堂場瞬一のレビュー一覧

  • 水を打つ(上)

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    ネタバレ

    オリンピックを目指す水泳選手たちと、水着メーカーの人たちの話。
    周りに敵しかいない小泉の今後がとても気になる。

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    2024年09月12日
  • 沈黙の終わり(下)

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     「新聞記者魂」の何たるかを教えられた作品でした。
     隠れたネタを掘り起こしたのは、一見偶然のように見えますが、記者の拘りと記者魂が引き寄せた必然であると思ったのは私だけでしょうか。
     定年退職前のベテラン記者松島と新鋭の古山に通じる信念に心が強く踊りました。

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    2024年09月10日
  • アナザーフェイス

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    王道の警察小説。シンプルだけどソコがまた良かった。2年前に妻を亡くし、小学2年の息子を育てるシングルファーザーのテツ。子育てのため、刑事としての一線を退いていたが、男児誘拐時間で一時的に復帰することに。息子と変わらない年齢の被害者とその親に寄り添う優しさと、かつて敏腕刑事と言われた鋭い洞察力で一度は取り逃した犯人を探し出す。イケメンだけどキャラクターとしてのインパクトは弱めなテツと、熱血刑事タイプの柴のコンビも良い。息子も大事だけど、刑事としての仕事も忘れられない。その板挟みに悩みながら、今後どんな子育てをしていくのか。そして、仕事の間の息子を託すクセあり義母との関係性など、楽しみなシリーズを

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    2024年09月09日
  • 水を打つ(下)

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    ネタバレ

    堂場さんの本は希望の持てる終わり方をするのでとてもよい。
    小泉が最後の最後でリレーメンバーに打ち解けた場面は涙が出てしまった。

    2011年に東京オリンピックのことを書いている。
    まさか、その当時、東京オリンピックが緊急事態宣言下で行われるだなんて想像もしなかっただろう。
    コロナが無ければ、この本のようなにぎやかな大会になったんだろうな。

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    2024年09月08日
  • 沃野の刑事

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    2024.07.26
    1970年生まれ、現在53歳の私にとっていろいろ考えさせられる一冊。
    まず自分の生まれたころについて「いま」読むことが新鮮。
    例えば、タバコの立ち込める煙と匂いが全編に漂っている社会、家庭、組織は2024年のいま完全に遠くなった。
    例えば、土曜日の位置付け。
    半ドンは私にはわかるが週休2日が当たり前の世代には?だろうなあと思う。
    例えば、定年は55歳、だから、53歳の主人公たちには、ゴールはすぐそこに。
    今は65歳、それまで年金もでないから働かざるをえない。
    次に53歳のときに「考える」ことについて非常に考えさせられる。これまでに属してきた組織、自分のいずれについても「あ

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    2024年07月26日
  • 20

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     ノーヒットノーランを20人の視点で描いた小説ですが、一人ひとりに違うドラマがあり大変読み応えのある面白い小説でした。また、「焔TheFlame」に登場した人物の人生の歩みが感じられ、現実のような特別な思いに浸ってしまいました。続編「21」、「22」があれば読みたいものです。

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    2024年07月13日
  • ヒート

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    仕組まれたマラソンレースに歯向かう2人のアスリート。一人は天才ランナー山城。もう一人は安定した力はあるが、優勝するまでの力はない甲本。甲本は山城のかませ犬となるべくペースメーカーとなることを承諾する。この2人を取り巻く陸上界の暗部も描かれる一方、人情論的浪花節的な監督・コーチも控え、人間関係がたまらなく魅力あるものとなっている。
    「チーム」シリーズを読み、「キング」を読んだ最後にこの小説を読んだ。学連選抜のチームメートも説得役として出てきており、オールスター勢揃いといったところ。
    もともと箱根駅伝関連の小説を読もうと思ったのがきっかけでズルズルハマってしまった。
    駅伝を愛する者、スポーツを愛す

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    2024年07月01日
  • ヒート

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    ネタバレ

     天才ランナー山城に世界記録を出させるという目的のためだけに新設された東海道マラソン。
     それに反発し途中棄権してやろうと目論む山城。
     ペースメーカーとして雇われたことに鬱屈している甲本。
     そんな二人が、30キロ地点を過ぎても走りをやめなかったことから展開されていく熱血ドラマ。
     山城が求めていたのは、風よけでも電子掲示板でもスピードコース(彼にとってはぜんぶムダな甘やかし)でもなく、底力を振り絞って本気で競い合えるライバルだったのだ、て構図がたまらなく(・∀・)イイネ!!
     その意味では汚れ役に徹した音無も(結果として)最高の仕事をしたわけだ。最後の最後に途轍もないご褒美を二人から受け取

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    2024年06月25日
  • 10 -ten- 俺たちのキックオフ 堂場瞬一スポーツ小説コレクション

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    (2015/10/1)
    2009年に出版されたラグビー小説が、文庫になって登場。
    舞台は大学ラグビー。
    リーグ戦3連覇中の大学の監督が突然倒れた。
    監督の息子は4年でSOでキャプテンで日本代表。
    その監督の高校時代の教え子がHCから次の監督に。

    元監督の息子と新監督がラグビーに対する考え方で闘う。
    息子は父の戦い方を踏襲したつもりだったが、
    新監督は元監督が本当にやりたいラグビーを知っていた、、、。

    というところだろうか。

    2009年のラグビーはこんなに古かっただろうか。
    敵陣に入ったペナルティでハイパントを選ぶ。
    今はそんなラグビーは考えられない。
    タッチに蹴出すか、PGを狙う。そのど

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    2024年06月18日
  • 沈黙の終わり(下)

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    女児殺害・行方不明事件を軸に、男の友情、先輩後輩の絆、男の生き様、権力との戦いなど、多くの要素が詰め込まれていた。事件の謎を解きつつ、それに関わる人間模様が秀逸だった。最初からずっと、先が気になって読むことを止められないほどおもしろかった。

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    2024年06月13日
  • 沈黙の終わり(上)

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    著者の作品が多く出版されているため、どれかを読みたいと思いつつも、どれがおすすめなのかがわからずにいた。
    書店で、「二十年掛けて築き上げたことが、ここで一つの形となった」と記載されている帯がついた本作品を見つけ、これは間違いないだろうと推測し、購入にいたった。
    実際内容は当たりであった。多くの「点」が散りばめられ、それが「線」となっていく。上巻だけでは、まだまだ話が進んでいないので、下巻を読むのが楽しみである。

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    2024年06月08日
  • 沈黙の終わり(下)

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    と、最後はこうなりますよねー^_^小説の世界、ミステリーの世界、現実の世界、あらゆるどこの世界でも政治家はクズばかりです^_^警察までもが信用をなくしちゃいます。ほんとに政治家は、クズ以外なにものでもない。
    最後の1ページがよかった…
    僕も定年まで、現場で頑張ろうと再確認した一冊でした^_^

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    2024年05月23日
  • 罪の年輪 ラストライン6

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    ネタバレ

    面白かった!

    普段はストップをかけるガンさんが自分の思考にハマっていくのが珍しい。

    加害者に同情してしまう結末だった。
    学生運動で騙され、家族を辱められ、ずっと苦しかっただろう。
    被害者が殺されて良かったとは思わないが、穏やかな最期は迎えられなくて当然だとは思う。
    気持ち悪い嗜好で理解できない。

    このシリーズ通して描かれるガンさんの人生。
    以前の作品の感想でも書いた気がするが、こんなにも作中の人物が生きている感覚になる作品はないと思う。

    あと10年。楽しみ。

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    2024年05月10日
  • 闇の叫び アナザーフェイス9

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    ネタバレ

    大友さんと優斗君2人の人生を見せてもらったシリーズで、完結の寂しさと2人の絆に胸がいっぱいになった。

    優斗君は子供と思えないくらいの器量があって
    溢すことなく父からの愛を受け取って
    大友さん自身も同僚・上司・義母皆に愛されつつ、彼の変わらない芯の強さが大友家を築いていたと思うと素敵な家族で、心からこの家族の幸せを願いたくなった。

    父親からの虐待を受けて育った男が教師となり、虐待を受ける子供からの相談に乗り、制裁を加える。

    自己を裁きを与える者と思い込んだ悲しい生い立ちの男の話。

    大友さんは自分と重ねて考えており、感情的な面もあったが人間らしくてよかった。
    人間が崩壊する紙一重を感じる作

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    2024年04月27日
  • 守護者の傷

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    以前に読んだ県警の守護神: 警務部監察課訟務係と類似した、警察訟務係を扱った小説。
    だが、小説としては「守護者の傷」の方が緻密で予測できない展開は一日の長があった。
    違法取調べで敗訴した神奈川県県警は訟務係が控訴の準備をするが、捜査一課上尾刑事に隠された何かがある気配から、警察内部の隠蔽された事実へと水沼加穂留は調査をしてゆく。
    警察内部の権力からの捜査妨害、なかなか出てこないある組織の謎、そして長年の因習との闘い。
    堂場瞬一ならではの警察小説の面白さを楽しめた。

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    2024年04月08日
  • 愚者の連鎖 アナザーフェイス7

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    ネタバレ

    タイトルが全て
    愚者が集まって同情してしまう面もあったが、なんとも…。
    愚者と言わざるような集団だった。

    強盗の犯人として捕まったチンピラの末端。
    彼女を守るため黙秘を続けていたが、
    大友さんの手腕が発揮され仏に。
    強盗の他に死体遺棄を自供し、
    死体遺棄…殺したのは?
    と深掘りしていくうちに見えてくる周辺。

    普段と違う後山が気になりつつも、今回も同期3人で解決。
    後山さんが違った訳。
    彼の選んだ未来が大友さんと同じもので人間らしい一面で、明るいものであって欲しいと願う気持ちで終わった。

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    2024年04月07日
  • 刑事の枷

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    刑事物の小説としても面白い。
    プラス最初から最後まで1行も書かれていない影山の心が読み終えた後に浮かんでくる。
    お金を出して買って良かった一冊

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    2024年03月20日
  • 不信の鎖 警視庁犯罪被害者支援課6

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    仕事上、嫌でもやらなきゃいけないことある。人間的にどうなの?って思っても接しないといけない。
    まさに公務員側の感覚で、心の持ち方も教わった気がしました。
    事件のことも気になったけど、被害者と接する村野さんの心理描写が刺さりました。

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    2024年03月20日
  • 身代わりの空(下) 警視庁犯罪被害者支援課4

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    謎が謎を呼び、少しずつ色んな情報が明らかになるのに謎だらけ。
    でも、全部が繋がっていくところはさすがでした。
    シリーズ物だけど、丁寧な説明所々あるのでこの物語から読んでも楽しめます。

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    2024年03月20日
  • 身代わりの空(上) 警視庁犯罪被害者支援課4

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    謎が謎を呼び、少しずつ色んな情報が明らかになるのに謎だらけ。
    でも、全部が繋がっていくところはさすがでした。
    シリーズ物だけど、丁寧な説明所々あるのでこの物語から読んでも楽しめます。

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    2024年03月20日