田辺聖子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
おせいさんの講演がどこかでないものか、とチェックしてるのだけど、なかなか見つからない。ご高齢だし、最近は控えておられるのかな。。。
ちょっとがっかりしてた最中、見つけた一冊。
軽い語り口で、そのへんでおしゃべりしてくれているかのような感じで、田辺流人生のエッセンスが満載です。
以下、引用なり〜。
面白いことを先にやりましょ。思い出すと口がほころぶようないいこと、素敵なことを、いっぱいいっぱい集めて、いい匂いのする素敵な人になりましょう。
いびつな習慣は、知らず知らずのうちにその人の人生もいびつなものにしてしまう。ほんのちいさなことかもしれない。でも、ほんのちいさな習慣が、その人の人生を助ける力になるんです。
目の前にあるものだけが自分のすべてと思うことを「未熟」という。
きれいに忘れようと夢見ながらも、いつまでも尾を引いて胸の中がくちゃくちゃしてしまう、これこそが人間。
愛情を持って周りをよくみていると、いろんなことを発見しちゃうんですね。気心が知れてくると、それが笑いのもととなる。
笑い合うことで人は一味になる。
人と自分を比べても、しあわせは見えてこない。それがわからないうちは、まだ幼稚。
大人になりかけのときが1番泣くんだと思う。 -
Posted by ブクログ
お好み焼き、たこ焼きが食べたくなる。
子どもの頃、父がわざわざ車まで出して買ってきていた、たこ焼きを思い出した。普通のたこ焼きよりも2、3倍は大きく、でも柔らかくてソースがしみしみでおいしかった。
あとは、その昔偏食でたこが苦手だった頃、おばあちゃんとおばさんと、神社のお祭りかなんかに行って、たこ焼きを買ってもらって食べた思い出。たこが入っているのに気づかなくて食べていたら、なんか誉められたなぁ。
そんな、食べもんの思い出が次から次へと出てくる。
それにしても、食べもんて不思議。元気のもとになることもあれば、病気のもとになることもある。ええ塩梅でお付き合いしていきたいもの。
この本に出てくる食べもんみたく、ふんわりやさしい気持ちになれる本。 -
Posted by ブクログ
匂宮三帖から始まり、個人的にも好きな宇治十帖の幕開けです。大君は薫を拒み切って亡くなった印象が強かったので(そこが好きです)、亡くなる間際に想いが通じた…みたいな展開に「エエーッ!」と思いました。大君は「愛してます」なんて言わないと思います。ちょっと違う気がしました。著者のラブストーリー補正がかかってる気がするのですが…。源氏物語ってそんな甘い話じゃないと思うのですが。浮舟も好きなのですが、まだチラッとしか出てきてません。下巻が楽しみなようなドキドキするような。窯変好きすぎるせいか、私はどうやら田辺源氏にはモヤッとするみたいでした。本当すみません。
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Posted by ブクログ
5作からなる短編集。
すべて恋愛がテーマですが
後味が悪いものもいくつかあります。
それは主人公が想いを寄せる相手であり
主人公自身であり。
田辺さんの描く女性って
いい意味でも、卑屈だったりクセが強くて
男性どころか同じ女性でも
なかなか共感できなかったりするんじゃないのかな。
ひとことで言うなら
すごく面倒な人が多い(笑)
そういう女性を書かせたら、田辺さんはすごい。
ほろりとくるものもあれば
イライラするものもあるので
とにかく多彩な1冊。
ただ、やっぱり時代背景や
クセがありすぎる登場人物が多いので
星3つにしましたが
気持ち的には星3.5です。