あらすじ
いまから七百数十年前、当時、最高の歌人だった藤原定家が十冊の和歌集の中から一人一首ずつ百首選りすぐったものが、小倉百人一首。そこには四季の美しさ、人間の悲しみ、喜び、恋の悩みが鮮やかに豊かに描かれています。私たちのこころのふるさとであるこの百首について、成り立ちから味わいまで田辺聖子がわかりやすく解説した楽しい入門書。索引リンクが充実。
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Posted by ブクログ
ちはやふる の影響で読んでみた。
面白かった。
百人一首の中の一首一首は、景色がきれい、とか、嫌な奴にうまいこと言い返してやった!とか
ちょっとした内容だってことがわかった。
高貴な方々が集まって、恋愛シミュレーションをしつつ歌を詠み合うとか、
どんだけ雅やかでのんびりしてんだよ!と思った。
Posted by ブクログ
中学生ごろに読んだ本で、断捨離の折に見つけて再読した。
対話形式で分かりやすく解説してある。登場人物の台詞にやや古びた表現が散見され、共感しづらくなっているが、読みづらいというほどでもない。
百人一首の入門書としてはとても読みやすい。
一気に何十ページも読むより、毎日少しずつ読んでいくのがちょうど良い本だった。
内容においては、著者の好みによって、解説の長さや濃さにかなりのばらつきがある。また、解説の長い句でもその句自体の説明でなく作者の経歴や当時の政情など、背景の紹介がほとんどのこともあった。
周辺知識がなくては読み解けない句も多いので、完全に脱線しているとは言えないが。日本史の知識が全くないところから読もうと思うと、断片的な情報から全ての背景を把握するのは困難であると感じる。
句の説明としてはややずれているが、日本史の勉強としては足りなすぎる、という印象。
また、著者が「この句はこういうふうな感じがしますね」などと感想を添えることがあるが、ピンと来ないことが多かった。ここは自分の知識不足、教養不足によるものと感じた。
著者の言葉で言うと「心の中の『本』のページを厚くする」ということが、短歌を深く味わうために必要だと感じさせられた。
Posted by ブクログ
百人一首、全ての歌についての大意と、解説。
ポプラ文庫から出たものの再版のようだ。
それで、小学生も読めそうな表現と分量になっているのか。
やはり詳細が不明な歌人や、あまりエピソードもない歌もあって、章によりけりというところはある。
系図はやはり図として出して欲しいなあ、とも思うけれど・・・
田辺聖子の、手錬れの語り、やわらかな表現によって、心地よく読める。
Posted by ブクログ
お婆ちゃんが小さい子2人に百人一首を読み伝える形式で書かれている。
語り口調だから、読みやすい。
よく家族で百人一首をしていた頃を思い出し、何気なく買った1冊。
Posted by ブクログ
2008.10.5購入
百人一首、なかなか頭に入らないので
違う角度からというので一日に何首かずつ読んでいる。
面白い解説もそうでないのもあるが
それなりに面白い。