あらすじ
富山空港での飛行機墜落。事故死した指名手配中の犯人・本井忠介について、村野は単身、捜査を進めていく。さらにもう一人、事故で昏睡状態となっている被害者・黒沢正樹の家族とも連絡がとれない。村野は支援課だけでなく、失踪課の高城に応援を求める。本井の足取りを追う中、村野は事件の裏に15年前の殺人事件が絡んでいることに気づくが……!? <支援課+失踪課+追跡捜査課>警視庁の総力を挙げて挑む、最高の難事件。
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Posted by ブクログ
謎が謎を呼び、少しずつ色んな情報が明らかになるのに謎だらけ。
でも、全部が繋がっていくところはさすがでした。
シリーズ物だけど、丁寧な説明所々あるのでこの物語から読んでも楽しめます。
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事件は複雑に絡み合っていたけど、残された本井一家が前を向けた終わり方がとても良かった。
失踪課の高城賢吾に捜査一課の一之瀬、追跡捜査係と他シリーズの人物も登場して関わりがあるなんと豪華な作品なんだ。まだ未読の追跡捜査係シリーズも楽しみだ。
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読み応え充分。一風変わった複雑さだが、違和感なく読み進められた。登場人物それぞれが役割を過不足なく果たしてたのが作品の良さを一層引き立てたと思う。個人的にこのシリーズは、被害者家族の誰かが警官になるまで続けて欲しい。
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今回の終わり方は、とても良かった。いつもいいとは思ってるが、やはり笑顔で終わるというのはいいもんだ。オールスター集合的な要素もあって楽しめた。
身代わりの空
フリーライターの父が突然殺人犯で指名手配される。
しかしそれは罠にはめられたもの。真相を立場の違う刑事達がジワジワと絞り込み真相をあばく。複雑な事件と人間模様が読み応えあった。
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誤った操作で指名手配されてしまった男が、航空機事故で亡くなった。
航空機事故では他にも偽名で搭乗していた人間がいて大混乱。
関係者を当たるとそこでも亡くなっている人間がいる。
途中は関係が複雑で掴みづらいような感じがしたが、黒幕は1人。
支援課の仕事の枠を越えて翻弄する村野。
よく頑張りました。
ナイスアシストの高城さん、ちょっとの登場なのにきっと盛り上がっているだろう沖田西川コンビ、堂場先生のシリーズ作品好きならお得な作品。
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(2023年11月3日から11月5日にかけて読破)
富山空港近辺に墜落した旅客機事故で、死亡した指名手配犯の本井忠介に、嫌疑に疑いを持った村野秋生は、単独で事件を検証していくが、捜査中に本井の関係者に新たな死者が出る。連鎖する殺人と、15年前に起きた毒殺事件の記憶。なんと、村野ら犯罪被害者支援課に、追跡班の西川と、失踪課室長・高城賢吾までが協力していく。
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失踪課の高城さん、追跡調査の西川、沖田コンビが出てきて、話が退屈しなかった。堂場さんの他のシリーズ読んでいる読者としては嬉しいしワクワクする。
最後は話のスピードが速く一気に読めた。
本井家族との最後も良かったし、高城さんと飲みに行く終わりも良かった。
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警視庁犯罪被害者支援課シリーズ第4弾下巻。
富山にて飛行機事故が発生する。
被害者の中に身元不明人物。
被害者家族を支援しつつ身元不明者の謎を追っていくお話の続き。
下巻では作者の他の刑事シリーズ作品の主役たちが続々登場!
高城氏・一ノ瀬氏・西川氏・沖田氏の登場により読んでいてワクワクどUP。
主人公の村野氏も刑事の顔に戻りつつあり頼もしくなりました。
複雑にみえた事件と飛行機事故の絡みもきちんと解決。
作者の遊び心が見えるおススメの一冊。
(他の刑事シリーズ作品も読み終えていると尚楽しめる)
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著者のシリーズものの主役が、総結集の感がある本作。
旅客機事故での意識不明者は、搭乗者名簿とは別人。
行方不明の本人を探すため、失踪課の高城賢吾と明神愛美が協力すべく登場。相変わらずの明神と高城の掛け合いに、思わずニヤリ。
やがて、15年前の事件が絡んできて、登場するのは追跡調査係の西川と沖田。
捜査本部へは、捜査一課のあの一之瀬が村野に同行。
鳴沢の噂は出てくるし、大友鉄の名前も登場。
他のシリーズの主人公たちを登場させる著者の手法に、読者の賛否は分かれるかもしれない。
読み手としては、完結したシリーズの主役たちが、久しぶりにその元気な姿を見せることは、著者の作品を読む楽しみでもある。
とにかく、深まる謎を追って富山へ東京へと東奔西走する主人公の活躍に、一気読み間違いなしの傑作。
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失踪課、追跡調査課、さらには捜一の一之瀬も登場し、みんなけっこう関わって動く。高城さん、懐かしいよね。名前だけだが、鳴沢や大友も登場。なかなか面白かったけど、最後がちょっと駆け込んだ感じは受けた。
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★★★★★ 心が動いた名著。何度も読み返したい
★★★★☆ 暇な時に読み返したい
★★★☆☆ 読み返しはないが面白かった
★★☆☆☆ 面白くなかった
★☆☆☆☆ 同上
Posted by ブクログ
はじめての堂場瞬一作品。
なぜか新刊コーナーにあり、手に取ってみた本。
事件の関係者がたくさん出てきて複雑!
でも、最後はスピード感良く読むことができた。
なにより、最後に本井忠介の思いが遺族に伝わってよかった。
村野さんも好きな感じですが、高城さんが気になる。
そちらのシリーズを読んでから、また支援課シリーズに帰ってこようかな。
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旅客機事故で死亡した指名手配の本井捜査をするうちに新たな死者が出た15年前の事件と関連し指名手配の本井は無実になり家族は安心して今からの人生が送られる
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めちゃくちゃよく考えられてるストーリーだし、たくさん登場人物いるのに一人ひとりのキャラは立ってるし、村野の仕事に対する価値観とか、いろいろ面白い。ただちょっと中だるみしたかも。
Posted by ブクログ
飛行機墜落事故から、事件や登場人物が広がり絡み合って、村野も読者も混乱していくが、読みやすいので最後まで読みきれた。
重大な冤罪が、少しさらっと描かれているのはもやもやするが、家族が前を向いているので救われる。
Posted by ブクログ
身元不明者の捜査に関わりながらも、本井の足取りも辿る日々を続ける村野。
あまりの謎の多さに疲れも見え始める。
そんな中、登場するのが、堂場シリーズの失踪課の高城や追跡捜査係の西川、沖田。一之瀬。
名前だけだと大友や鳴沢も…
事件は複雑化したけれど、彼らの協力もあり真相が明らかになっていく。
上下巻に渡るも、結構サクサクと読めた。
シリーズものを多くもつ作家の強みも強く出ていた気がする。
2019.10.22
Posted by ブクログ
堂場瞬一を初めて読んだけども、他シリーズに出ているのであろう方々が登場。高城さん好きなので読んでみたい。
最初の飛行機事故のスケールと比べると終わりはちょっと呆気なくというか、複雑すぎて小さく見える感はある。でも面白かった!ストレスなく読み進められる文章。
Posted by ブクログ
後半は堂場作品オールスターを期待させつつも結局は名前だけの登場が多く、少し残念でした。
久し振りに鳴沢さんに登場して欲しかったな。
肝心の事件は、人の関係が多少ややこしいものの、作品のボリュームの割に呆気なく解決した印象。冤罪問題への対応の過程を放置したまま爽やかに終わるのも、犯罪被害者支援としては中途半端な気がする。
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3月-7。3.5点。
意識不明者の意識が戻り、謎が謎を呼ぶ。
一方で、別の殺人も見つかり、複雑な事件に。
高城、追跡捜査西川・沖田、ルーキー一之瀬と、
堂場瞬一オールスターズの様相に。
真相も、あーそーなのね、という感じ。
まあまあかな。
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聞き込みに訪れたホテルに目指す人物が泊っている、という設定は少し甘いような気がするが、とにかく事件は解決する。
事件解決が被害者支援課の本来業務ではないが、そのことによって村野を得難い経験をし、自分の居場所を見つけたと実感する。
Posted by ブクログ
シリーズ第4弾。
富山で起きた航空機墜落事故。被害者が多数出ると予想された為、犯罪被害者が支援課のメンバーも富山へ。
死者は多数いるものの、大きな混乱もなく、物語の主題は身元不明の死亡者へと移っていく。偽名で搭乗していた人物は実は指名手配犯。その事件の背景を追ううちに様々な事件が絡んで、かなり複雑な話に…
うーん、話は面白いし、自分の本来の仕事を外れて捜査をしてしまう主人公たちがこの作家さんの良さなんだろうけど、ちょっと展開が強引過ぎるようなイメージが始終付きまとう。
シリーズが完結している失踪課の高城が出てくるまでは、サービスと受け取れるが、まだ継続中の一課の一之瀬、追跡係の西川&沖田、名前だけだけど大友、そして鳴沢まで登場してしまうのは、どうしたものか?
オールスターと喜ぶ読者さんも多いが、元々登場人物を作品の中でクロスさせる手法を取っている作家さんならともかく、きちんと個々の作品の魅力に惹かれ、それぞれのシリーズを楽しみにしている私には手詰まり感にしか感じられなかった。しかも、肝心の飛行機事故の原因は明確にならないまま。他の遺族の方はどうなったのだろう?
ページ数の割には、疑問点の残る作品。