【感想・ネタバレ】不信の鎖 警視庁犯罪被害者支援課6のレビュー

あらすじ

<警視庁犯罪被害者支援課――犯罪被害者の家族などの心の支援を行うセクション>ブラック企業として知られるハウスメーカー社長の娘が殺害された、二年前の事件。意外な犯人の自供で捜査が急展開するなか、怒りを爆発させる被害者の父・大崎と村野は再度向き合う。執拗に取材を続ける記者と部下の不審な接触。悪名高き男は守られるべきか? 疑念が支援課の根幹を揺さぶる。<文庫書下ろし>

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

仕事上、嫌でもやらなきゃいけないことある。人間的にどうなの?って思っても接しないといけない。
まさに公務員側の感覚で、心の持ち方も教わった気がしました。
事件のことも気になったけど、被害者と接する村野さんの心理描写が刺さりました。

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2024年03月20日

Posted by ブクログ

新しい文庫本なので、仔細は余り述べられないと思うのだが…「意外な事実」が主人公の村野達が懸命に対応しようとした中で少しずつ明らかになるという物語…
「答えは無い」という主人公達の任務…そういう「らしい」という感じが前面に出ているような本作だ…

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2019年08月14日

購入済み

不信の鎖

人としての芯の本質のようなものを考えさせられた。
人を傷つける事をなんとも思わずにいた人間が被害者、または被害者家族になった時も助けるために手を差し伸べるのか?自業自得の結果。自分がしてきた事が周り回って自分に帰ってきたら結果だ!と思ってしまう。警察に支援課が存在するならば…警察が処理した案件に対しての被害者だけ守られて、それ未満の被害者は守られない。と言うことか。

#シュール

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2025年09月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

途中で犯人わかってしまったけれど…
まぁ楽しめたかな。
でも支援課からはみ出しすぎて話の作りがよくわからなくなってしまってる。
ちょっと無理があると言うか…

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2022年08月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読んでいるだけでイラっとする大崎。
長住は初出からやる気がなかったが、最後は仲間として活躍するのかと思っていたら…もうこれっきりなのだろうか。
ちょっと性格が変わって戻ってきたらいいのに。

やっぱり何だかんだで主人公が犯人逮捕の瞬間に絡んでくるところが痛快。

今回のタイトルはあまりピンとこなかった。

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2022年07月09日

Posted by ブクログ

 堂場瞬一は、謎解きではなく、作品世界全体で読ませる。ミステリーのベストテンには入ることはないかもしれないが、普通の本好きには何より心強い存在だ。

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2021年05月04日

Posted by ブクログ

なかなか興味深かった。支援課としてのジレンマの中で葛藤しつつ行動する主人公を上手く描いていたと思う。こういう相手に我慢強く対応するのは非常に難しいだろう。とうとう爆弾の長住が爆発してしまった。悪い意味で一花咲かせてしまったな。

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2019年10月31日

Posted by ブクログ

所謂警察小説から一歩置いた、犯罪被害者に焦点を当てた意欲的なこのシリーズ。
犯罪被害者とは、弱者というのが通念だが、今回はそんな通念を覆す人物が対象となる。
過去に犯罪すれすれの悪事をやってきた人物で、接するたびに怒り狂い、傲慢で、村野は神経を逆なでされる。
それでも、支援課は支援しなければいけないのか。
支援課の異端者は、「悪人が犯罪被害者になったらどうするのか。例えばマル暴の幹部の家族がひどい事件に巻き込まれた時も、面倒を見る必要があるのか」と、迫る。
守るべき価値のない人間もいると、村野は同意しながらも、
「事件に巻き込まれた瞬間、そういう人も犯罪被害者になる。うちが対応すべき対象となる」と、言い切る。
村野のこの仕事に対する決意と、犯罪被害者支援課の意義を問う今作。

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2019年09月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

物語の結末がではなく、感情移入してしまいもやもやする結末だった。

被害者家族を守ると言えば聞こえはいいが、その人が加害者に近い人だったら、善人とは言えない人だったら守る価値はあるのか。

この仕事に価値があるのかと問われ続けている一冊だった。

1世代で作り上げた会社を継ぐのは誰か。
身内での殺し合い。
被害者家族であり、加害者家族であり、被害者。
どこに視点を置くべきかむずかしかった。

長住さんは戻ってくるのか。

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2025年11月19日

Posted by ブクログ

黒い噂のある人間でも守らなければいけない。なぜなら事件が起きたら犯罪被害者に変わりはないから。でも世間からは叩かれそう。今回も犯罪被害者支援課の立場の大変さを感じた話だった。
それにしても長住……。私は彼が変わって、今後のシリーズで戻ってくることを期待したい。

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2024年08月04日

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★★★★★ 心が動いた名著。何度も読み返したい
★★★★☆ 暇な時に読み返したい
★★★☆☆ 読み返しはないが面白かった
★★☆☆☆ 面白くなかった
★☆☆☆☆ 同上

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2023年07月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

支援課シリーズ第6弾。
今回の支援者は、ブラック企業と名高い会社の社長。
傲慢で気性も荒い。
2年前に娘が殺害され、今回別の事件で逮捕された犯人がその犯人だと自供したことで、また関わりを持つことになる。
しかし、いくら被害者家族でも、なかなか苦労する相手である。
担当する村野も何度も怒鳴られる始末。
しかし、この事件にはただでは済まない裏が見え隠れする。
支援課の中も荒れる…

2023.5.2

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2023年05月03日

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ハウスメーカー社長には2人の子供がいて長女が殺されそれを支持したのが長男であリ後継者争い 欠陥住宅を建てられた支援課の職員ジャーナリストの父親もこのハウスメーカーに勤めておりワンマンな社長の下で辛い思いをし自殺をしてしまうその2人が連絡を取り合い社長に思い知らせる為連絡を取るが支援課職員は左遷されるしジャーナリストもいずれ仕事辞めてしまうだろうそんな社長でも支援しないといけない支援か

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2021年05月12日

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どんな場合でも犯罪被害者に寄り添う姿勢は立派だけれど、ここまで居丈高な人には誰かが分からせてあげることも必要だと思う。
長住も然り。こんな舐めた態度を許しておくべきではない。
事件そのものより登場人物の不愉快さが作品の足を引っ張っています。

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2021年02月23日

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ストーリーはそんなハマらなかったけど、もうこのチームに愛着がわきすぎて、とにかくこのシリーズを読むのが楽しい。

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2020年12月21日

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犯罪被害者支援課シリーズ。
犯罪被害者とその家族が、支援すべき人間なのか…迷いと疑問の中、読み進めるのだが、あまり感情移入出来ないまま読み終わってしまった。

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2020年05月02日

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10月-15。3.5点。
被害者支援課第6弾。
ワンマン経営者の娘が、2年前に殺害される。
偶然に自供をはじめた犯人。経営者の介入が凄く、苦労する支援課。

後半でなんとなく黒幕がわかる。
次作も期待。

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2019年10月28日

Posted by ブクログ

お気に入りのシリーズなのだが今回はイマイチ入り込めなかった。このシリーズに限ったことではないが捜査部門でない警官が主人公の場合、結局は捜査に加わることになりなんとなく半端な立ち位置になってしまうのが残念。

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2019年09月09日

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