログ
失踪した友人の姪を探すうちに、過去の類似事件の絡む大きな事件へと繋がっていく。
結末はどうなるんだと気になって先を読み進めたが、結局最後まで、誰が監禁したのか、どう死に至ったのかなど、具体的なことはわからないまま。。。疑問の残る最後になっていて少し物足りない。
生きて助け出せたことは良かったかな。
Posted by ブクログ
2017.9.10-70
地元吉祥寺日記戻った刑事瀧が、友人長崎の行方不明となった姪を探すことから、父の政治仇の勝村と10年毎に起こる女子大生の失踪事件の関係に迫る。
Posted by ブクログ
堂場さんは渋谷とか鎌倉とかいろんな場所で書いていきますね。『埋もれた牙』は吉祥寺。今度はどこでが楽しみかな。内容はまあ、悪くなければ、良しとしますが。
Posted by ブクログ
もしも恵の捜索を依頼してきたのが瀧の友人でなかったとしたら。
もしも瀧が武蔵野中央署に転属になっていなかったとしたら。
もしも家庭内のごたごたに気をとられて恵の失踪に気づかなかったとしたら。
そう考えると、知らないところで事件が闇に埋もれてしまっていることは案外あるのかもしれない、と考えてしまう。
堂場さんの物語にしては結論ありきのように感じた物語だった。
瀧が願い出て武蔵野中央署にやってきた理由やあかねの人物像も、 ある結末に導くためのように感じてしまった。
瀧の人物像もピリッとしておらず、珍しく中途半端な感じが残る主人公だった。
前半に差し込まれた場面も、唐突に差し込まれていたため犯人に結びつくものだとすぐにわかってしまう。
これがきっと伏線で、犯人に直接関係しているエピソードなのだなと。
どこがと指摘はできないけれど、どことなく雑な感じを受けた。
堂場さんにしては珍しい。
事件も犯人も、社会の中にひっそりと埋め込まれ長い期間にわたって表沙汰にはなっていない。
事件が発覚しなければ、当然犯人も存在しない。
繰り返される犯行の中で、倫理観も罪悪感も徐々に薄れていってしまったのだろうか。
犯人側にどんな事情があろうと、被害者たちには何の関係もない。
誰かの身勝手な幸せのために犠牲になっていい命などない。
牙を隠して平然と生き続けてきた犯人は、瀧によってその姿を陽の下にさらすことになった。
「埋もれた牙」。
けっこう好みのタイトルで思わず購入してしまった物語だった。
Posted by ブクログ
東京、吉祥寺が舞台の小説。ここが犯罪多発地帯でもないため、主人公は新人指導を兼ねて2人で捜査を開始。守護者でありたいと願う瀧の地元ならではの土地鑑と人脈が捜査を前に進めて行く。東京に不案内な私にとって、主人公の目を通した街並みはさながらタウンマップのようでした。そうそう犯罪率も高くないので、続編は無理かなあ...