【感想・ネタバレ】残花亭日暦のレビュー

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なつかしい

なんだか、懐かしさが込み上げてきた。
昭和、平成のころは、今と大分違っているなと感慨深い。芋たこなんきんを見てから読んだので、ドラマの登場人物を思い浮かべたりしながら、今ではおっちゃんのそばに行った聖子先生を思った。
源氏物語の講演を聞きたかったな、なども思った。

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2022年12月28日

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ぶさいくな田辺聖子がなぜあんなにみんなに愛されていたかが漠然と理解できる一冊。
彼女は休まない、働く、動く、笑う、飲む、
そして善きものをみな愛する。
根っからの物書きだから、だいたいが観察眼で
ウェットにならない、女々しさがない
冷静に物事を理解しようとして批判がない、
そして悲しみすらも笑いで包もうとする。
田辺聖子をもう一度よく読みたくなった

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2020年02月29日

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田辺聖子さんの日記というので、たいへん興味深く
読んでいったのだが、パートナーのおっちゃんの
容体がどんどん悪くなってしまうという、読んでいて
ツラくなる日記だった。聖子さんはおっちゃんに対して
ずっと恋愛感情を持っていたんだなと思った。せつない。

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2014年04月07日

Posted by ブクログ

執筆に講演に取材にと多忙な日々を送りながら、アシスタントや家政婦さん介護人の派遣をフル活用して、年老いた母親と病を負った良人とともに暮らす日々を日記として綴ったもの。近しい人を病で亡くした体験のある人は、必読です。思い出して涙が出そうになりながら、田辺さんの言葉に救われたり、こういう風に思うのは自分だけではないんだと思ったり。とてもいい本でした。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

結婚について色々いわれているけれど、このエッセイを読むと、憧れます。
雑誌で結婚とかおひとりさま特集とかするよりも、こういった読み物を世の中に広めていけば、イイ気がする。今は、ただでさえ「絆」とか「家族」がスローガンになっているご時世ですし。
男性、あと銀婚式を迎えるくらいの夫婦、などにも読んでほしい。

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2012年03月16日

Posted by ブクログ

ちょっと読んだだけで、著者の賢さが伝わってくる。
思うこと、感じることをこんなふうに表現できたらどんなにいいだろう。
語彙の豊かさにも驚かされる。

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2009年10月04日

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TVで何年一緒に暮らしていても、毎日しゃべることに尽きなかったとおっしゃっていたのを思い出した。話すために夜更かしすることもあると。江藤淳さんの「妻と私」を読んだときも思ったけれど、仲のいい夫婦というのは、笑いやささいなこと、二人だけの決まりごとや思い出を大切にするものだなあと思った。そして、作者の多忙ぶりにも驚かされた。講演に執筆、対談、お見舞いなど大忙しだ。私は作者の半分ぐらいの年齢だがとてもつとまりそうにない。やりたいことを思い切りやって、笑って、飲む。大切なものは大切にする。そういう姿勢を見習いたい。

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2011年09月03日

Posted by ブクログ

小川洋子さん推薦の「読んだら結婚したくなる」エッセイ。
これを老老介護の記録ととるか、夫婦の愛情生活の記録ととるか。きっと心に残るは、後者のほうであろうと思う。

結婚したなら、こんな夫婦になりたい、理想家だとは言われても、結婚の理由がお二人のようなものであれば、と思った。

「いっそ、結婚しよう。そのほうが、おしゃべりしやすい」

ええなあ。あこがれるわ。。

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2011年09月19日

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