あらすじ
行方不明者を捜す専門部署として、警視庁に設立された失踪人捜査課――実態は厄介者が寄せ集められたお荷物部署。ある事件により全てを失い酒浸りになった刑事・高城賢吾が配属される。着任早々、結婚を間近に控え、なぜか失踪した青年の事件が持ちこまれるが……。待望の新シリーズ!
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高城さんの最初のお話
大きな傷がある刑事がどう生きていくのか
同じ境遇の人を救う課に配属されるという酷な人事のように見えて、彼を迎え入れる組織や仲間たちの言動はとてもよかった
警察小説としての事件の解決だけじゃなく
高城さんの人生を描くシリーズに期待が高まる
失踪した彼の過去は不運続きで、彼が悪いと言い切れないものだった
就職に失敗し、就職出来たと思えば悪徳商法
彼の運の無さ、優しさ故の今が可哀想だった
結婚という転機を控えていたが、彼の良心が過去を見逃すことを許さず
婚約者を傷つけることになったのは、もっといいやり方があったのではと思うところもあった
高城さんの作る失踪課
失踪課全員の活躍に期待する
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失踪人を探す課へ、転属になった主人公。
最初は、結婚式を前にいなくなった婚約者を探して欲しい。という依頼を受け、捜索することに。
しかし、失踪人を探すだけのことが、大きな事件へと変わっていきます。
これ、ここと繋がりがあるんじゃないの?とソワソワしながら読んでいたらやっとつながり、やったぁ。と、思ったり。
普通ならソワソワは、早く気がつけ!のイライラになるのに、そうならなかったのが作者さんの力じゃないかと思います。
イッキ読みでした。
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これはシリーズの第一作目なのかな。メンバーも個性派揃い。どんどん読みますよぉー!
面白かった。ブラック会社、社会の歪み、そして警察内部の階層。
これからも楽しみ!♥️
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厄介者が集められたお荷物部署で実態は書類を右から左へ流したり
データーベースに情報を打ち込んだり、相談に来る人たちの話を
適当に聞き流すというマスコミ対策に作られたような部署。
そんな部署を室長の阿比留真弓は捜査する部署にするために
高城賢吾を引っ張って来る
失踪課のメンバーの個性が極端すぎるのでついていけない感がありますが
これからの高城とのからみに期待したいですねぇ〜
私は堂場シリーズの鳴沢了や真崎薫より人物として高城賢吾が1番好き
です。
酒びたりで心にトラウマを抱える高城が除〃に刑事根性を
取り戻し有能な捜査員だった頃に戻るようになるのか
これから楽しみです。
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感想
失踪課。現実には絶対にあり得ない課だな。事件にならないと警察は動いてくれないから。
しかし、尻上がりにスピード感が増していく展開は楽しめた。やっぱり主人公は何処か影がある方が読み手も感情移入しやすいのか。娘が行方不明になり、妻と離婚して酒浸りの生活だった高城も事件の進展と共に自分を取り戻す姿や良し!
あらすじ
警視庁失踪課は、失踪届などを主に処理するところで文章の整理が主な業務で警察署のやる気のない人が集められた部署である。室長の真弓は、手柄を挙げるべく、今はロートルで酒浸りの高城警部と、玉突き人事で赴任した愛美に、失踪人の詳しい調査をするように依頼する。
高城と愛美は、結婚間近で失踪した赤石という男を追い、会社や友人に聞き込みを行う。赤石が連絡を取っていた福永という人物に辿り着き、彼が世間を騒がせた健康食品詐欺グループの一員と分かり、事件の可能性が高まる。その後、福永の遺体が発見され、元JHAという健康食品詐欺絡みで殺された人は二人となった。赤石もJHAで働いていたと思われ、行方を追う。
やがて、JHAが暴力団が絡んでいたことが分かり、JHA社員の繋がりから、赤石の居場所を突き止める。
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【警視庁失踪課シリーズ第1作目】
堂場さんの「警視庁追跡捜査係」と「アナザーフェイス」シリーズに時々でては気になっていた警視庁失踪課。
アナザーフェイスが完結してしまったので、警視庁失踪課を読み始めた。
登場人物が多そうで、ついていけないかもと思いつつ、他シリーズと同じように読み進めれば理解し、読みごたえに変わっていくだろうと気楽に読む。
都知事の孫(当時19歳)が予備校帰りに行方不明となったが、家出と判断され捜査は積極的に行われなかった。間もなく孫の遺体が発見された。
そのせいで厳しい批判がされ、対外的につくられた「失踪人捜査課」。行方不明者を探す部署。
ヘビースモーカーで、ほぼ毎晩「角」を愛飲しては二日酔いに悩まされる高城。自身も7年前に一人娘の綾奈(当時7歳)が失踪しまだ見つけられていない。
手柄を上げて再び刑事部本流の捜査一課に返り咲く野心を持っている室長の真弓。
捜査一課に栄転する予定だったが、失踪課に配属になってしまった愛美。
狭心症の発作で倒れたことがあるベテラン刑事の法月。
元プロ野球選手で子ども4人もいる醍醐。
派手な顔立ちの美人で、キャリア官僚の娘である舞。
いつもおどおどしている森田。
翠という女性と義母が失踪課を訪れ、婚約者・赤石透が失踪したと相談に来た。
赤石は翠と出会う前、就職に失敗し1年間ネットカフェ難民生活をし、さらに1年間の空白の期間があって、今の会社である派遣会社に勤めいている。その派遣会社の同僚の翠は社内恋愛で結婚するのだが、婚約者赤石と出会う前の彼のことは知らない。
失踪課が捜査を始めると、数年前に警察が逮捕できなかったインチキな健康食品を詐欺まがいで売る会社と関わっていたことが判明。
赤石を無事に見つけるべく、失踪課が奔走する。
堂場さんの刑事シリーズもの。やっぱり読み応えがある。
また楽しみが増えた。
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堂場瞬一さん、あっちゃこっちゃのシリーズ読み散らかしているので、じっくりきちんとシリーズの最初から読んでみようかと「失踪課・高城賢吾」から。
面白かった。ほんと、じわ.じわと心開く明神愛美、並行するように高城の脇を固める元同僚達…最後は誰も傷つけない堂場さんらしさにほっとするなぁ。
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シリーズ第一弾、10作あるからまだまだ楽しめる。45歳の主人公高城賢吾がどのように立ち直っていくか見届けたい。相棒となるのは27歳、明神愛美。2人の関係も事件を解決する度に良くなっていく気がする。登場する面々の描写から映像化するなら誰かな、などと考えてしまう。渋谷の街並みや電車の路線など自分でも思い浮かべながら読めてまた面白い。
沢村一樹でTVドラマ化されていたようだ…
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大変面白く読ませていただきました やはり失踪事案だけでは無く 様々事件が 絡んで より面白くされてます 常套手段では有りましたが読者としては面白いです
with out traceは以前見てましたが 内容は余り覚えてません
Posted by ブクログ
すげー地味だけど、話の店舗がよくて面白い。
意外とあとを引いて、ズルズルと読み続けてしまう。
そんでもって、続きが気になって止められない。
話の運びがうまいなぁ。
TV放映されたみたいだからTV版も見てみたいと思た。
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面白かった。主人公の引きずる影がだんだん明らかになるのも良かったし、ツンデレかなと思えばいつまで経ってもデレない相棒女性刑事も良かった。それと対比すると失踪課の同僚がその他大勢すぎるほどに。失踪から始まって事件に繋がるのはなかなかおもしろかったけど、ちょっと都合いいなって思った。特にお金落としたお婆さん。でも全体的には満足で、続編読みます。
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失踪人を探す警察官のハナシ。シリーズ一作目。
主人公は娘が失踪し、離婚もして酒に溺れていた刑事。失踪人課に異動してきたところから物語ははじまる。
ストーリー展開は早くはないけど、捜査の進む感じも見事で読んでいて面白かった。
福助の部署にまたがる事件の真相が明らかになっていくところなど、いいです。
続きも読みたい。
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行方不明者を捜す専門部署として、警視庁に設立された失踪人捜査課に配属された高城賢吾。彼は娘の失踪にからんで離婚し、酒浸りの生活を送っていた。
その彼が、結婚直前で失踪した男を捜す過程で刑事として再生していく。
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ここからあのTVシリーズを創出した方達に感心する。ここまで違うというのは。TVは面白かった。この小説も素晴らしい。堂場ワールドとして。TVは、堂場さんの世界ではなかったな、今思うと。
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やっぱりこの方の文章は読みやすいです。
このシリーズが始まったとき、ちょうどアメリカドラマの"Without a Trace"のシリーズを追っていたので、勝手なんですけど「失踪人捜索…かぶるなぁ」って手を出さなかったのを覚えてます。
でも日が経ってこちらも年齢重ねて読むことになってちょうど良かったと思います。
失踪課のメンツがこれからどう嚙み合っていくのか、シリーズ全体、今のところは様子見です。
あと最後の「人間は、働くように遺伝子を刷り込まれてるんだ」はちょっとわかります。
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比較的テンポの良く、どんどん事件の闇の深さが増してくる展開は、読み手を飽きさせずに引き付けてくれる。
途中余りにも強引じゃないかなという設定のエピソードもあるが、まあ許容範囲かなと。
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なぜかシリーズ第2弾だけ家にあったので、第1弾から読んでみる。
クセのあるキャラクターが集まっていて楽しい。
結構ページ数あるな、と思っていたけど、さくさく読めてしまった。
途中から絶対に1課の案件と絡んでいる!と思い、読むスピードがあがった。
赤石さんは、本当にいい人で良かったけど、良い人だからこそ、こういう事件に巻き込まれてしまったのね…
全シリーズ読みたいな!
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再読本です。新設された警視庁失踪人捜査課に配属された高城警部。シリーズ物です。前回は順不同で読み始めたのですが、今回は順を追って読むことにしました。捜査の進行とともに、刑事として徐々に再生していく姿に心を動かされます。タイトルの「蝕罪」と、贖罪のそれぞれの意味を確認し改めて強く納得。
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警視庁失踪課・高城賢吾 シリーズ第1弾
その名の通り、失踪人を探す部署のお話。
しかし、実態はお荷物になった警察官を詰め込み、データベース化をさせているような腐った職場だった。
やる気のない捜査員ばかりの所に、室長の阿比留捜査官と娘が行方不明になり、家族が崩壊し酒におぼれた高城警部、所轄のとばっちりを食った明神巡査部長が配属されてくる。
ある失踪人の捜査を通して、高城、明神とも段々とエンジンがかかって、事件の真相に迫るが、事件は健康食品詐欺の事件と絡んでゆく。
鳴沢刑事と違って、暗く思い過去を持つ高城刑事が、段々と自分の生きる道は刑事しかないことに気付いていき、それに女性巡査部長の明神が呼応していく様が良い。
シリーズものなので、先を読ませたくなるような書き方です。
今後期待です。
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行方不明者を捜す専門部署として、警視庁に設立された失踪人捜査課ー実態は厄介者が寄せ集められたお荷物部署。ある事件により全てを失い酒浸りになった刑事・高城賢吾が配属される。着任早々、結婚を間近に控え、なぜか失踪した青年の事件が持ちこまれるが…。
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高城賢吾。鳴沢了とはまた違った刑事だ。鳴沢了には、読み始めて早い段階で惚れてしまいそうになったけど、果たして高城は??まぁ、まだシリーズ一作目ですから、今後に期待します。
失踪課室長の阿比留真弓、この女性のイメージは 天海祐希さんっぽくて好きです。
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著者のシリーズでは、初期の部類だが初読み。
過去を抱えた酔いどれ主人公が、失踪者を探す話は、ハードボイルドの定番であり、たいがいは私立探偵が単独行動するパターン。
しかし、この作品では主人公は警察官であり、主にチームで事件処理にあたる。
主人公の属する失踪課の班員の個性も興味深く、今後それぞれが活躍しそうで、このシリーズ続けて読みたくなった。
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警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ第1作。
警視庁に設立された失踪人捜査課に、高城賢吾警部と明神愛美巡査部長が異動してくる。コンビを組んだふたりは時にぶつかりながら行方不明者の捜索に当たっていき……。
主人公はアルコール依存症のくたびれた中年男。心に大きな傷を抱えた彼が、二日酔いに苦しみながらも新しい職場で少しずつやる気を取り戻していく。同じ部署で働く個性的なメンバーもそれぞれいわくありげで、今後どのように作品にからんでくるのか楽しみ。
Posted by ブクログ
2016/02/01 - 2016/02/15
行方不明者を捜す専門部署として、警視庁に設立された失踪人捜査課―実態は厄介者が寄せ集められたお荷物部署。ある事件により全てを失い酒浸りになった刑事・高城賢吾が配属される。着任早々、結婚を間近に控え、なぜか失踪した青年の事件が持ちこまれるが…。待望の新シリーズ、書き下ろしで登場。
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久し振りの刑事物。
何年か前に鳴沢シリーズにハマっていて読み漁っていました。
今回は失踪人捜査課という課にいる酒びたりの刑事を中心とした話。
鳴沢シリーズの様に色恋沙汰がある訳ではなく、もっと無骨な感じの刑事物。
突然行方不明となった一人の男性を捜査していると
ある犯罪に関わっている事がわかってくるのですが、
どんでん返しのようなものも特になく、流れ通りに話が進んでいきます。
1巻目にして既に闇が深そうな主人公だなぁと。
シリーズの持つ雰囲気は掴めたので
次の巻もサクッと読んでいきます。
Posted by ブクログ
警視庁失踪課、高城賢吾シリーズの第一段。
訳あって捜査一課より、失踪課へ異動した高城の初仕事となった失踪者の捜索は思わぬ展開に。
失踪課は問題児の集まりと言われているが…
刑事物はハラハラドキドキがたまらない!
2013.11.10