田辺聖子のレビュー一覧

  • 蜻蛉日記をご一緒に

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    お聖さんの古典の解説はとてもわかりやすくて、しかもおもしろい。蜻蛉は日記ではうつうつとしたことをたくさん書いているけど、兼家と相対して話をしたり伏寝をしているときの彼女は、文面の印象よりはもう少し可愛い人だったのではないだろうか。でないと、兼家だって、あんなにツンケンしている蜻蛉と長く付き合うこともなかったと思う。蜻蛉は、うれしいときや感動したときには文章が短い、という箇所があったが、それよくわかる。確かに感動したり、うれしいときって言葉がなくなる。

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    2012年02月04日
  • 新源氏物語 霧ふかき宇治の恋(上)

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    <源氏物語>の後半<宇治十帖>に的を絞った作品をほとんど知りません。
    あまり採り上げられることのない<宇治十帖>ですが、個人的に好きな十帖ですので、大変面白く読むことができました。

    ※〈上〉以降省略※

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    2011年12月29日
  • 春のめざめは紫の巻 新・私本源氏

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    さすがの光源氏も中年になれば、若い子からは、イタイおじさんか…私も気をつけよう……と思ってしまうほど、ムリなく読めて面白い。御大の力を感じます。

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    2011年11月18日
  • 薄荷草の恋

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    大阪弁と、ユーモアに富んだ会話と、おいしそうなごはんがいい感じで、羨ましくなる。百合と腹巻きが好きだなー。

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    2011年09月13日
  • 新源氏物語(下)

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    ネタバレ

    すごくおもしろかった。
    自然を愛でたり、趣のある文をしたためたり、平安時代の貴族達の暮らしが新鮮だった。
    私も季節の挨拶でも書きたいなっていう気分になった。

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    2011年09月09日
  • 鏡をみてはいけません

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    これは面白かった。関西弁なので、けっこう笑えたし。
    関西の方の人って、日常会話さえ面白いですよね。すばらしいですね~。

    これは、朝食命! のバツイチ男の家に転がり込んだ女性が主人公。
    彼の息子や小姑(?)、元妻・・・・・・などなどとの、色々な出来事を通して、家庭か仕事か、など、人生の選択に迫られていく主人公の姿が描かれています。
    出てくる料理がどれもこれも美味しそうで、よだれモノですよ!

    ちなみに私のタイプはというと、主人公よりも頼子に近いか・・・?!

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    2011年08月10日
  • 田辺聖子原作シリーズ 2 鏡をみてはいけません

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    宵太君が可愛かった。ええ子や…。なんか小説を読んでるような内容だなぁと思ったら田辺聖子さんの小説が原作なんですね。全然気づかなかった…。とても素敵な内容でした。

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    2011年08月09日
  • 新源氏物語(上)

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    ネタバレ

    うわさには聞いていたけれど、光源氏さんの病的な気の多さに圧倒された上巻でした。
    「新」だけあって、ちょこちょこ説明も入っていたり、予備知識がなくても楽に読めました。

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    2011年08月06日
  • 甘い関係

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    これが30年以上前に書かれた本だなんて。しょうもない男とそれに惚れてしまう女はいつの時代にもたくさんいるのね。

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    2011年07月13日
  • 絵草紙源氏物語

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    こちらは田辺聖子先生の著書で、岡田嘉夫先生の挿絵、という素晴らしい一冊です。光源氏が出家するまでの重要なシーンを簡潔にまとめ、各章に岡田嘉夫先生の挿絵が嵌めこまれているのですが、挿絵というには勿体無い。美しい色遣いや、人体を描く細く無駄のない柔らかな線、どれも素晴らしい。何度も愉しめます。

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    2011年07月02日
  • ベッドの思惑

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    しっかり働き(稼ぎ)、行きつけのお店を持ち、誰かと楽しく会話する事に貪欲なハイミスOLのさばけ具合がなんとも頼もしい!

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    2011年07月02日
  • ここだけの女の話

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    作品によっては大阪弁が気になることもあるけれど、これはゼンゼン気にならず。

    うまいなあ。恋愛の時の、ありふれて、だけどその時にしかない感じ。

    西加奈子さんの解説もよいです。

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    2011年06月25日
  • 甘い関係

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    昔ながらの大阪弁が懐かしい。。。

    ちょと情けない男の人と、しっかり?してる女の人の組み合わせていうのは、この時代からも定番なのか?と思ったりもした。

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    2011年06月23日
  • 姥ざかり(新潮文庫)

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    意気揚々たる70女子・歌子婆さんから発せられるキョーレツ本音は、30以上の時を経てもなお色あせず、スカッとキョーレツです。
    ホールズのように息爽やかに効く人生訓。
    その上に、「すかたん」「ボケ」「アホかいな」と発せられる(心の中で)、合いの手的本音乱射の爽快感は、クセになりそう(笑)

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    2011年05月29日
  • 九時まで待って

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    『ボタンを掛け違えるように』と言うけれど、みるみるすれ違っていく様って本当に人の心は移ろうものなのね~、じっくり堪能させて頂きました!

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    2011年03月09日
  • 猫も杓子も

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    田辺さんには、かなわない・・

    特に阿佐子と国包の関係においての
    阿佐子の気持ちは鳥肌が立つほど繊細で的確。


    阿佐子が田辺さんと重なるのですが
    著者がモデルなのでしょうか??

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    2011年04月05日
  • 猫も杓子も

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    自由気ままに自立して生きる女性って今は巷に溢れているけど、当たり前になった時代っていつ頃なんだろうか。今でも風向きによっては、まだまだ強いな、と感じるもの。この時代って結構キツかったんじゃなかろうか。それにしても自称『人生の美食家』と謳っているこの女性はとっても強くしなやかで素敵!自由気ままに生きられるって、自分の人生に責任持ってるから出来る事なんだろうな。そんな人でありたいものだ~。

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    2011年03月02日
  • 田辺聖子の古典まんだら(上)

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    古事記、万葉集、土佐日記などの古典を現代の凡人に分かりやすく解説してくれます。登場人物にたいする田辺さんの感想が、今も生きている人に対する感想のようで微笑ましいです。「とりかえばや物語」というのは、兄弟で男の子が女の子のように、女の子が男の子として成長していく話だそうです。いったん社会で活躍する楽しみを知った女性(男装している)は、なかなか女性としての生活には馴染めないと。いつの世も変わらないですね。

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    2011年07月16日
  • 三十すぎのぼたん雪

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    「母と恋人」が好きです。うちも一日だけ母親が家出したことあるんだけど、きっと泣いてたんだろうな( ; ; )美加子のお母さんみたいに、カラッと帰ってこられる家出ならよかったのにね。

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    2011年02月12日
  • 不倫は家庭の常備薬 新装版

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    「他人の不幸は蜜の味」の典型なんでしょうね。Twitterの発言から火がついた目下流行りの不倫劇。誰も幸せになってなさげなこの恋愛の顛末を、世の中の人達がこれだけ注目してる(ようにメディアが仕向けてるのか)のも恐ろしいが、不倫なんて家庭の常備薬みたいにその辺に転がってるモン。
    と宣う田辺聖子の言葉は深い。
    「不倫は人生の香水である。時々ふりかけて楽しむが、しかしそれはいかにもぷんぷんと匂ってはいけない」
    深い。人生の達人です。7つの短編を読み終える頃には、不倫の達人になった気分に...。

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    2010年12月27日