堂場瞬一のレビュー一覧

  • ヒート

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    「チーム」も読んでいて、風を感じたが
    この「ヒート」は、さらに躍動感と
    刻一刻と変わる心情が、ランナーの感じる
    風と共に素晴らしい描写である。
    山城と甲本のそれぞれの心境が
    どういう結末になるのか
    ワクワクすると同時にドキドキさせられ
    42.195キロひとときも目が離せない
    魅惑の渦に飲み込まれる。
    最高にいい小説でした。

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    2025年04月04日
  • 裂壊 警視庁失踪課・高城賢吾

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    警視庁の架空の部署である失踪課に所属して活動する高城警部が主要視点人物となり、一人称の語りのように綴られているこのシリーズである。シリーズ各作品には、探偵が活躍する所謂“ハードボイルド”を想起させる雰囲気も漂う。
    身に降りかかった事件を乗り越え難く、酒浸りのようになってしまい、何年も無為に過ごした感の高城警部が失踪課に異動したという辺りから始まったシリーズであるが、本作はこのシリーズの第5作ということになる。
    本作の物語は梅雨時の或る月曜日から木曜日という感じの物語になっている。
    高城警部は頭が上がらない存在である元上司に呼ばれて会食をする。席上、高城警部が渋谷中央署に間借りする失踪課第三方面

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    2025年04月03日
  • 漂泊 警視庁失踪課・高城賢吾

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    「失踪課の高城」というシリーズが気になり、第1作が気に入ったことから、シリーズ各作品を順次読んでいる。こういうようなことをするのは実に愉しいものだ。
    シリーズの第4作である。身に降りかかった事件を乗り越え難く、酒浸りのようになってしまい、何年も無為に過ごした感の高城警部が失踪課に異動したという辺りから始まったシリーズである。警部の階級に在る高城から見れば“部下”ということにはなるが、失踪課第三方面分室の面々の中に「気心の知れた仲間」という存在の人達も生じている。そんな中での出来事が展開する本作だ。
    警視庁の架空の部署である失踪課に所属して活動する高城警部が主要視点人物となり、一人称の語りのよう

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    2025年04月02日
  • 相剋 警視庁失踪課・高城賢吾

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    シリーズ作品の第1作に出逢って気に入ったとして、既に多数の作品が送り出されているという状況の場合には、即座に次の作品を手にすることが叶うことになる。シリーズ第1作が気に入ったので即座に手にしたシリーズ第2作なのだが、少し夢中になった。
    警視庁の架空の部署に所属して活動する警察官が主要視点人物となり、一人称の語りのように綴られている本作は、探偵が活躍する所謂“ハードボイルド”を想起させる雰囲気も漂う。そういうのもかなり気に入っている。
    主要視点人物となる高城賢吾警部はかなり「訳アリ」な人物だ。その身に降り掛かってしまった事件を乗り越え切れなかったような面が在り、酒浸りのようになってしまい、幾つか

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    2025年03月27日
  • 英雄の悲鳴 ラストライン7

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    ネタバレ

    事件に関しては先が想像しやすいが、絶対と言い切れない穴の多さ、線が繋がらない感じがガンさんと同じ世界観にいるみたいで面白かった。

    『殺人犯』になって『英雄』になる
    苦しい結末だった

    他シリーズのキャラクターがたくさん
    大友さん、錯綜の事件、高城さん、SCUと。
    皆の現状が知れて嬉しかった。

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    2025年03月10日
  • 英雄の悲鳴 ラストライン7

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    定年退職間際の刑事岩倉が主役のシリーズ。
    タイトルがどういう意味なのか、最初はピンと来なかったが、ラストが近づくに連れてわかってきました。
    犯人がわかっても、事件が解決しても、こんなに救いようの無いラストもあるのかと、なんとも言えない気持ちになりました。所々に挟まれる岩倉の日常風景がなぐさめです。
    相変わらず読みやすく、一気に読んでしまいました。次の作品が楽しみです。

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    2025年03月10日
  • 新装版 雪虫 刑事・鳴沢了

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    堂場瞬一さんの作品を初めて読んだ。警察ものは大好きだが作家それぞれの色はあるのか、これまで経験のない作風だった。
    新潟県が舞台ということも興味をそそられた。
    主人公はどうにも不完全で、まだ人間もできておらず(個人の感想ですが)一冊の中で殻を破ることもなく、多分、堂場瞬一さんの意図どおりにシリーズが気になって仕方ない。

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    2025年03月09日
  • 小さき王たち 第二部:泥流

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    前作第一部「濁流」の続編。
    新聞記者、高樹と政治家、田岡の二世代に渡る壮絶な戦い。
    途中までは淡々と事件が進むが後半一気にヒートアップする。後半はとても面白く第3部「激流」を早く読みたいと思わせてくれる内容だった。

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    2025年02月11日
  • 全悪 警視庁追跡捜査係

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    シリーズもののようで、でも登場する人物は初見でもわかるように説明がなされていたのでわかりやすかった。最初は整理が追いつかないほど事件や登場人物が多かったことで少し頭に入ってこないところもあったけど後半になるにつれどんどん整理されていき繋がっていくことで理解出来ていくことが多くなっておもしろかった。3冊分読んだくらいのボリュームでした!

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    2025年02月11日
  • 綱を引く

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    大変面白かった
    読んでいる自分も自然と身体に力が入って頭の中で一緒に綱を引いていた
    主人公が真島から知らぬうちに三池に代わって行くのが自然で良かった
    スポーツとしての綱引きを観たくなった

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    2025年02月11日
  • 執着 捜査一課・澤村慶司

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    潔癖な異常感覚を持つ藤巻が引き起こした事件。
    今回に関しては、割と早い時点から展開が読めたのでそれはそれで確認しながら読んでいく作業が楽しかった。
    個人的には、最終的な藤巻の供述まで読みたかった!

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    2025年02月08日
  • 沈黙の終わり(下)

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    ネタバレ

    戦う姿勢がとにかくかっこいいなと思った

    33年前から続く少女の殺害・行方不明の事件
    関連があるのではないかと、動く東日の記者2人。
    ストーリーだけじゃなくベテランと若手のスピード感の差や、技術の差も面白かった

    再び蓋をされてしまうのかなと思ったが、明るみに出せた事で安心した。

    生き方が強く表現されていて、他人事という感じがせずわくわくした。生きてる感じがする。

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    2025年02月06日
  • 綱を引く

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    商店会結束の象徴として発足した綱引きチームの「プルスターズ」。メンバーの高齢化や不況の影響で休眠状態だったが再び全国大会優勝を目指して再始動する。綱引きでここまで読ませられると思わなかったぞ!運動会種目のイメージしかない綱引きだが、舐めちゃいけない。

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    2025年01月25日
  • 全悪 警視庁追跡捜査係

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    ネタバレ

    面白かった。

    最初から黒幕の名前が上がってるのになかなか近づかない単純なのか複雑なのか分からなくなる事件だった
    沖田さんがホワイトボードで整理してくれなかったらごちゃごちゃしてた
    読者的にファインプレーかと。

    金が絡んで良いことなんか絶対無いなと感じさせる結末。
    裏で金貸しをしていた人間がいて
    借りた人間が金を返せなくなり殺害
    その殺害を見ていた?示唆した人間に脅され続ける
    『全悪』

    このシリーズの黒幕は鳩山さんかな
    堂場先生のnoteにあった沖田さん西川さんの『引き取り先がないのか』は鳩山さんの思惑だったりして

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    2025年01月19日
  • 綱を引く

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    堂場さん得意の分野の一つのスポーツものだが、今回はスポーツ綱引きを取り上げて、心温まるストーリーに仕上げた。こういう話って、大好き。読んでててハラハラするが、とても楽しい。プルスターズ、頑張れ!

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    2025年01月17日
  • 初心の業 ボーダーズ4

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    ネタバレ

    良い意味でまた一年待つのか…と言う終わり方。

    初心の業
    業の意味は悪行の意を持つ。
    悪行とまでは言わないが各々が抱える後悔の念を意味しているのではないかと思う。

    今回の主人公は綿谷。
    彼が過去に逃してしまった指名手配犯が帰省先に現れ、身柄を抑えようとしたタイミングで警察官からの発砲で怪我をしてしまう。
    指名手配犯が綿谷に何用だったのか、意識が無くなる直前に残した言葉の意味を探る中、綿谷が襲われる。

    岩手・東京と県を跨いだ事件に活躍するSCU。
    メンバーの個性を活かしたやり方で今回もあっぱれ。

    綿谷が主人公の今回は、常に目線は『先』
    綿谷自身・家族・SCUの将来
    そこでこのタイトル
    足元

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    2025年01月12日
  • バビロンの秘文字(上)

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    大変申し訳ないが、堂場瞬一先生がどなたであるかは存じ上げていなかったし、今もそこまで承知はしていない。ただ、この本は抜群に面白い。
    古代バビロニアに実在したと考えられるラガーン人(空想である)の末裔だと自称する民族集団と主人公、さらにはスウェーデン警察にアメリカCIAなどをも巻き込んだグローバルな小説である。
    歴史設定も見事であるし、国家間の複雑に絡み合った思惑も丁寧に描いている。また、途中のカーアクションなどの細かい描写も臨場感あふれる記述で素晴らしい。
    上下巻あり、そこそこ長めだと思うかもしれないが、読み進めると途中でしおりを挟むのが嫌になるくらい夢中になれる本である。

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    2025年01月11日
  • キングの身代金〔新訳版〕

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    audible 。エド・マクベインの87分署シリーズの一冊。古うい本の新訳。黒澤映画の「天国と地獄」の原作本だけあってけっこう面白かった。
    このシリーズは100冊以上あるそうです。

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    2025年01月07日
  • キングの身代金〔新訳版〕

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    「誘拐された他人の子の身代金を払えますか?払ったら自身は破産です。」
    という作品紹介にひかれて読みました。

    海外の小説は読みにくいものもありますが、こちらの作品は読みやすかったです(2024年に出版された新訳本だったからかも)。

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    2025年01月06日
  • コーチ

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    2024.12.31
    年の瀬に星5つと巡りあえてありがたい!
    もともと著者のファンではありますが、それを差し引いても素晴らしい。
    警察小説としてではなく、人情ものとして、そして伏線の回収がうまくなされている組み立ての妙を高く評価します。
    警察小説って百花繚乱だから難しいと思うのですが、フィクションとして最初から振り切っていること含めて、楽しめる作品です。
    警察の人事のあり方とか、そういうことは考えてはいけない一冊。没入して楽しめばいいし、それができると思い星5つです!

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    2024年12月31日