田辺聖子のレビュー一覧

  • 苺をつぶしながら

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    ネタバレ

    古臭く無かったことにびっくり。
    男尊女卑の考え方が、今より強かった時代の小説とは思えない。田辺聖子さんは、強い方だったんだろうなと思う。

    今よりも周りの目に囚われず自由な感じがしたのは、乃里子の性格によるものなのかな?
    少しはすっぱで、あっけらかんとしていて、明るくて、幼くて、魅力的な主人公だった。
    人生を、目一杯楽しんで生きているのが伝わってくる。自分はこんな風に、男友達と冗談を言いながら、お酒を飲んで羽目を外したことがなく、とても新鮮に感じた。剛との関係も大人でないと成り立たないし、作中にある人生のプロ度が高いというのは正にこのことだと思う。

    後書きで3部作のラストと気づいた。
    今作に

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    2020年07月30日
  • たのしきわが家

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    昭和40年代、当時おしゃれだった団地生活を中心に愛しき小市民の小さな悩みや騒動をコミカルに描出する連作短編。お聖さんらしく、ちまちまとしたことの深部が鮮やかに見えてくる。
    このなかで新人類はワケわからんみたいに言われている人たちも多分いまや70代とかだよ。この人たちも年をとったし、文化生活の象徴として大人気だった団地もいまや……という感じ。
    当時の人たちの年齢感覚がいまと(自分と?)違うなあと思った。だってアラフォーくらいで自意識としても充分おじさん、おばさんなつもりみたいなんだもん。まあ、それもそのはずで20代で結婚するのが当たり前だった半世紀も前の話だもんね。

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    2020年03月08日
  • 三十すぎのぼたん雪

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    今読むと古くさく感じる部分もありますが、今でも変わらないような、微妙な女性の心理が描かれている部分もあります。

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    2020年03月04日
  • 女は太もも エッセイベストセレクション 1

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    四十八手のはなしがすきかな。
    なぜかあっさりとしてるように感じる。下ネタなのに。
    日々のあいまにすこしずつ読んだ。

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    2020年03月03日
  • 蝶花嬉遊図

    購入済み

    幸せってなんだ?

    こんなに好きな人と巡り会えて、なんて幸せなんだろうと主人公のことを思ったけど、考え方を含めてその人に振り回されるのは、やっぱり嫌だな。
    自分で選んだことでも…

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    2020年02月23日
  • 私の大阪八景

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    戦中~敗戦の大阪の女の子の話。
    おもいっきり軍国少女。
    いろいろ憧れたり模索したり儚くなったり。罪はないよなあ。

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    2020年01月18日
  • 田辺聖子の今昔物語

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    103ページまで読んだところ。成立時期は1120年代~1449年頃というが、今も昔も人の世は変わらない。各編は文庫本で7ページくらいの短編で、昔物語風に書いてある。男女の愛欲、生霊、盗賊を描いたものが多いのも、昨今と変わらないような感じ。

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    2019年10月05日
  • 王朝懶夢譚

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    う〜ん、まぁハッピーエンドではありますが、月冴ひどいよなぁ。最初何にも関係ない、会ったこともない晴季をいじめてやりたい、て妖を使ってちょっかい出して、結果計算外だったけど紫々を死なせて晴季を悲しませて。晴季はあくまでも紫々を好きで、月冴は紫々に似てるから、て感じだったけど、だんだんとかわるのかな。大御所の作品だけあって語彙が豊富で文章が美しいというか、味わい深い。

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    2019年09月10日
  • 新源氏物語(中)

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    書いたレビュー消えててかなしい。。

    夕霧が生まれて、夕霧の時代を感じつつ、まだまだやっぱり健在の光源氏。
    前作から時間あけすぎて、そして地位によって呼び方も変わるから、誰が誰かついていくのが少し大変だった。

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    2019年08月26日
  • 女は太もも エッセイベストセレクション 1

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    初めて読む作家さんですけれども、割と楽しめたのでした…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    僕と違って著者は教養がありますから…たまに著者のおっしゃっていることが分からなくなることもありましたがまあ、大阪弁の語り口が心地よく、最後まで楽しめたのでした…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    カモカのおっちゃんの存在感が良いですね! のちに結婚するんでしたっけ? 事実婚と言う形を取ったみたいですけれども…。

    まあ、そんな感じで割合楽しめたんですけれども、このエッセイは誰に向けたエッセイなんでしょう? 女性なのかな? 週刊文春って僕はあまり週刊誌を読まないので詳しくは知らないのですけれども

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    2019年07月25日
  • 絵草紙源氏物語

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    文章に関しては一字一句の現代語訳、ではなく、すっと読めるように現代文アレンジ、というほうが近い。厚さのわりには本当にすぐに読み終わる。あまりにも読みやすいので一気に読むと、終始光源氏が女のことばかり考えているような錯覚にも陥り、平安貴族というのは恋愛以外にすることないんかい…と突っ込みたくなってしまう。
    絵草紙と名うつだけあって、頻繁に入っている挿絵が綺麗。ただ、大体女の人が脱いでるので、電車の中とかでは読めないかな・・・着物の色とかきれいだけど。

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    2019年06月30日
  • 春情蛸の足

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    大阪の食がおいしそう。たこ焼きもお好み焼きも大阪での市民権を得たの、わりに最近やったんや。
    ちょっと前の時代が舞台なので大阪弁でも使わないの多い。

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    2019年06月06日
  • 甘い関係

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    ネタバレ

    神視点めずらしいのでは?場面がころころ変わるので読み辛かったが新鮮だった。
    ラストは「またそのラスト!」と思わず声に出して突っ込んだ。
    女性の嫉妬や情けが痒いところに手が届くように文になっていて頷いてしまう。

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    2018年10月02日
  • おちくぼ物語

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    途中までは、その性格にいらっとするところはありつつも、おちくぼや阿漕を応援していたのだけど、だんだんいらいらの方が強くなり、後半の仕返し編は、読むのがちょっとしんどかった。 田辺さんの現代語訳にも時代があるのだと思う。 40年も前のものだから。 源氏物語を思わせる部分は、こちらが原典かな。 前半の阿漕帯刀コンビはすごく好き

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    2018年09月21日
  • 新源氏物語(上)

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    源氏物語田辺聖子訳。読みやすく、かといって優雅さを損なうこともない。
    これまで「あさきゆめみし」か国語の授業くらいしか読んだことがなかったが、恋愛メインとはいえ、政治問題も絡んで勉強になる。現代とは感覚が違うし、源氏の魅力もわかるのだが、やはり、父兄の妻に手を出し、紫の上が一番といいながら、謹慎中に明石の君と子を作り、帰ってくれば六条御息女の娘に気を惹かれる源氏の懲りなさにはちょっと呆れる。当時の女性方はそうは思わなかったのだろうか。紫の上派としては、明石の君が、うーん、どうしても好きになれない。悪いのは源氏なんだけども。

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    2017年11月03日
  • 私の大阪八景

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    田辺さんは自分の親よりも20歳くらい年上で、生まれ育った時代も環境も全く違うのに、どうしてこんなに共感できるのだろう。この本に書かれているのは、どうも田辺聖子さんご本人が戦時中に送った女学生時代らしい。先日見た映画「この世界の片隅に」を思い出すような、「普通の」人たちの戦時中の生活が描かれる。知人友人に戦死者が出たり、空襲があったり、そんな異常な状況下でも、人は淡々と日常を営もうとできるものなのだなぁと思って読んでいたけれど、終戦後の章、とりわけ最後の1ページに心を打ち抜かれた。考えさせられたし、多くの人が読んだら良いのにと思った。
    小松左京さんの後書きも面白かった。

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    2017年10月24日
  • 薄荷草の恋

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    最後にどんでんがえしの淡いハッピーエンドが珍しく多い作品だった。ただ、ロマンを押さえた「現実」そのものを全面に出した作品が多かったためドラマに欠けた。田辺作品ではやはり夢をみたい。

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    2017年09月24日
  • 川柳でんでん太鼓

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    田辺聖子 著「川柳でんでん太鼓」、1988.10発行、現代川柳の紹介です。詠むのは難しいですが、読むのは楽しいです(^-^) ①首相また新装開店するつもり ②人はみなみすぼらしくて金屏風 ③うつむいていればつとまる公務員 ④男皆阿呆に見えて売れ残り ⑤あちこちにあって楽しい片想い ⑥悪い事と知ったか猫もふり返り ⑦勝てカープ野球を知らぬわしじゃけど

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    2017年08月03日
  • 老いてこそ上機嫌

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    ネタバレ

    こんな歳の重ね方をしたいと思う方の代表格。大人になると窮屈なことが増えていくけど、楽しく自由に生きるコツが沢山詰まった一冊です。

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    2017年07月29日
  • おちくぼ物語

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    生みの母を亡くし、継母とその娘達に虐げられる心優しく美しい姫君。
    彼女を見初めてそこから救い出す美しくて人気も地位もある貴公子。
    確かにこれは平安版のシンデレラストーリー。
    さしずめ阿漕がフェアリー・ゴッドマザー?

    本筋としては落窪の姫君と中将の恋物語、なんだろうけれど全編通して二人を結びつけようとする阿漕の苦労と努力がずっと描かれるので、ずっと読んでいるとなんだか彼女が主人公の様な気がしてきてしまう。
    けれどそのお陰で単純なストーリーでもより一層楽しめる。

    後半の継母達への復讐は結構ねちっこいと思ったけれどこれでも原典よりはマイルドに訳してあるらしい。
    いつの時代も人の恨みを買うと恐ろし

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    2017年07月28日