田辺聖子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
現在は、違う土地に住んでいるが、生まれも育ちも大阪。なので、読んでいて、多少 年代が古くて、わからないところもあるが、だいたいは「ふんふん」とうなづいてしまう(笑)
ああしんど、あかん、あほ、えげつない、けったいな、ややこしい、しんきくさい、いちびるなんて、今でもちょこちょこ使います。この表現が、ぴったりくるんです。めんどうじゃなくて、ややこしいなんです。ピターっと気持ちにはまる。腹がたってても、「あほか!」と叫ぶとすっきりするし、笑えてくる。これこそ大阪弁。おせいさん、ありがとうございます。知らない大阪弁にも触れられて、ますます言葉を大事にしたいと感じた。知らない大阪弁がふえないように、ますますはりきって しゃべりますか。 -
Posted by ブクログ
朝ドラの「芋 たこ なんきん」を見ながら
おせいさんとカモカのおっちゃんが、家族が寝静まってからチロリで焼酎を飲みながら
おしゃべりする様子が好きです。
七月三十日
結婚して、何がうれしいといって、「味方がいる」という発見ぐらい、うれしいものはないのだ。
結婚によろこびがあるとすれば、最初で最後の味方を獲得することではないだろうか。
十一月二十四日
人生そのものは無味乾燥であるが、
味わう人の舌によって、ちがう味が生れるのだ。
十二月十八日
達観、というのは、心中、
「まあ、こんなトコやな」とつぶやくことである。
十二月二十九日
愛して、愛されて、楽しんで、そして命の終わるとき、棺の中にはいりながら、
「アア、楽しかった!」
といえるような人生を、
私は送りたいと思っている。生き残る人に、
シッケイ!と手をあげて、
「楽しかったね」
と握手して、またね、といえるような人生でありたいな、などと空想する。
366日おせいさんの言葉が寄り添ってくれます。
笑うこと。
これ、大事。
ヘコタレそうになった時、隣にいてくれる夫に感謝。
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Posted by ブクログ
ネタバレ初めて見る漢字や言葉が結構あった。似たような言葉や表現の日も結構あった。もう少し、色んな経験を得てから改めて読んでみたいとも思う。そうしたら、もう少し書いてある言葉を咀嚼できるかもしれない。
一部抜粋
2月2日
いい小説などは宝石やドレスなどとおんなじに、人の心を美しくさせ、たのしませるものだ。
3月21日
私は、この世の中でどれほど楽しみをみつけ得るかということが、女のかしこさの度合いだと、思う。自分にどれだけ美味しいご馳走を食べさせてやるか、ということ。
3月23日
化粧水もクリームも自愛の手つきで。事務的にしてはダメ。自分自身との対話だから。
3月24日
ものを一つ捨てるのは、人生を一つ、捨てることである。
4月20日
よい友人、友情に恵まれるには、自分にその値打ちがないと。そして友情を育てようとする、熱意がないと。せっかくよい友人を得かけても、親しさに馴れて傷つけ、去れせてしまうことも。
5月24日
人と人との車間距離をとれることを、オトナの教養だと思う。
6月23日
灯のついた町は、雨というセロファンに包まれて、キャンデーのかたまりみたいにキラキラしている。
7月6日
人生の意義は、自分が何回、笑顔になったか、ヒトの笑顔をどれ程見たかで、充実度がはかられる。
8月25日
手紙をもらうと、その人の心までもらった気がする。
9月21日
血肉になっていない知識は、知らないのと一緒。
10月31日
人柄にも賞味期限がある。人柄は修行すれば、旬でいられる。周囲への配慮、というのが人間の必要最低限の愛で、旬の条件。
11月11日
小さいひとこまに、毎日の楽しさというものが、きれいな色で塗られてゆくと、生涯の終わりに、びっくりするようなきれいな模様を描き上げているのを発見する。
12月6日
人生はトシ相応のタカラが、ゆく手ゆく手に埋められてある。