田辺聖子のレビュー一覧
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ネタバレ古臭く無かったことにびっくり。
男尊女卑の考え方が、今より強かった時代の小説とは思えない。田辺聖子さんは、強い方だったんだろうなと思う。
今よりも周りの目に囚われず自由な感じがしたのは、乃里子の性格によるものなのかな?
少しはすっぱで、あっけらかんとしていて、明るくて、幼くて、魅力的な主人公だった。
人生を、目一杯楽しんで生きているのが伝わってくる。自分はこんな風に、男友達と冗談を言いながら、お酒を飲んで羽目を外したことがなく、とても新鮮に感じた。剛との関係も大人でないと成り立たないし、作中にある人生のプロ度が高いというのは正にこのことだと思う。
後書きで3部作のラストと気づいた。
今作に -
Posted by ブクログ
昭和40年代、当時おしゃれだった団地生活を中心に愛しき小市民の小さな悩みや騒動をコミカルに描出する連作短編。お聖さんらしく、ちまちまとしたことの深部が鮮やかに見えてくる。
このなかで新人類はワケわからんみたいに言われている人たちも多分いまや70代とかだよ。この人たちも年をとったし、文化生活の象徴として大人気だった団地もいまや……という感じ。
当時の人たちの年齢感覚がいまと(自分と?)違うなあと思った。だってアラフォーくらいで自意識としても充分おじさん、おばさんなつもりみたいなんだもん。まあ、それもそのはずで20代で結婚するのが当たり前だった半世紀も前の話だもんね。 -
購入済み
幸せってなんだ?
こんなに好きな人と巡り会えて、なんて幸せなんだろうと主人公のことを思ったけど、考え方を含めてその人に振り回されるのは、やっぱり嫌だな。
自分で選んだことでも… -
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初めて読む作家さんですけれども、割と楽しめたのでした…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
僕と違って著者は教養がありますから…たまに著者のおっしゃっていることが分からなくなることもありましたがまあ、大阪弁の語り口が心地よく、最後まで楽しめたのでした…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
カモカのおっちゃんの存在感が良いですね! のちに結婚するんでしたっけ? 事実婚と言う形を取ったみたいですけれども…。
まあ、そんな感じで割合楽しめたんですけれども、このエッセイは誰に向けたエッセイなんでしょう? 女性なのかな? 週刊文春って僕はあまり週刊誌を読まないので詳しくは知らないのですけれども -
Posted by ブクログ
田辺さんは自分の親よりも20歳くらい年上で、生まれ育った時代も環境も全く違うのに、どうしてこんなに共感できるのだろう。この本に書かれているのは、どうも田辺聖子さんご本人が戦時中に送った女学生時代らしい。先日見た映画「この世界の片隅に」を思い出すような、「普通の」人たちの戦時中の生活が描かれる。知人友人に戦死者が出たり、空襲があったり、そんな異常な状況下でも、人は淡々と日常を営もうとできるものなのだなぁと思って読んでいたけれど、終戦後の章、とりわけ最後の1ページに心を打ち抜かれた。考えさせられたし、多くの人が読んだら良いのにと思った。
小松左京さんの後書きも面白かった。 -
Posted by ブクログ
生みの母を亡くし、継母とその娘達に虐げられる心優しく美しい姫君。
彼女を見初めてそこから救い出す美しくて人気も地位もある貴公子。
確かにこれは平安版のシンデレラストーリー。
さしずめ阿漕がフェアリー・ゴッドマザー?
本筋としては落窪の姫君と中将の恋物語、なんだろうけれど全編通して二人を結びつけようとする阿漕の苦労と努力がずっと描かれるので、ずっと読んでいるとなんだか彼女が主人公の様な気がしてきてしまう。
けれどそのお陰で単純なストーリーでもより一層楽しめる。
後半の継母達への復讐は結構ねちっこいと思ったけれどこれでも原典よりはマイルドに訳してあるらしい。
いつの時代も人の恨みを買うと恐ろし