あらすじ
ラグビーにおける「フルハウス」とは、一試合で同じ選手が、トライ、コンバージョンゴール、ペナルティゴール、ドロップゴールをすべて決めることを言う。本書は、日本人として初めてニュージーランド代表チームのオールブラックス入りしたラガーマン、早見剛大の物語である。2027年ラグビー・ワールドカップ、プール戦でオールブラックスは日本代表とぶつかる。かつて日本で一緒にプレーしていた仲間との激突! ラガーマンの孤独、友情、絆、葛藤……。自らもラガーマンであった著者が、そのラグビー愛のすべてを込めて書き上げた究極のラグビー小説。堂場瞬一スポーツ小説の頂点とも言うべき傑作!
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Posted by ブクログ
日本人のスタンドオフが世界最強ラグビーチームのニュージーランド代表オールブラックスのメンバーに選ばれる。
主人公が取材に応じないという妙なひねりが気になるが、試合のシーンは描写が巧みで、眼で見てる気分になる。ラグビーのルールを知らない人はどれだけ理解できるのかな?
Posted by ブクログ
堂場瞬一のスポーツ小説という事で期待し過ぎたのか、ラグビーがイマイチ分からなかった事もあるのか自分には思ったより面白く無かった。
ストーリーも盛り上がりが少なく感じました。
Posted by ブクログ
堂場さんのラグビー物は久々。正直面白いんだけど、登場人物がくせ者でめんどくさい。もっと素直なキャラでもいいんじゃないのって思ってしまった・・・
Posted by ブクログ
経験者の知識・体験に基づくラグビーの本質・深淵を汲んだ上での小説なので、特に細部の描写が素晴らしく、ラグビーのシーンは目に浮かぶような素晴らしさ。だが、ストーリ自体が結構安易で、主人公の早見の魅力のなさは致命的。周辺人物の魅力がたっぷり健在している分、余計に色褪せる。こんな人物がオールブラックスに仲間入りできるとは思えず。また何故最後までマスコミを遠ざけるかの真意が全くわからず、プロスポーツが見世物であることが理解できれば、マスコミコメントは必要不可欠な義務であるはず。ここに拘った背景が理解できない。細部が優れているだけに非常に勿体無い。。