【感想・ネタバレ】王朝懶夢譚のレビュー

あらすじ

イケメンの貴公子と恋をしたい!
ドラマティック恋を求めて突き進む月冴姫とやんちゃな妖怪たちの王朝ファンタジー。

内大臣の美しい姫君・月冴姫は東宮の妃として入内を待つ身。
ある夜、屋敷の者が寝静まった頃、ひとり舞っていた月冴姫だが、ひとしきり舞い、休んでいると涙があふれて止まらない。
そこへ童子の姿をした天狗・外道丸が現れた。

入内する予定だった東宮が急死し、第二皇子が立太子されたが、御年まだ3歳。
入内まで10年あまり、恋もできず尼のような生活を送らなければならないので、毎日気分が滅入って仕方がない。
それが月冴姫の涙の理由だった。

「イケメンの貴公子と恋をしたい」と強く願う月冴姫の前に、妖怪たちが現れる。
化けるのが得意な狐の紫々、河童の猩々、鮫と人との間に生まれた人魚のような姿の鮫児……。
彼らの助けを借りながら、運命の恋に突き進んでいくヒロインの平安ファンタジー。

解説・木原敏江

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Posted by ブクログ

田辺聖子さんの1992年(64歳)~1994年の連載作品。
とっても可愛らしいおはなし。

サラサラと軽いタッチなのに、鮮やかな色彩や雅やかな香りまでリアルに感じられるのは、正に田辺マジック!!

中学生や高校生の女の子にお勧めしたいなぁ。

文春文庫の王朝ものシリーズ。
『おちくぼ物語』(美内すずえさん)や『とりかえばや物語』(里中満智子さん)同様、今回の解説も漫画家の木原敏江さん(インタビュー)。
この作品には作者あとがきがなくて残念ではあるけれど、古典愛に溢れた解説も面白かった。

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2021年09月20日

Posted by ブクログ

古典と恋愛小説の巨匠、田辺聖子さんの文庫を、いのまたむつみのイラストが飾っている。買わないわけがありません。
お二人とも、私が小学生の頃から敬愛しています。
田辺聖子作品は祖母が気に入っていて、書棚から拝借して難解を無視して読んでいた子ども時代でした。
いのまたさんはプラレス三四郎からかな(笑)。
今読んでも色あせない瑞々しいお二人のお仕事です。
古典を忠実に幻想的に描きつつも、現代語を多用してギャグ調にしているのも楽しい。
闊達な姫君が小天狗と夢想を旅する設定も素晴らしかったです。恋多き姫の冒険譚です。

2019.6.10 田辺聖子さんがお亡くなりになったとニュースで見ました。たくさんの素晴らしい作品をありがとうございました。

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2019年06月11日

Posted by ブクログ

う〜ん、まぁハッピーエンドではありますが、月冴ひどいよなぁ。最初何にも関係ない、会ったこともない晴季をいじめてやりたい、て妖を使ってちょっかい出して、結果計算外だったけど紫々を死なせて晴季を悲しませて。晴季はあくまでも紫々を好きで、月冴は紫々に似てるから、て感じだったけど、だんだんとかわるのかな。大御所の作品だけあって語彙が豊富で文章が美しいというか、味わい深い。

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2019年09月10日

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