堂場瞬一のレビュー一覧

  • チーム2 堂場瞬一スポーツ小説コレクション
    ヒートからの続編でした。前作でデットヒートを繰り広げた甲本も加えて、いつものメンバーが集まり山城をサポートする。山城には不思議な魅力があると改めて気づかされました。
  • 牽制 警視庁失踪課・高城賢吾
    イッキ読みでした。

    ドラフト1位で指名された高校生が失踪したと、失踪課に依頼が来ます。

    彼はなんでいなくなったのか?

    いなくなっている間に、高校生の野球賭博の話とか出てきて、失踪中の高校生が関わっているのではないか?となってきます。

    未来がある高校生なので、その未来を壊さないように...続きを読む
  • チーム2 堂場瞬一スポーツ小説コレクション
    まず、はじめに読む順番を間違えていたことに途中で気が付いた。順番的にはキング、チーム、ヒート、チームⅡの順だった。読んでいて途中で気が付いたが止める訳にもいかず、最後まで読んだ。結果、すごく面白かったので、順番はどこから読んでもとりあえず楽しめるようで良かった。

    走っている間の、心理描写や葛藤など...続きを読む
  • BOSS 堂場瞬一スポーツ小説コレクション
    MLBでは2020年11月にマイアミ·マーリンズで女性GMが誕生。2021年には日本人メジャーリーガーがMVPを獲得!
    フィクションのような話が現実になってきています。
    次は日本人GM!というのは実現するのか?
  • 複合捜査
    今作の舞台となる組織はNESU
    主人公は若林祐
    俺が全てだと言わんばかりの傲慢さ
    ついていきたくない上司No.1

    検証捜査から始まるシリーズとしての主人公は桜内省吾
    今作でも落ち着いてストッパー役、緩衝材
    心労が絶えないポジション

    喧嘩、放火、薬物、殺人、テロと
    これでもかという程の事件が次々と...続きを読む
  • 0 ZERO
    今迄の作風とは全く違っていた。一つの問題作となるだろう。作中の盗作問題と当時の時代背景60年70年代安保の時代、そして真実を知った後の文筆家としてそれを評伝として世に出す事の葛藤。堂場氏としては一風変わった作風となっていた。著者でなければ気がつかない業界のこともよく出ていて面白かった。
  • 壊れる心 警視庁犯罪被害者支援課
    巻き添えで亡くなった子供の親は、どこに怒りを持って行けばいいのか。どんなことがあっても相手は許せない。結局、犯人は金か!
  • 裂壊 警視庁失踪課・高城賢吾
    失踪課の査察の日が迫る中、主人公の上司が失踪してしまいます。

    同時に、女子大学生の失踪届も出され、自分の上司とその女子大生の繋がりがあきらかになり、上司と女子大学生の探索が始まります。

    上司のプライバシーを全然知らず。(この事件で少しずつ明らかになっていく感じです)そして、査察までに何とか...続きを読む
  • 0 ZERO
    堂場の刑事の本を読んで来たが刑事が一度も出て来ない作品 亡くなった大作家岩佐の息子から操作を依頼され
    出版助成編集者と同郷の作家が「未発表原稿」を探す内に事件を感じた。終わりは何か心の中に仕舞い込んだ2人すっきりしない終わり方 、この箱のような物語を開けなければ良かったと感じた堂場さんの本では珍...続きを読む
  • 検証捜査
    物語の中のミステリーは
    ・事件の真相
    ・主人公神谷の現在に至るきっかけの事件について
    ・他登場人物の背景(特に永井、保井)

    物語前半は
    過去を引きずる神谷の考え方・言動がすごくいらつく
    神谷の言葉に都度反応してしまう保井の気持ちが分かる。
    神谷は沸点が低いのか、正義感が強いのか「あーあ…」という印...続きを読む
  • 警察回りの夏(メディア三部作)
    大人の都合で子供が犠牲になる嫌な事件
    そこに他の大人の都合がからまっていく、
    警察も絡んでの誤報 だれが加害者でだれが被害者なのか…なんだか最後までゾワゾワする

    それにしても 暑い夏だったのね。
  • ボーダーズ
    堂場さんの作品が好きなので
    評価は偏っている

    堂場作品は私の解釈では
    次々と事件が起こるが、何一つ解決しない
    それが最後に一気に繋がる
    主人公と同じ目線で焦燥感を味わえる
    そんな印象

    事件は立て篭り・殺人から始まって
    闇サイト、公安内部と展開していく

    SCU所属の八神は普通の人
    読み進めていく...続きを読む
  • 時効の果て 警視庁追跡捜査係
    ラストラインシリーズとのコラボらしい。机上の西川と足の沖田のコンビではなく西川とラストラインシリーズのガンさんとのコンビ。31年前の時効になったバラバラ殺人事件を追う。時効のになった事件の結末はどうなるのか気になりながらのラストシーンは最高。次はラストラインシリーズの『骨を追え』よも♪
  • ピーク
    この作者が何本も展開している“シリーズ”ということでもない、独立の篇ということになる小説だ。
    物語は地方裁判所の法廷から起こる。
    永尾は新聞社の社会部で“遊軍記者”という形で仕事をしている。刑事裁判の傍聴に訪れていた。被告の竹藤は元プロ野球選手である。この竹藤が赤坂の飲食店で、包丁を使って刺殺事件を...続きを読む
  • ボーダーズ
    作中世界で事件が発生して、警察関係者が色々と動いて、事件が如何なって行くのかという顛末が綴られるというのが、この種の小説の“御約束”だ。本作もその“御約束”に則っているのだが、登場する警察関係者がやや変則的だ。架空の部署なのだと思うが、「所管すべき部署が曖昧と見受けられる事案を取り扱うべく設けられた...続きを読む
  • ラスト・コード
    守るのは偽りのない組織と正義感
    刑事と公安、それに各省庁、特に外務などが絡むと日本の警察機能はむやむやになるのは日本の特徴だ。外向けの顔(外交の良好関係)を保持したいばかりに見ぬふりをし自己地位保持に必死になるのだ。縦割り、横割り社会の不備は至る所で噴出するが、正義感を持って、断固たる姿勢で素早く、...続きを読む
  • 漂泊 警視庁失踪課・高城賢吾
    今までのこのシリーズは、後半から事件に進展があって盛り上がる感じでしたが、今回は最初から目が離せませんでした。

    打ち上げの帰りに、主人公の相棒にあたる女性が、ビル火災に巻き込まれるところから事件が始まります。

    登場人物の作家さんの心境がよく書かれていて、作者さんも経験したことがあるのかな?...続きを読む
  • チェンジ 警視庁犯罪被害者支援課8
    面白いに決まってました。みなさん素敵で、誰を贔屓にするか迷ってしまいます。
    こういうコラボみたいな作品は、たまにやってほしいです。
  • 紙魚の手帖Vol.01
    近藤史恵さんのパ・マルシリーズは、コロナ禍のパ・マルを描いた、今を感じる作品。今回は志村さんが主役かな?
    蝉かえるで数々の賞を受賞した、櫻田智也さんのエリサワシリーズは相変わらず丁寧な表現で、狩猟について何も知らない私でも、情景を思い浮かべつつ、なるほどなるほど…と細かい知識を得ることができた。ただ...続きを読む
  • 幻の旗の下に
    幻の昭和15年東京オリンピックの代替として「紀元二千六百年奉祝東亜競技大会」が開催されたことは知っていた。歴史評価としては政治・戦争利用された大会ではあるが、開催までのスポーツ関係者の並大抵でない努力を、小説という形式にしろ読者の多い堂場氏が上梓されたことに大変な意義がある。本書はハワイの日系人野球...続きを読む