田辺聖子のレビュー一覧

  • ベッドの思惑

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    しっかり働き(稼ぎ)、行きつけのお店を持ち、誰かと楽しく会話する事に貪欲なハイミスOLのさばけ具合がなんとも頼もしい!

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    2011年07月02日
  • ここだけの女の話

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    作品によっては大阪弁が気になることもあるけれど、これはゼンゼン気にならず。

    うまいなあ。恋愛の時の、ありふれて、だけどその時にしかない感じ。

    西加奈子さんの解説もよいです。

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    2011年06月25日
  • 甘い関係

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    昔ながらの大阪弁が懐かしい。。。

    ちょと情けない男の人と、しっかり?してる女の人の組み合わせていうのは、この時代からも定番なのか?と思ったりもした。

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    2011年06月23日
  • 姥ざかり(新潮文庫)

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    意気揚々たる70女子・歌子婆さんから発せられるキョーレツ本音は、30以上の時を経てもなお色あせず、スカッとキョーレツです。
    ホールズのように息爽やかに効く人生訓。
    その上に、「すかたん」「ボケ」「アホかいな」と発せられる(心の中で)、合いの手的本音乱射の爽快感は、クセになりそう(笑)

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    2011年05月29日
  • 九時まで待って

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    『ボタンを掛け違えるように』と言うけれど、みるみるすれ違っていく様って本当に人の心は移ろうものなのね~、じっくり堪能させて頂きました!

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    2011年03月09日
  • 猫も杓子も

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    田辺さんには、かなわない・・

    特に阿佐子と国包の関係においての
    阿佐子の気持ちは鳥肌が立つほど繊細で的確。


    阿佐子が田辺さんと重なるのですが
    著者がモデルなのでしょうか??

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    2011年04月05日
  • 猫も杓子も

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    自由気ままに自立して生きる女性って今は巷に溢れているけど、当たり前になった時代っていつ頃なんだろうか。今でも風向きによっては、まだまだ強いな、と感じるもの。この時代って結構キツかったんじゃなかろうか。それにしても自称『人生の美食家』と謳っているこの女性はとっても強くしなやかで素敵!自由気ままに生きられるって、自分の人生に責任持ってるから出来る事なんだろうな。そんな人でありたいものだ~。

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    2011年03月02日
  • 田辺聖子の古典まんだら(上)

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    古事記、万葉集、土佐日記などの古典を現代の凡人に分かりやすく解説してくれます。登場人物にたいする田辺さんの感想が、今も生きている人に対する感想のようで微笑ましいです。「とりかえばや物語」というのは、兄弟で男の子が女の子のように、女の子が男の子として成長していく話だそうです。いったん社会で活躍する楽しみを知った女性(男装している)は、なかなか女性としての生活には馴染めないと。いつの世も変わらないですね。

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    2011年07月16日
  • 三十すぎのぼたん雪

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    「母と恋人」が好きです。うちも一日だけ母親が家出したことあるんだけど、きっと泣いてたんだろうな( ; ; )美加子のお母さんみたいに、カラッと帰ってこられる家出ならよかったのにね。

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    2011年02月12日
  • 不倫は家庭の常備薬 新装版

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    「他人の不幸は蜜の味」の典型なんでしょうね。Twitterの発言から火がついた目下流行りの不倫劇。誰も幸せになってなさげなこの恋愛の顛末を、世の中の人達がこれだけ注目してる(ようにメディアが仕向けてるのか)のも恐ろしいが、不倫なんて家庭の常備薬みたいにその辺に転がってるモン。
    と宣う田辺聖子の言葉は深い。
    「不倫は人生の香水である。時々ふりかけて楽しむが、しかしそれはいかにもぷんぷんと匂ってはいけない」
    深い。人生の達人です。7つの短編を読み終える頃には、不倫の達人になった気分に...。

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    2010年12月27日
  • 田辺聖子原作シリーズ 2 鏡をみてはいけません

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    原作がよかったので、こちらも慌てて買いましたですよ。
    鴨居まさねさん、大好きな漫画家さんなので。

    登場人物の中で、一番私の抱いていたイメージとぴったりだったのは、頼子でした。
    律は、「こんなオッサンなのかぁ」と思ってしまったけど、鴨居さんの描く男性は、やっぱりタイプだわ。
    井上さんがこちらでは女性でしたが、考えてみればこの人は男性でも女性でも、特に差し障りはないのかな。

    もう1こ入ってた「よかった、会えて」というのもすごくよかったです。

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    2010年12月09日
  • 鏡をみてはいけません

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    この意味深なタイトルにぴったりな内容。

    現状も幸せなのに満足出来ない感じ、わかるなぁ。
    仕事に熱中してたら彼が気になり、同棲し始めたらこれは自分の生活じゃないような気がするなんて今も昔も女の人の悩みは変わらないんだな、なんて安心しながら読んだり。

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    2010年12月01日
  • 甘い関係

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    35年も前に書かれたとは思えない‼いまの女たちと、変わらないんだなぁとつくづく。宮木あや子さんの小説とだぶりましたー!

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    2010年11月21日
  • 甘い関係

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    大人の女って、いいなぁ。。。なんて思いました。私も素敵な大人の女性になって、仕事も恋も思う存分楽しみたいですね。関西弁のリズムや温かみも心地よかったです♪

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    2010年10月07日
  • とりかえばや物語

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    「とりかえばや物語」は平安時代末期に成立した、作者未詳の物語です。
    まず、「とりかえばや」って何?と思いますよね。
    「とりかえ」はもちろん「取替え」で、「~ばや」というのは「~したいものだなあ」という願望を表す言葉です。
    何を取り替えたいのかというと……男女の立場です。
    いま、巷では「男女逆転の大奥」の映画が話題になっていますよね。そんなつながりで、この物語を再読してみようと思ったのでした。

    時は平安時代。権大納言家の姫君は男装して朝廷に出仕し、その知性と人柄・美貌で宮廷の華になる。彼女の兄は非常な人見知りで表に出ることを好まず、女装して屋敷に籠もり、美貌の姫君とうわさされている・・・ふたり

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    2010年09月29日
  • 甘い関係

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    共同生活(今で言うルームシェア)を送っている彩子、美紀、町子の3人の女のお話。35年前の彩子23歳、美紀29歳、町子20歳という設定なので、現在なら+5歳くらいで考えるとしっくりくるかも。
    等身大の女性の物語。恋に悩んだり仕事に追われたり、男を振り回したり振り回されたり。

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    2010年09月22日
  • 三十すぎのぼたん雪

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    30年前の「ハイ・ミス」は今でいう「お一人様」みたいなかんじかな?結婚しないって決めたわけじゃない、チャンスがあれば結婚したい。でも今は一人でいることを心地よく感じたり。ダメな男とずるずる関係を続けたり。

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    2010年09月21日
  • 甘い関係

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    1975年に出版されている本。35年も前のこととは思えないくらい、女性が考えていることには共通点がたくさんある。変わらないものの方が多いのか、変化はゆっくり進むだけか。。共感できるところがたくさん。年とるにつれ、こういふうに思うようにもなるんだろう、という点も見つけしゃんと・・未来のことを考えねば・・と反省。。

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    2010年09月19日
  • 鏡をみてはいけません

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    白いあったかいごはんが食べたくなりました。

    恋愛してても仕事しててもふと鏡を見てここは私の居場所なんだろうか…?って思うことあるある!!

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    2010年08月14日
  • 愛の幻滅(上)

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    不倫という関係性にもかかわらず、上下巻ともに滑稽なシーンがあったり、躍動というか、主人公がかわいらしく前向きに読めた分、ラストの温度のおちぐあいがなんともいえない。

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    2010年08月11日