新源氏物語(中)

新源氏物語(中)

869円 (税込)

4pt

政敵の排斥にあい自ら謹慎の意を表し、須磨、明石で流浪の月日を過した源氏は、罪を許され都へ戻る。三年の不遇時代の体験は、源氏を放縦な遊蕩児から頼もしい国家の柱石に変貌させる。政治家として権力を拡大する一方で、源氏は愛することの重さ苦しさに耐え、人の世のはかなさに怯える。中巻には、「露しげき蓬生に変らじの心の巻」より「愛怨の髪まつわる真木柱の巻」までを収める。

...続きを読む

新源氏物語 のシリーズ作品

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 新源氏物語(上)
    825円 (税込)
    現代のヒーローとして甦った〈光る君〉。平安の宮廷で華麗に繰り広げられた光源氏の愛と葛藤の物語を、新鮮な感覚で〈現代〉のよみものとして描いた大ロマン長編――比類ない美貌と知性、そして高貴な身分を持つ源氏は、至福の愛を求めて、許されぬ恋、苦しい恋を重ねる……。上巻には、「眠られぬ夏の夜の空蝉の巻」より「佗びぬればはかなき恋に澪標の巻」までを収める。
  • 新源氏物語(中)
    869円 (税込)
    政敵の排斥にあい自ら謹慎の意を表し、須磨、明石で流浪の月日を過した源氏は、罪を許され都へ戻る。三年の不遇時代の体験は、源氏を放縦な遊蕩児から頼もしい国家の柱石に変貌させる。政治家として権力を拡大する一方で、源氏は愛することの重さ苦しさに耐え、人の世のはかなさに怯える。中巻には、「露しげき蓬生に変らじの心の巻」より「愛怨の髪まつわる真木柱の巻」までを収める。
  • 新源氏物語(下)
    825円 (税込)
    多くの恋をし、恋心の煩悩と呪縛に苦しむ源氏は、最愛の女人・紫の上を失って、初めて愛の意味を知る。悲しみに閉ざされたままの源氏は、出家を決意する。下巻には、「花散りし梅が枝に残る匂いの巻」より「夢にも通えまぼろしの面影の巻」までを収める。遠く平安時代も、今も全く変らない恋愛心理、愛の物語「源氏物語」を、新しい現代の言葉で描いた『新源氏物語』本編、堂々完結。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

新源氏物語(中) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    源氏の絶頂期。
    思い上がった態度が鼻についた。六条院の建設とか。
    しかし屋敷の華やかな描写にはうきうきした。

    夕霧と雲居の雁の初恋は初々しくて可愛かった。
    玉鬘の九州脱出劇は、姫君のする事とは思えないほどスリリング。はらはらした。
    真木柱の歌には切なくなった。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    光源氏の一番輝かしい時が書き綴られています。
    和歌と踊り、琴、お花見・・。と雅な日本のお遊び。
    現代のお花見のような下品なものじゃありませんよ!!!
    あれは、酔っ払いが、ネクタイ頭に巻いた酔っ払いを見てるだけで全然桜なんて見てないんです。あれは間違いなく花見、改め 『酔っ払い見』!!!

    この頃は、

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    小学生の時、本屋に上巻がなかったため、中巻からこの本を読み出した私。すでに光源氏は権力者のおじさんだった。今になって思うと、波乱の多い上巻や下巻よりこの巻が一番平和で好きである。に

    1
    2012年09月01日

    Posted by ブクログ

    源氏は出世していくが、その世の中の無常と儚さに怯えてもいる。相変わらず女性たちを魅了し困らせているが、中年になった源氏は政治を担うだけの風格と力をつけている。
    女性に対する執着というか自分の欲求に弱いところは彼を破滅させるほどの欠点でありながら、それは同時に人がついてくる理由かもしれない。
    これまで

    0
    2024年04月30日

    Posted by ブクログ

    「どんなことをしても私は許される。そうさ、私が美しいから!」
    いつだったか、2ちゃんねるのまとめサイトに「源氏物語を携帯小説風に訳したら」というスレッドがあったのを思い出す。中巻はもっぱら光源氏の出世物語になっております。

    0
    2020年07月30日

    Posted by ブクログ

    都へ戻り、栄華を極める源氏。
    年齢を重ね、魅力的、そして、優しくはあれど、
    源氏の年齢と地位によって、
    女性が弱い立場に置かれている事が顕著に思える瞬間が増えた。
    近江の君が、大和和紀さん版に最も近くて、元気!

    0
    2019年08月07日

    Posted by ブクログ

    中巻では、「蓬生」から「真木柱」の巻までを収めます。

    九州にいた頃の玉鬘に結婚を迫る大夫の監の言葉が博多弁だったり、昔の頭の中将の娘である近江の君がこてこての大阪弁をしゃべったりするのには、ここまでする必要があるのかなあという気がしないでもありません。

    0
    2014年03月12日

    Posted by ブクログ

    中巻は源氏の栄華もMAXですね。彼が冒険しないところに物足りなさを覚えてしまいます。美女に次から次へと手を出していく源氏の方が面白かったなぁ。
    中巻終盤はまるで玉鬘が主人公じゃないだろうかというくらい玉鬘が出続けます。あたしから見てそれほど魅力的な女人には見えないのでちょっとつまらなかったなーという

    0
    2013年12月22日

    Posted by ブクログ

    須磨から戻ってきた源氏の勢力がもの凄い。
    いろいろな人物が登場するが、その人物がよく描かれていることに感心する。
    夕霧の真面目さ、玉鬘の美しさと聡明さ、鬚黒の大将の粗暴さと優しさ、
    花散里のつつましさ、・・、紫の上の美しさ。
    紫式部の観察力もすごいが、田辺聖子の訳も面白い。

    0
    2012年05月14日

    Posted by ブクログ

    須磨から帰ってきた源氏。彼に待ち受けるのは栄華への日々か、はたまた報われない恋に身を焦がす日々か。ってわけで「少女」や「玉鬘」など次世代に話は移っていきますが。。。あああああ源氏ムカつくムカつくムカツクムカツクムカツク。ほんと。いや、源氏の気持ちを理解しなきゃ、当時はこういうのが風流で、もののあはれ

    0
    2009年10月07日

新源氏物語(中) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

新源氏物語 の関連作品

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

田辺聖子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す