堂場瞬一のレビュー一覧
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ネタバレ読み終えて1番最初に思ったことは
『永井さん〜〜〜!?』
だった
検証捜査で組まれたチームの中で
無茶をするのは神谷の専売特許かと思いきや
永井さんもだった
物語は永井が拉致されたことから始まる
舞台はフランス
永井は凛を連れ、フランスにICPOという組織を発足させていた
凛が永井の救出のため捜査を始めた頃、日本では神谷、桜内、皆川が東京に集められていた
神谷たちは検証捜査で描かれた神奈川県警の闇と再度対峙することとなった
殺された元警察官は、現職の神奈川県警と繋がっておりロシアの組織とビジネスを行っていた
ビジネスの中の末端の駒が逮捕された事で元警察官は殺された
…これがどうフランスでの永井拉致と繋がるのか
全て仕組まれたことで永井はロシアの組織の1人をスパイに仕立て、自分自身で組織に潜入し、スパイとの人質交換という形で帰還した
感想は冒頭
なんて無茶な計画を立てたのか
もちろん永井だけが真相を知っており、掌で転がされていた神谷は激怒
怒りの中には私情も含まれていたのではないか
重要なことはぼかされたまま命に従うのは、神谷らしくないなと思ったがどんな社会でもあるあるだなと思った
神谷と凛の関係は距離が遠くなった分、精神的な感覚ではすごく近しいものになったように思えた
お互いの仕事への尊敬と信頼は強く描かれ、親愛は微かに感じさせる
作品の緊迫感は損なわない恋愛表現が素晴らしい
チームとしてバランスの取れたいいチームで、このチームで取り組む作品をまた読みたいと思う
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Posted by ブクログ
アパートの一室に、捜査1課刑事・堀本の遺体が。
遺体の手には『鳴沢了』と書かれたメモが。
同じ頃、ひとりの刑事・戸田が行方不明に。
特命で行方不明になった戸田の捜索を命じられた鳴沢。
巨漢で大食いの相棒・今とともに行方を追う鳴沢。
そして、鳴沢の前に、刑事を辞し、探偵となった、元相棒、小野寺冴が。
背後には警視庁『十日会』が絡む不正が…
さまざまな妨害、脅迫が…
優美、勇気にも危険が迫る。
巨悪に立ち向かう鳴沢。
『鳴沢了はひとりではない』
相棒・今、刑事を辞し、探偵となった冴、警視庁の横山…
正義を貫く鳴沢。
が、父との確執は溶けないのか…
『どんな手を使ってでも徹底的にやれ』
父の想いは届いたのか…
正義は最後に勝つ。
父との関係はどうなるのか…
優美との関係は…
鳴沢は刑事を辞めることにはならないんだろうか…
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ネタバレ 購入済み
は〜読み終えた…
同時に別の刑事ミステリを読んでたこともあり、ガンさんの女性部下に対するコンプラ意識や教育姿勢、研究者も注目する記憶力、そして長年の刑事の勘という頼もしさにこんな上司欲しい…という感想しか出なくなった -
Posted by ブクログ
好評を博したシリーズの流れを受け継ぎながらも「新たな展開」ということで、作中のメインになる出来事に対し、主人公の個人的な事柄も巧みに配され、なかなかに面白い。
<犯罪被害者対策課>というシリーズが在った。文庫本で8作が登場しているシリーズだ。(全部読んでいる…)本作はその続篇、新展開と位置付けられている。
<犯罪被害者対策課>は「警察官」が活躍するが、捜査員ということになる「刑事部」に所属している警察官ではない。彼らは「総務部」に所属している。事故や事件の被害者、被害者遺族に関連する様々な対応を担うのがこの<犯罪被害者対策課>である。
<犯罪被害者対策課>では、将来を嘱望された刑事であった村野が、休日に巻き込まれた事故で大怪我を負ったた経過を踏まえ、負傷から復帰の際に<犯罪被害者対策課>へ異動を希望し、担当としての業務に勤しむ様子が描かれる。その活動の中から、事件の意外な事柄が判るというようなことも多々在る。また同じ作者の他のシリーズに、「何やらやって来た“支援課”の人間」として村野が現れて、当該シリーズの劇中人物と絡むことも色々と在った。
何かの事件に関しては、被害者側の家族等への対応という事も在るが、加害者側の家族等への対応という事も在る。場合によっては、被害者家族と思っていれば、実は加害者家族という場合も全く無いではない。身近な人が犯罪等に何らかの形で関わる羽目になってしまった人達全般について、可能な支援をしなければなるまいという考え方が出て来て、<総合支援課>という機構が新たに立ち上げられた。
本作はこの<総合支援課>が登場し、こういうことの担当者として密かに期待されていた、捜査一課から異動した女性警察官の柿谷晶が活動を始める。
発足したばかりの<総合支援課>は、総務係、広報係、第一係、第二係が在って、<犯罪被害者対策課>よりも機構は拡充している。現場対応は第一係、第二係が適宜分担ということになっている。柿谷晶は第一係に配属である。
新年度に入ったばかりの4月初め、妙な事件が伝わって来た。都立高校としては「三本の指に…」という評価が高い進学校で、生徒同士が争い、一方が他方を刃物と見受けられるモノで刺殺に及んだという。刺された生徒は死亡しており、刺したとされる生徒は逮捕されている。
<総合支援課>の第一係が扱う最初の事案は、この高校の事件ということになった。柿谷は少年課から異動して来た女性警察官の秦と一緒に、事件を扱っている所轄署へ足を運ぶ。
様々な事件の「被害者」または「被害者家族」に関する対応は<犯罪被害者対策課>で積み重ねられた経験が在る。が、「加害者家族」ということになると、誰も知らない事柄となる。所轄署を訪ねた柿谷は、刺殺された生徒の家族対応、被害者家族対応は署の担当者が取り組んでいるので支援課は無用とされたことを受け「それでは…」と加害者側、刺したとされる生徒の家庭の様子を視ることとした。
「そう言えば誰もやったことが無い?」に懸命に取組む中、柿谷は意外な事実に行き当たることとなる。「そういうことだったか…」という話しだ。
因みに…<犯罪被害者対策課>シリーズの村野も<総合支援課>の総務係に居る。如何いう出番?それは本作で確かめるべきであろう。
本作は明確にシリーズを意図した作品であろう。「続き…」が多少気になるような内容も織り込まれていると思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『駒』対『駒』
今作の主人公は島村
シリーズ1作目から
周りがよく見え、立ち回りが大人
上にも下にも慕われる大ベテランという好印象だったが
指揮官としての振る舞いもあっぱれだった
事件は首謀者死亡、実際に事件を起こす『駒』だけが残るという
駒の人間たちには何とも可哀想な事件
ドローンでの挑発、立て篭もり、銀行強盗
『銀行強盗です』の連絡にはつい笑ってしまった
やると思ったと
先が読めた訳ではなく、何かまだ起きるというわくわくした気持ちだったと思う
島村側の『駒』、下倉という巡査長もすごく面白い
アスリートとして、府警の看板のような扱いを不服に感じているが、それに対する反発心ではなくただ自分が全うしたい事に忠実に意見する姿がかっこいい
やはり生きた指揮官がいる方が強い
有能な『駒』が集まった方が強い
そんな試合だった
気になる事が多い終わり方だったが
興味が無い訳ではなく、どっちだっていい
島村の日を跨いだ瞬間からの引き際の良さを見習いたい