田辺聖子のレビュー一覧
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田辺聖子さんが40代半ばに女性誌などに書かれた文章を
まとめたらしい本。聖子さんはどのエッセイにも「女性と
いうのは、ただ女性であるというだけで特別」と仰っていて
それに共感できるので興味深く読む。
この本を読んで、ためになる言葉が多かった。
女でいてたのしい、しあわせと感じて生きるのは「愛」あってこそ。
お金の前に愛かもしれない。
この本の冒頭で、聖子さんが「私は人生を楽しむために生きる、
その楽しむこととは、人を愛すること、人に愛されること」と
書かれていて、今、当時の聖子さんと同じ年代となったわたしも
同じように思う。どんな時代になっても、女性に愛は切り離せない
ように思う。 -
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光の君の従者、伴男(ヒゲの中年男、大阪弁)の視点から語られる源氏物語抜粋。雅でない、生活感丸出しの光源氏を楽しむ本。
源氏物語は「あさきゆめみし」で親しんだ。もちろん学校の授業でも読んだ。
この本で出てきたお姫様たちはみななんとなく覚えている。有名な段(?)が選ばれているのかな。
あさきゆめみしを読んだときも、花散里が好きだなーと思ったものだが、今回もやっぱり花散里が好きだなーと思った。
同じ田辺聖子さんの「新源氏物語」のほうは、雅バージョンらしい。読んでみたいけど、長いそうなので、二の足を踏む。
ちょっと自己分析してみると、私は数多ある現代語訳源氏物語に対して、「我が国の誇る古典文学だ -
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『枕草子』を長編小説化したものだそう。
『枕草子』自体を読んでいないので、
どこまでが田辺聖子さんの解釈・創作なのかわからないけど、
清少納言の考えていることは共感できたしとても面白かった。
『枕草子』自体でも、清少納言がこのような考え方を
述べているんだったら、こんなに時代を経ているのにすごいなって思う。
小説の書き出しや、途中途中にわざわざおどけて口語で表現してみた、
というような筆致が、好みではなかったけれども、
それが気にならないほどに内容は充分読み応えがあった。
清少納言は、自分の考えや好みなどに精神的な繋がりを、
他人との間に見いだせた時、とても嬉しそうに輝いている。 -
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ずっと積ん読になっていた本。
今一番心に残ったのは、恋愛は、はじまりではなく終わりが一番大事だということ。何も失恋する、とかそういう話ではなくて、歳をとり、どういう風に終わりに近づいていくんやろうなぁ、、と考えるのは、心がよく整理されるように思う。また、恋愛も含めて、人生というのは人との付き合い方を学んでいるんやなと思う。
私はまだまだ若造なわけで、何か穴を見つけるとすぐに埋めたがるところがあるけど、時間をかけながらあっちを直しこっちを繕うっていうのも「アリ」なやなぁと、気付かされる訳です。
人でも物事でも、そんなすぐに100%いい状態になれる訳がないやなと。そこを、ちょっとずつ自分を改 -
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関西弁で従者の視点から語られる源氏物語。
「光源氏すてき!すばらしい!」か
「女性からみた恋の苦しみ」か
「盛者必衰」
のいずれかの価値観の
源氏しか読んだことがなかったので、
とても新鮮だった。
源氏のことを愛しく思いながらも
きちんと批判すべきところは言う、主人公が小気味いい。
特に、
「源氏が恵まれているのは神様に可愛がられているから。」
「昇進したときにも『おめでとう』ではなく、
『神様に可愛がられて良かったですね』というべき」
という言葉には、はっとさせられた。
自分が得てきたものは、すべて自分の努力によるものだ、
と驕っていた自分に気づかせてくれた。