あらすじ
都内で通り魔事件が発生。
現場に偶然居合わせたのは、追跡捜査係の沖田。
沖田はいったい、誰を、何の事件を追っていたのか。
村野は不審を抱きながらも、被害者支援に奔走する。
そして、村野に転機が訪れ――。
大人気シリーズ第8弾!<文庫書下ろし>
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
むちゃくちゃ面白かった。多分シリーズで一番。沖田が好きってのもあるけど。事件の展開も面白いし、西原との関係性も、引っ張りすぎなところもあるけど村野の無骨さが伝わってきていい。視点が入れ替わるのもこのシリーズではなかなかなくて最初戸惑ったけど、今回の話には適してたと思う。
チェンジ
色々な思惑の人が交差して起こす事件にただ巻き込まれた被害者は自分に起きた悲劇や理不尽さに怒りと悲しみに占領されてしまうだろう。それでも警察は加害者と被害者の因果関係を探り、更なる被害者に傷をつけていく。調べる警察は偏った見方をしないで真実を掘り起こさなければならない…ある意味仕方のない事なのだろう。…でも、、被害者が何をしたというのか?警察が万人を疑うのは仕方ないにしても、、言葉は傷をつけたり傷を治す事もあります。
最後、村野さんが愛さんにプロポーズ出来て私の胸の支えが取れました
Posted by ブクログ
東新宿で発生した通り魔事件は、偶然なのか支援課と追跡捜査課のというより沖田刑事と村野の個人的な合同捜査になってゆく。
更に大友刑事まで合流して、シーズン1の完結に相応しい豪華な内容でした。
シーズン2になると支援課の体制が進化すると共に、村野と愛の関係も進化するのかな。
Posted by ブクログ
読み応え十分。
村野さんの変化はラストライン4から見えていた。
そして本作。どちらのシリーズを読んでいるのか分からなくなるくらい
追跡捜査係が活躍(笑)
帯にある「感動の完結」かどうかは置いといて
次のフェーズへの期待は大きい。
みんなが村野さんを想っていて、暖かい。
Posted by ブクログ
シーズン1完結。支援課としての色は薄いなと思いながら読み進んだけど読み終わってみると良い終わり方だったんじゃないかな。内容としても事件の裏側が入念に練られていて楽しめた。シーズン2は柿谷が主役になるのかな?
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警視庁犯罪被害者支援課シリーズ第8弾。
支援課主人公村野と追跡捜査係沖田の2人が中心となって通り魔事件を解決するお話。
沖田の追う過去の大きな事件と村野の関わる現在の通り魔事件の2つの事件に関わる関係者の数が多めです。
誰がどちらの事件に関わっているのかを整理しながらしっかり読み込むことをおススメします。
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沖田がステキです。このシリーズはほとんど読んでいます、今回は西川さんが少しでしたが2人のやり取りもいいですね。村野さんと元彼女が幸せになって欲しい。少し近付いた気がします色々と回りの人達の関わりが面白い。
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最近は複数シリーズの主役を総動員してなんとか持ち堪えてる感じでストーリーには物足りなさを感じる。前作から貼られていた伏線にファンなら気づいたはずで最後に結実したのは嬉しい。
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被害者支援課シリーズのシーズン1完結とのこと。と云う事はまた新たに続くってことか。まあ、ちょっとマンネリ化してるからなあ。今回は追跡捜査課の沖田目線も多く、これもいいような悪いような・・・
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堂場さんの作品はシリーズを越えて主人公がコラボする事があり、それぞれの作品を読んでいるとめちゃくちゃテンションが上がるのだ。残念ながら私はまだ追跡捜査係を読んだ事がないので、次はそちらへ行こうと思う。勿論このシリーズのシーズン2も絶対に読む!
Posted by ブクログ
警視庁犯罪被害者支援課8。
シーズン1完結とある。
その完結に相応しく?追跡捜査課の沖田や大友鉄も登場する豪華さ。
ただ、少々ややこしい事件となる。
そして、足の手術を受けるために渡米することにした愛と村野の今後はいかに?!
シーズン1からシーズン2もあり得るということなのか?
シリーズの終わりはやっぱり寂しい。
2024.7.25
Posted by ブクログ
通り魔事件の現場に駆け付けた支援課・村野は、捜査一課追跡捜査係の沖田が被害者から乱暴に話を聴こうとしているのに遭遇する。迷宮入り事件の再捜査が仕事の沖田が現場にいた理由とは? シーズン1完結。
警察小説のシリーズ物が多い堂場瞬一。本作は読んだことのあるシリーズかと思ったら初見だった。他のシリーズで主役を張った人物たちが多く登場しているらしく、それは描き方からも窺えた。堂場の警察小説ファンは楽しめたのだろう。同年同月に発売された続編らしき作品があるので、読んでみることにする。
(Ⅽ)
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01月-12。3.5点。
被害者支援課第八弾。かつての強盗殺人の容疑者が、通り魔の被害者に。しかもその元容疑者は追跡捜査係の沖田が追っていた。。。
沖田、大友鉄、村野と途中から、どのシリーズかなという感じ。でも、一区切り付いた終わり方が良かったと思う。
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もともと、著者の小説には他のシリーズの主人公たちが顔を出すことが度々あったが、それを売りにした今回のコラボシリーズ第3弾。
通り魔事件が発生し、被害者支援課が出向く。
被害者の一人は、8年前の事件の容疑者で、追跡捜査係の沖田が追っていた。
意識不明の容疑者から事情聴取したい沖田と、被害者を守ろうとする村野。
時には対立するが、刑事課に復帰している大友鉄も加わり、事件の解明に当たり、3者そろい踏みとなる。
しかし、意識不明の被害者=容疑者を巡ってだらだらと続き、ダメージ気味の村野とともに454頁も費やす必要があるのだろうか。
題名にもなっている「チェンジ」の出来事を記す最終の数頁が肝で、それまでの頁は単なる前振りに思えてしまう。
このシリーズ、女性刑事が主人公のシーズン2が始まるようで、期待してもいいだろうか。
Posted by ブクログ
犯罪被害者支援課シリーズ8作目にして、今年に入ってから続いていたコラボシリーズの第3弾。
今回は追跡捜査課の沖田とのコラボ。
東新宿で起きた通り魔事件。
男性一人が重傷を負い、村野は彼を担当することに。
しかし、その男性は追跡捜査課の沖田が8年前に起きた未解決の強盗殺人の関係者として、追っていた男性だったことから、村野と沖田は衝突する。
被害者として守りたい村野と、事件の関係者として話をしたい沖田は最初は衝突するものも、通り魔事件の特捜の動きが強引なことから、協力して、事件の真実に迫るうちに、どんどん不都合な過去の真実が明るみになる。
一方、常に村野と協力関係だった元恋人の愛は新たな医療技術を求めて、アメリカで手術を受けることに。
支援課内でも、不穏な雰囲気を感じていた村野には、愛の件も含めて、新たな転機が迫っていた。
このコラボシリーズ。
軸となるシリーズより、コラボしている方がたくさん出て来るので、沖田の話もあり、大友の出番も多く、そして支援課や村野の転機、これを通り魔事件と8年前の未解決事件を含めて書いているので、何を主軸で書きたいのか、イマイチ理解出来ない。
支援課がこれで一旦終わるようなので、いろいろ書きたかったんだろうが、最近この風呂敷を広げ過ぎて、事件の動機がかき消されてしまうパターンが多い気がする。
SNSの普及で、当初描いてきた「被害者支援」だけではどうにもならなくなり、新シリーズに突入するのだろうが、まとめるならば、シリーズ単独で終わって欲しかった。
今回の被害者がずっと面会謝絶で、本来の村野の良さもあまり描かれておらず、ちょっと残念。
しかも、もうすでに新シリーズが発売されていたのには、ちょっとがっかり…少しは溜めてもいいのではないだろうか。