堂場瞬一のレビュー一覧

  • 沈黙の終わり(下)
    正直、最後のまとめ方にちょっと不満は残るけど、それでも最後まで楽しく一気に読ませてもらった。しかし、いくらなんでもこの犯人を野放しにするって云うのはちょっとないな。ただ、こういう風に動く連中がいるって云うのは残念ながら真実味がある。文春砲だけでなく、実際の新聞社も忖度なしでどんどん真実をオープンにし...続きを読む
  • 沈黙の終わり(上)
    堂場さんの新聞記者物は久しぶりかな。出足から結構面白くて、久々に読むのを止められなくなる。しかし、犯罪が超悪質なのに、隠蔽??? いくらなんでもやり過ぎなような気もするんだが、後半どう進むかとても楽しみ
  • バビロンの秘文字(下)
    最後まで緊張感が緩むことのない面白い作品でした。
    全く素人の鷹見さんに対して各国の警察やCIAがここまで協力的なのは小説ならではの演出だとしても、彼の行動力や駆け引きはまさにヒーローです。
    登場人物たちに細かい点を突っ込めばキリがありませんがそんな事はさておいて、古代のロマンとアクションの世界にどっ...続きを読む
  • ピットフォール
    読み始めて、何これ? 1959年のNYの私立探偵???
    だったんだけど、嵌まった。まさにピットフォールに落ちたわ。まあ、私が推理小説に入った入口が翻訳物ミステリーで、ハードボイルドも初期にしっかり読んだ人間だからしら。いや、好きだわ、この世界。時代設定も、ハメットやチャンドラー、スピレーンなどを彷彿...続きを読む
  • バビロンの秘文字(上)
    国家を持たない民族であるラガーン人が伝承を根拠に4500年の時を経て独立国家建立を目指す。
    ラガーン人の穏健派と過激派の対立、アメリカとロシアの思惑などが絡み合い、ハリウッドのスパイ映画さながらのアクションエンターテイメントです。
    展開が全く読めないまま下巻へ。
  • 紙魚の手帖Vol.01
    こちらは、創刊第1号に敬意を表して購入。
    今月は財布のひもがゆるゆる。
    なんといっても、ビストロ・パ・マルの最新作が読めるのが楽しみ♪
  • 沈黙の終わり(下)
    上巻で広げた風呂敷を萎ませることなく最後まで走り抜けてもらって面白かった。新聞記者としての矜持と誇りを持ちながらやりきった2人に胸が打たれた。若者の勢いとベテランの経験に2人の情熱が合わさって解決できたのかなと思う。登場人物それぞれが過不足なく役割を果たしている点も良かったように思う。
  • チェンジ 警視庁犯罪被害者支援課8
    むちゃくちゃ面白かった。多分シリーズで一番。沖田が好きってのもあるけど。事件の展開も面白いし、西原との関係性も、引っ張りすぎなところもあるけど村野の無骨さが伝わってきていい。視点が入れ替わるのもこのシリーズではなかなかなくて最初戸惑ったけど、今回の話には適してたと思う。
  • 敗者の嘘 アナザーフェイス2
    刑事総務課大友鉄。
    第二弾。
    容疑者が自殺して、同級生の弁護士が真犯人だと自主。
    ラストは大どんでん返し!
  • チーム2 堂場瞬一スポーツ小説コレクション
    前作の舞台から7年後の物語。このシリーズ、ストーリーもベタベタなんですが、ランニング愛好者にはたまらないレースの臨場感が伝わってきて楽しめます。シリーズ読破してしまうな、これは。
  • 沈黙の終わり(下)
     こういう解決はちょっと安直に感じる人がいるかも。
     ただ、これはそこではなく、松島の人物像をこそ読む本なんだろう。
  • バビロンの秘文字(上)
    頭の中で、大画面の映像が!タフな主人公は阿部寛で バビロン 秘文字 砂漠の民
    爆破 カーチェイス 行方不明の恋人!
    血がたぎる!
    血圧上がる!

    時々必要な薬です。

  • バビロンの秘文字(下)
    原宿には、怪しい外人がウヨウヨいるのね、ステキ!
    味わって読みたいのに、イッキ飲みしてしまった、喉越し最高!

    何かね~このワクワク感が、血流に良い気がするのよね。

  • 宴の前
    酷く「野暮かもしれない…」とも想いながら、古く『宴のあと』という小説が在ったことも思い出さざるを得なくなってしまうことを御伝えすべきであろうか。『宴のあと』という色々な意味で知られている感の作品が「知事選挙」に題材を求めているのだが、本作も「知事選挙」に題材を求めている。

    本作は「とある県」を舞台...続きを読む
  • ピットフォール
    久々にアタリや。
    堂場瞬一君、やったね。
    なんと心地良い読み応え。交わされる会話も、ハードボイルドの極地やんか。かと言って、大沢君みたいに端折りすぎて何言ってるのかよう分からん事もなく、読者も一緒について行けるレベルや。
    このシリーズの続編早よ出してや
  • 沈黙の終わり(下)
    ストーリ自体は目新しさのないものだったが、死語になりつつある社会部の文屋魂を、定年間際のベテラン記者と地方デスクの若手記者のコンビで見事に描き出している。何と言っても犯人自殺でスクープがボツになる局面からの大逆転が見もの。読後もスッキリさせてくれる。勿論行方不明の少女たちや家族のことが書かれていない...続きを読む
  • 蝕罪 警視庁失踪課・高城賢吾
    失踪人を探す課へ、転属になった主人公。

    最初は、結婚式を前にいなくなった婚約者を探して欲しい。という依頼を受け、捜索することに。

    しかし、失踪人を探すだけのことが、大きな事件へと変わっていきます。

    これ、ここと繋がりがあるんじゃないの?とソワソワしながら読んでいたらやっとつながり、やっ...続きを読む
  • 大延長 堂場瞬一スポーツ小説コレクション
    堂場さんの野球小説2冊目。甲子園決勝戦が再試合。甲子園常連校VS初出場校。2校の対比によって初出場校を応援したくなる。両校の監督は同級生で、強豪校の監督は高圧的・学生を犬以下の扱いをする。一方、初出場校は学生主導の野球。初出場校の投手が膝を負傷しているのを知り、バント攻撃を指示、投手を破滅に至らしめ...続きを読む
  • 割れた誇り ラストライン2
    裁判で完全無罪となったのに、まだ犯人扱いされ、そして事件が起こる。
    内容としてはとても重い話でしたが、あっという間に読んでしまいました。
    岩倉刑事と実里はこれからどうなるのでしょうか?
    それも楽しみです。
  • 沈黙の終わり(下)
    後半になってさて犯人は誰なのか?事件ごとにそれぞれ犯人は違うのか俄然面白くなってきた。架空の世界だから面白い。上下巻合わせて一週間楽しめた。