田辺聖子のレビュー一覧

  • 人生は、だまし だまし

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    最近、大小説家の小説、じゃなくてエッセイを読むことにハマっている。
    鋭い洞察力、独特の感性、美しい日本語。
    小説の中では「背景」になっているものや人が主人公になって、生き生きしているのも楽しい。

    田辺聖子さんの小説は何冊か読んでいて、私は田辺さんの書く小説がすごく好きなので、エッセイも手に取ってみた。

    関西弁というのは、使いようによってはすごく下品で汚い言葉になってしまう反面、ものすごくあったかみのある言葉にもなる諸刃の剣みたいな言葉だと私は思ってるのだけど、この人の大阪弁はまさに「柔媚」。(田辺さんは自分の父親の大阪弁は「柔媚」だと書いている)

    古典への造詣の深い人で、特に源氏物語を愛している人なので、エッセイの中でもたびたび源氏のことが出てくるのが、全訳を読んだばかりの私には嬉しくもあるし、分かりやすくもある。
    田辺さんの全訳も読んでみたいなぁ。。。


    田辺さんの年の取り方というのは、理想なのだと思う。
    家には飲み友達がよく集い(フィフティちゃんとイチブン氏の存在はエッセイの中でもパンチが効いてる!)、考え方は若い、でも当然いい大人で。いいなぁ。

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    2009年10月07日
  • むかし・あけぼの 上 小説枕草子

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    平安にハマるきっかけを作ってくれた本。”人間って、なんて愛おしいんだろう!生きることって、なんて面白いんだろう!”というのは田辺女史の人生観でもあるらしく、文章が生き生きしている。

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    2009年10月04日
  • 蜻蛉日記をご一緒に

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    田辺聖子による平安文学「蜻蛉日記」のセミナーを、文字に起こしたものです。本来、人を相手に説明しているものなので、接しやすい内容。書き手である道綱の母のプライドの高さに苦笑しつつ、平安文学や平安の文化について語る田辺さんがいい。個人的には、田辺さんが語る道綱の母の旦那・兼家の男ぶりが良かった。蜻蛉日記を読む前や読んだ後の補足として読むと、面白さ倍増だと思います。

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    2009年10月04日
  • 田辺聖子の小倉百人一首

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    授業でしか触れなかった百人一首を、とても分かり易くしてくれた一冊。
    この本は、参考書代わりでも使えると思います。

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    2009年10月04日
  • 新源氏物語 霧ふかき宇治の恋(上)

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    宇治十帖編です。
    源氏の子どもってことになってるけど、実は女三の宮と柏木の子である薫が主人公。
    なんだか、源氏物語を読んでると、時の流れのはかなさに涙したくなることがある。
    こんな長編恋愛小説書いて、紫式部って本当すごい。

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    2009年10月04日
  • 新源氏物語 霧ふかき宇治の恋(下)

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    浮舟は、現代風にいえばうつ病でひきこもりになっちゃってる。男たちも悪いけど、心の弱い浮舟も悪い。修羅場、でもおもしろい。

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    2009年10月04日
  • 新源氏物語(中)

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    田辺聖子さんの現代語訳はすごく読みやすくて上品で親しみやすいので大好き。
    この巻では、もう青年になった夕霧が活躍するぐらいの時間が流れている。
    わたしは玉鬘が源氏に見つけられて、ひきとられ、お嬢さまとして育てられるのがシンデレラストーリーみたいであこがれちゃいます。でも、華奢で繊細な王子様といかつくて鬚が黒い王子様に求婚されて困ってしまった。それでした結婚が、玉鬘にとっては幸せだったのかそうでなかったのか・・・
    運命ってわからないものです。

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    2009年10月04日
  • 田辺聖子の小倉百人一首

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    これは高校のときに古典を勉強するのに買ったのだけれど社会人の今でも時々読みふけってしまうことがある。
    田辺聖子さんは、私にとって堅苦しくて遠かった『古典』の中の登場人物を人間臭く身近な存在にしてくれた。この人のおかげで授業が楽しめた。他の著作もおすすめ。

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    2009年10月12日
  • 世間知らず

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    田辺聖子がたまに書く、(目に見える)傷を持った人たちがいつまでもいつまでも心の中に残る。ほんの一文しか書かれていないことで。

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    2009年10月04日
  • 言い寄る

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    50年以上前に連載されていた作品らしいけど古さを感じさせないし読みやすかった。
    私は乃里子のように色々なことをうまくこなすことはできないんだけど、それでも共感できる点が多いのは、私が恋多き女だからなのかな?なんて思ったり。
    恋愛に振り回されることはあっても、いつの時代も恋愛に生きる女は強く逞しくあってほしい。

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    2026年10月26日
  • 鏡をみてはいけません

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    読みやすかったが、大人の事情で振り回されている子どもはかわいそうだなと感じてしまった。朝ごはんを作るのや子どもの細々とした事を女性が当たり前にやる感じもひと昔な感じがしてしまった。

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    2026年10月26日
  • 上機嫌な言葉 366日

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    あっという間に読めた。ちょっと時代遅れだなと感じてしまうところもあったけど、人生を楽しむために生きているとか、死ぬときに「あー楽しかった」と思いながら棺桶に入りたいというあたりが共感出来た。

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    2026年10月02日
  • おちくぼ姫

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    千年前に書かれたシンデレラ物語を作者が読みやすく解釈して訳した作品。
    現代風にアレンジされているとしても、人の好きな恋愛物語は変わっていないんだなぁと驚き。
    シンデレラストーリーって国も世代も関係なく不滅!改めて凄い!

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    2026年09月19日
  • 孤独な夜のココア

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    あなたとめぐり合うことができて、よかった。同じ時間を過ごすことができて、よかった。今ではすべてがもう夢のように思われるけれど……。
    心の奥にそっとしまわれた、甘苦い恋の記憶を、柔らかに描いた12篇。恋の温もりと儚さ、男の可愛げと女の優しさを、こまやかな言葉の網で掬いあげ、世代を超えて心に沁みわたる、田辺聖子の恋愛小説。
    **
    時代背景や状況は現代と違っても、恋する気持ちって、昭和も平成も令和も変わらないんだなと実感。
    夢中になる楽しさや苦しさ、リアルでほろ苦い感情が蘇って胸がキュッとなる。
    忘れられない気持ちを包み込んでくれる大人の短編集。

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    2026年08月18日
  • 孤独な夜のココア

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    感想書くのかわ遅れてしまった…
    覚えてるのは、奥さんがいる人を好きになってしまったが、急死してしまい、家が残ったとかいう…
    年上やったし、やっぱり不安定じゃない確定した愛が欲しいなあと思ぅたよ。

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    2026年08月03日
  • 私的生活

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    男女の気持ちのすれ違いが切なかった。現実もこんな風にすれ違うカップルは多いのではないだろうかと思わせるところが面白かった。

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    2026年08月03日
  • 孤独な夜のココア

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    文が良かったです。
    これは個人的な問題ですが、もう少し若い時に読めたら楽しめたのになあと思いました。

    文章にはやはり品があると思いました。車谷長吉の武蔵丸のような作品があれば良いのですが。

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    2026年07月08日
  • 言い寄る

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    ネタバレ

    なんというか、思い通りにいかないのが
    恋愛であり、人生であり。
    結局なんやかんやあなたたち仲良いのねとか友達なのねっていうのもリアル。

    近くでこんなこと起きたらだいぶメンタルえぐられるな〜と思いながらも、言い寄られる男性2名に救われているような。

    サクサク読めて、懐かしい気持ちにさえなった
    剛みたいな、会話の波長合うような楽しい人もいいけど、やっぱり自分が好きな人にうまくいかないとしても魅力を感じてしまうんだよね〜

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    2026年07月03日
  • 孤独な夜のココア

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    愛すべき人間界、という感じ。世代がかなり離れているというのもあるのだろうけれど、ちょっと受け入れられない設定がちらほらあってところどころ集中が妨げられてしまった。それもそれでその時代の本が持つ大切な味なんだろうけど、味わい慣れていない味にまごついてしまったというか。
    「うちの会社は男の長髪と女の染髪は禁止で〜」とか、「うちの会社は共働きを認めていなくて〜」とか、ごはんの用意をしているところに今から屋台で飲もうと夫が電話をかけてきたから「もう用意してるよ」と言うと「そんなんどうでもいいから来いよ」と言われたのにいそいそと夫の待つ屋台へ向かう描写とか。作品や時代そのものを否定するのではないが、びっくりしてどうしても止まってしまう。

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    2026年06月27日
  • 言い寄る

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    ネタバレ

    関西弁が独特だ、、、
    そして、なんでこんなに乃里子は
    大モテしてるんや、、すげぇ
    でも、1番好きな人は手に入らない。
    はああ、そうだよなぁ。
    そんなことしてるからなのか、、?果たして
    本当に剛のことを好きだったのか、、?!

    感情ってさ、凄いよね、ずっとなんて
    絶対にないんだから。

    最初は読みにくかったけど、次第に
    なんか友達の話を聞いてるかのような
    感覚に陥って、ほんで??それから??
    みたいに、ページを捲ってた。

    私も、乃里子みたいにしたいことをして
    ときめく人には素直にときめいて
    思ったことはある程度は口にして
    人間味のある可愛らしい女性になりたいな。
    まあ、暴力振るうやつとは一生さよならだけど。

    なーんて、少し今の私には
    辛くなってしまう箇所もあって、、って
    思ったけど、楽しませてくれる本でした。

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    2026年06月19日