田辺聖子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最近、大小説家の小説、じゃなくてエッセイを読むことにハマっている。
鋭い洞察力、独特の感性、美しい日本語。
小説の中では「背景」になっているものや人が主人公になって、生き生きしているのも楽しい。
田辺聖子さんの小説は何冊か読んでいて、私は田辺さんの書く小説がすごく好きなので、エッセイも手に取ってみた。
関西弁というのは、使いようによってはすごく下品で汚い言葉になってしまう反面、ものすごくあったかみのある言葉にもなる諸刃の剣みたいな言葉だと私は思ってるのだけど、この人の大阪弁はまさに「柔媚」。(田辺さんは自分の父親の大阪弁は「柔媚」だと書いている)
古典への造詣の深い人で、特に源氏物語を愛している人なので、エッセイの中でもたびたび源氏のことが出てくるのが、全訳を読んだばかりの私には嬉しくもあるし、分かりやすくもある。
田辺さんの全訳も読んでみたいなぁ。。。
田辺さんの年の取り方というのは、理想なのだと思う。
家には飲み友達がよく集い(フィフティちゃんとイチブン氏の存在はエッセイの中でもパンチが効いてる!)、考え方は若い、でも当然いい大人で。いいなぁ。 -
Posted by ブクログ
あなたとめぐり合うことができて、よかった。同じ時間を過ごすことができて、よかった。今ではすべてがもう夢のように思われるけれど……。
心の奥にそっとしまわれた、甘苦い恋の記憶を、柔らかに描いた12篇。恋の温もりと儚さ、男の可愛げと女の優しさを、こまやかな言葉の網で掬いあげ、世代を超えて心に沁みわたる、田辺聖子の恋愛小説。
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時代背景や状況は現代と違っても、恋する気持ちって、昭和も平成も令和も変わらないんだなと実感。
夢中になる楽しさや苦しさ、リアルでほろ苦い感情が蘇って胸がキュッとなる。
忘れられない気持ちを包み込んでくれる大人の短編集。 -
Posted by ブクログ
愛すべき人間界、という感じ。世代がかなり離れているというのもあるのだろうけれど、ちょっと受け入れられない設定がちらほらあってところどころ集中が妨げられてしまった。それもそれでその時代の本が持つ大切な味なんだろうけど、味わい慣れていない味にまごついてしまったというか。
「うちの会社は男の長髪と女の染髪は禁止で〜」とか、「うちの会社は共働きを認めていなくて〜」とか、ごはんの用意をしているところに今から屋台で飲もうと夫が電話をかけてきたから「もう用意してるよ」と言うと「そんなんどうでもいいから来いよ」と言われたのにいそいそと夫の待つ屋台へ向かう描写とか。作品や時代そのものを否定するのではないが、びっくりしてどうしても止まってしまう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ関西弁が独特だ、、、
そして、なんでこんなに乃里子は
大モテしてるんや、、すげぇ
でも、1番好きな人は手に入らない。
はああ、そうだよなぁ。
そんなことしてるからなのか、、?果たして
本当に剛のことを好きだったのか、、?!
感情ってさ、凄いよね、ずっとなんて
絶対にないんだから。
最初は読みにくかったけど、次第に
なんか友達の話を聞いてるかのような
感覚に陥って、ほんで??それから??
みたいに、ページを捲ってた。
私も、乃里子みたいにしたいことをして
ときめく人には素直にときめいて
思ったことはある程度は口にして
人間味のある可愛らしい女性になりたいな。
まあ、暴力振るうやつとは一生さよならだけど。
なーんて、少し今の私には
辛くなってしまう箇所もあって、、って
思ったけど、楽しませてくれる本でした。