田辺聖子のレビュー一覧
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読む本が無くなると繰り返し読む田辺聖子さんの中の1冊。
1990年初版だけど全然古くなく、読むたびに二人の展開にドキドキする。
売れっ子作家になるにつれ、共棲みする秘書兼妻のような蜜子を世間から隠そうとして必死の形相(と感じさせる)男・稀。
少しずつ傷つけられるプライドが痛々しい。
私ならもっとコテンパンに言いたい事を言うのに、と憤るのは年のせいかな。
でも人と衝突する能力がないと自分で言う蜜子はため息が出るほど美しいクリスマスのニューヨークから戻れば何もかもを置いて出て行く覚悟を決める。
そこで物語は終わりだけど、蜜子が出て行った後、稀はどうするのか気になる。
半狂乱で探して、事あるごとに蜜 -
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ネタバレお聖さんの対談相手が、時実新子、永六輔、伊集院静、山田太一、川上弘美、小島ゆかり、沢木耕太郎、という超大好きな人ばかりの奇跡の対談集だわ。(私にとって)
”言い寄る” ”私的生活” ”苺をつぶしながら”の三部作はお聖子さんの核みたいな小説で、男の気持ちを一生懸命書いたとあった。(剛ちゃんの)また是非再読してみよう。
人は、男も、女も、年寄りも可愛げが大事。
笑わせたり、心をやわらげたり、相手に届く言葉を多く持っているか。
人生に行き詰まった時”まぁそんなこともあるな”と笑えるかどうか。
人生を受け入れる柔軟性とでもいおうか。
かもかのおっっちゃんと出会えたことを大ヒット!
巡り合って一緒になっ -
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因果応報ってやつですね。源氏の勢いとかを考えるとブチ切れてもいい事態ですが、昔の自分と同じことしてると思ったら責めれないですよねぇ。
源氏が落ち着いて大して面白みがない分、夕霧がやらかしてくれました。何かあると花散里のもとへと行く夕霧が可愛いです。花散里は癒し系女子ですね。あたしも好きな女キャラです。
紫の上に対しても散々後悔をぐちぐち言っているにもかかわらず、どこかラストは切なくホロリとさせられました。後悔するまでもなく紫の上を傷つけるって分かるじゃないの。これだけ女と接してて何言ってるんだと思いました。でも源氏の人生が終わったというわけではないのですが、一時代が終わったんだなぁという感じの -
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中巻は源氏の栄華もMAXですね。彼が冒険しないところに物足りなさを覚えてしまいます。美女に次から次へと手を出していく源氏の方が面白かったなぁ。
中巻終盤はまるで玉鬘が主人公じゃないだろうかというくらい玉鬘が出続けます。あたしから見てそれほど魅力的な女人には見えないのでちょっとつまらなかったなーという気持ちがします。この頃になると紫の上も明石の上も落ち着いてしまって、そのあたりも物足りない。
国家の柱石になってどっしりした源氏より、「おっと、やっちまったなー」みたいな軽い源氏のが見てて面白いですね。上り詰めたらもうその先は転落が現状維持しか残ってないですもんね。 -
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現代語訳というよりも田辺聖子版源氏物語という感じですね。谷崎潤一郎訳の源氏物語に挫折した身としてはとても読みやすいです。ただ久しぶりに読んだけど、こんなに長かったかなーという印象が一番にきちゃいました。
上巻は源氏がチャラチャラしてる時期ですね。須磨に流れたのも自業自得な気がしてならないのですが。塞翁が馬ですよ。
いろんな女に次から次へと手を出していく源氏はむしろ清々しくさえもあります。ちなみに花散里の君が好きです。紫の君も好きですが、明石の君も好きです。源氏じゃないけどみんなそれぞれに素晴らしいところがあり、源氏は本当に幸せな奴だと思います。 -
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田辺聖子さんが40代半ばに女性誌などに書かれた文章を
まとめたらしい本。聖子さんはどのエッセイにも「女性と
いうのは、ただ女性であるというだけで特別」と仰っていて
それに共感できるので興味深く読む。
この本を読んで、ためになる言葉が多かった。
女でいてたのしい、しあわせと感じて生きるのは「愛」あってこそ。
お金の前に愛かもしれない。
この本の冒頭で、聖子さんが「私は人生を楽しむために生きる、
その楽しむこととは、人を愛すること、人に愛されること」と
書かれていて、今、当時の聖子さんと同じ年代となったわたしも
同じように思う。どんな時代になっても、女性に愛は切り離せない
ように思う。