田辺聖子のレビュー一覧

  • 朝ごはんぬき?

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    何でもない日常がほっこり続く幸せ。昭和54年の時代に書かれた作品だとはとても思えないくらいハイミスの事情が可笑しくて新鮮。

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    2015年06月07日
  • 鏡をみてはいけません

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    読み進めれば読み進めるほど、
    こんな男あかんーはよ別れてー! って思うんですが
    やっぱり好みというか、離れられない何かがあるんでしょうねえ
    この締めくくりはちょっと意外でした
    田辺聖子さんのお話に出てくる、働く主人公たち、みんな好きです。

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    2015年05月17日
  • 朝ごはんぬき?

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    この小説が書かれたのは私が生まれる前!それなのにとても共感して読めるのは、女性の普遍的な心理がキチンと表現されているからなのかなと思う。重くなく、柔らかく、とても読みやすいのに、鋭い。やっぱり田辺聖子さんは凄い。昔母も読んだ小説を、古ぼけた感が全くないままで私も楽しめるっていいなぁ。

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    2015年05月11日
  • 女は太もも エッセイベストセレクション 1

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    面白い!とにかくエロな内容がここまでエロでなく描けるのは素晴らしい。時代が違えど、古さを感じさせないエッセイ

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    2015年04月02日
  • ブス愚痴録

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    センセーショナルなタイトル。
    みっともない女への怒涛の悪口でも、すかっと爽やかな気分にさせてくれるその手腕に感服です。

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    2015年01月14日
  • 女の長風呂 II

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    腎臓結石持ちの夫の治療に付き合ったとき病院の待合室で一気に上下を読んだ。ちょっと笑えるシモの話。男女の違いが赤裸々に書かれていて面白い。

    ただこの文庫、字が小さい!!年のせいかしら。もうちょっと大きな字だと嬉しかったな。

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    2014年12月18日
  • 蝶花嬉遊図

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    何度か読んでる田辺聖子さんの一冊。
    20才年上の妻子持ちの男の人と共棲みして3年、元売れっ子ライター33才のモリ。男性の好み通りに(自分もそうしたいと思って)仕事もセーブして出来るだけシンプルな暮らしを堪能していたのに、ムクムクと仕事欲というか人から評価されたい、外の世界を意識しだした途端、二人だけの強固だと思ってた世界が崩れてしまう。
    隠者のような愉悦な暮らしが3年経ったのと、モリがまだ33才というのと。仕方ないことなんだろうなぁ。

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    2014年12月01日
  • 人生は、だまし だまし

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    素晴らしいエッセイだった…と思います。。゚(゚´Д`゚)゚。 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    相も変わらず内容の方はまともに覚えていませんが…(!)。まあ、こういう年長者の繰り言といっていいのかはアレですけれども、ともかく人生訓めいた、説教臭いものではなくてより著者を身近に感じられる書、とでも言いましょうか…ともかくいつまでも心地よく読んでいられるエッセイでした!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    著者の小説も読んだことあるんですけれども、忘れてしまったなぁ…ま、この著書で著者自身に興味が沸いてきましたので、小説の一冊でも読んでみましょうか…と思いました。おしまい。

    ヽ(・ω・)/ズ

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    2014年11月21日
  • 三十すぎのぼたん雪

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    『ジョゼと虎と魚たち』しか読んだことがない田辺聖子さん。指人形のお話がかわいかった記憶があり、シマヅカオリさんの刺繡の表紙がかわいい文庫本が目について買ってみた。
    1978年に発売されたそうなのだが、”ハイミス”な女性たちの物語を集めた短編集。親近感もあって、くすくすとおかしみを覚えながら読めた。当時は30歳でハイミスなのだが、今で言う35歳くらいなのか。お産の適齢期を考えると、非常によくないのは重々承知だが。

    8月くらいから読み始めたのだけど、あまりに忙しくて仕事と家事以外手をつけられず、だけどリフレッシュもしなきゃやっていけないから、週末の朝や夜に30分だけトリップできてよかった。関西弁

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    2014年09月21日
  • たのしきわが家

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    中年男の嘆き。昭和の家庭事情。

    登場人物らざ皆どことなくユーモラスで愛嬌があるのは、生みの親 田辺聖子さん譲りか。

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    2014年09月05日
  • 男と女は、ぼちぼち

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    対談と講座の内容が収録されている。
    五月雨メモ的感想として、大阪弁とそれを用いる人々への親愛の情、いにしえの日本人の恋愛感を取り戻したいという気概、そして著者とカモカのおっちゃんのなんと素晴らしいコンビ(と言ってはナンですが)だったことか。お聖さん言うところの"やさしみ"がとても印象に残る。

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    2014年06月20日
  • 文車日記―私の古典散歩―

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    作家の田辺聖子が、日本の古典の奥深い世界へと読者をいざなう67編のエッセイを収めています。ただし、1編は『文語訳聖書』が取り上げられています。

    著者の親しみやすい文章で古典のおもしろさが紹介されていて、とっつきにくい古典に親しみを抱かせるような内容になっています。

    とくに『堤中納言物語』の「虫愛づる姫君」を扱った章が興味深く感じました。

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    2014年05月06日
  • むかし・あけぼの 上 小説枕草子

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    清少納言がすごく現代的で、とてもなじみやすい。紫式部日記にある人物像から高慢な人、というイメージが先行したけど、清少納言のおかれた状況をみると、とても革新的な人ではあったと考えられる。
    和歌のやりとりや、白楽天の詩の引用など、どうしても注釈無しでは難しいところを、さらっと地の文で清少納言に説明させるその書き方が鮮やか。

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    2014年03月16日
  • 歳月がくれるものまいにち、ごきげんさん

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    私の来し方の中で、いつも懐い笑顔で寄り添ってくれたのが
    田辺聖子さんのご本でした。

    最近では昔執筆されたお作が新たな装丁で出ているようです。
    この本はわりと最近のエッセイ。
    女性雑誌に聞き書きで連載されたそうです。

    優しい言葉でご自身が大切になさってこられた
    生き方のコツを話されています。

    でも、優しいのと甘いのは違っていて。
    ただふわりふわりしてるだけの口当たりのいい言葉じゃないのが
    本書の魅力だと思います。

    田辺さんのご本の中で、私はこれが、一番したたかで、いい意味で
    骨のある表現をされているなあと感じることが多かったです。

    小説やエッセイでも鋭敏な観察眼や人生の滋味を知る姿勢を

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    2014年01月21日
  • 男と女は、ぼちぼち

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    肩肘はった「標準語」を話す関東もんからすると、大阪弁に代表される関西弁は、ふっと肩の力が抜ける心地よさがある。田辺氏は、300年商都で鍛えられたユーモアがあるからという。
    第1部は、大阪弁と標準語の応酬による対談集。
    第2部は、講座ということだが、どこかでの講演の収録だろうか。こちらも大阪弁で記されたら、より面白かったかも、かもかのおっちゃん。

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    2013年12月30日
  • ほのかに白粉の匂い 新・女が愛に生きるとき

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    女性誌などに掲載したものを章ごとにまとめてある。
    読みやすい。女性に向けての聖子さんの言葉が詰まってる。
    面白く、ためになる。

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    2013年11月15日
  • 男と女は、ぼちぼち

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    男と女の理想的な在り方とは。

    男も女も恋愛に大切なのは、相手を思いやる気持ちも大切ですが、それ以上に愛嬌やユーモアの気持ちが必要だと言います。恋愛に限らず、商売でも大切な要素。

    インターネットなどの登場で、即席な人間関係ばかりですが、ゆっくりと相手に向き合い、深い人間関係を作りたいと思いました。

    富や名誉以上に、人との繋がりが一番の幸せ。

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    2013年10月17日
  • 女は太もも エッセイベストセレクション 1

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    性にまつわるエッセイ。

    男って・・・女って・・・と語られる話はなかなか視点が鋭くておもしろかった。
    とはいっても昔に書かれたものなので、
    今はもっとオープンだなーとか思うところもあるのだけれど。
    下ネタなんだけど、さっぱりしててくどくないところがいい。

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    2013年10月04日
  • 夢のように日は過ぎて

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    ネタバレ

    ニットデザイナーのタヨリさんは自家製化粧水、タヨリ水とこだわりフレーズ“アラヨッ”のおかげでお肌ピカピカ、年齢も20~35歳まで自由自在にサバが読めちゃう魅力的な独身女性。
    彼女のキラキラ独身ライフ。
    連作長編小説。

    平成2年に単行本が出版された作品、18年くらい前ということになるので、若干、時代を感じます。
    主人公のタヨリさんとその同世代の独身女性を“ハイミス”と表現しているのですが、言わなくなった、死語である、というより、その単語自体実際に使ったことがない…。
    ネットで調べると、“婚期を過ぎた未婚の女性”とのこと。
    新潮社の本紹介のページでも“元祖「負け犬」小説”と評してありましたが、そ

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    2013年09月17日
  • 不倫は家庭の常備薬 新装版

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    あら、残念なことにこれも短編小説。
    長編が読みたいのだけど。
    ちょっと中弛みしてしまった。
    しかし、何処かではみんな繋がってる。
    そこを探すのは面白いかも。

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    2013年10月05日