田辺聖子のレビュー一覧

  • 苺をつぶしながら

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    ☆4 容
    35年以上前にこんな奔放で生命力あふれる働く女が小説化されていた事実だけでも胸熱、生を愉しむ心得満載だから女子という女子は読むといい。

    ☆3 水無瀬
    ↑同感。
    「乃里子三部作」第三作。結婚後。タイトルが秀逸だよね⋯⋯

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    2017年02月11日
  • 文車日記―私の古典散歩―

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    あまりにも古典の素地がないので、入門書にしてもハードルが、高すぎました。
    でもいくつも読んでみたいと思わせてくれる作品が出てきて、これからの人生の励みになりました。

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    2014年10月07日
  • 人生の甘美なしたたり

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    【本の内容】
    愛の反対は無関心である。

    「死」の対極にあるのは「生」ではなく、「恋」である。

    お聖さんのふかーい洞察力によって引き出された、恋人、夫婦、家族たちの本音と真実。

    アフォリズムの名作!

    恋愛の究極は手ェも握らんとこへ還る。

    しょせん男は気立てと甲斐性。

    人生エエとこどりでよい。

    血は水よりも薄い―。

    人間への深い愛と洞察力を持つ著者が行きついた、鋭くてユーモラスな人生の決めフレーズ集。

    日々をより楽しくするための応援歌であり、ふとこぼれる本音であり、気持ちひとつで手に入る幸福のさまざまなかたちの提言ともいえるだろう。

    [ 目次 ]
    男と女
    女とは
    男とは
    生と死

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    2014年09月04日
  • 猫も杓子も

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    のりこシリーズと話の構造は似ているのですが、ラストはほろ苦め。女が自由に生きようとすると、いろんな男を傷つけたり、傷ついたり。それでも人生は続く。アラサー小説。私は好きです。

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    2014年06月19日
  • 九時まで待って

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    読む本が無くなると繰り返し読む田辺聖子さんの中の1冊。
    1990年初版だけど全然古くなく、読むたびに二人の展開にドキドキする。
    売れっ子作家になるにつれ、共棲みする秘書兼妻のような蜜子を世間から隠そうとして必死の形相(と感じさせる)男・稀。
    少しずつ傷つけられるプライドが痛々しい。
    私ならもっとコテンパンに言いたい事を言うのに、と憤るのは年のせいかな。
    でも人と衝突する能力がないと自分で言う蜜子はため息が出るほど美しいクリスマスのニューヨークから戻れば何もかもを置いて出て行く覚悟を決める。
    そこで物語は終わりだけど、蜜子が出て行った後、稀はどうするのか気になる。
    半狂乱で探して、事あるごとに蜜

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    2014年03月31日
  • 男と女は、ぼちぼち

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    ネタバレ

    お聖さんの対談相手が、時実新子、永六輔、伊集院静、山田太一、川上弘美、小島ゆかり、沢木耕太郎、という超大好きな人ばかりの奇跡の対談集だわ。(私にとって)
    ”言い寄る” ”私的生活” ”苺をつぶしながら”の三部作はお聖子さんの核みたいな小説で、男の気持ちを一生懸命書いたとあった。(剛ちゃんの)また是非再読してみよう。
    人は、男も、女も、年寄りも可愛げが大事。
    笑わせたり、心をやわらげたり、相手に届く言葉を多く持っているか。
    人生に行き詰まった時”まぁそんなこともあるな”と笑えるかどうか。
    人生を受け入れる柔軟性とでもいおうか。
    かもかのおっっちゃんと出会えたことを大ヒット!
    巡り合って一緒になっ

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    2014年03月25日
  • 新源氏物語 霧ふかき宇治の恋(下)

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    「宇治十帖」の後半の物語。薫と匂宮の間で思い乱れる浮舟の姿が描かれています。

    「あとがき」に当たる「理想を追い求める恋人たち」というエッセイの中で、著者が源氏が嫉妬を知らないことにもの足りなさを感じると書いているのが、とくに印象的です。円地文子も、須磨に行った源氏の留守に、紫の上にちょっかいを出す男を作らなかったことに飽き足りない思いを抱いていたということも紹介されていますが、確かに紫の上の主体性が見えて、源氏の彼女にかける想いがより生き生きとしたものになったのではないかという気がします。

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    2014年03月12日
  • 新源氏物語 霧ふかき宇治の恋(上)

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    紫式部の『源氏物語』のストーリーを、現代の言葉で語りなおしたシリーズ「新源氏物語」の続編です。「宇治十帖」と呼ばれる巻が上下2巻に収められています。

    本編以上に、平安時代の恋愛譚が現代的なロマンとしてよみがえったという印象が強く感じます。とくに、恋にややおくての薫と情熱的な匂宮が対比されていて、つい「キャラが立っている」と言ってみたくなります。

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    2014年03月12日
  • 新源氏物語(下)

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    下巻は、「梅枝」から源氏の死までの巻が収められています。

    源氏が女三の宮を引き取る頃から、紫の上がしだいに仏道への思いを強くしていく心境の変化がやや辿りづらいようにも感じましたが、これは現代的な文章にそぐわないテーマであるせいかもしれません。

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    2014年03月12日
  • 新源氏物語(中)

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    中巻では、「蓬生」から「真木柱」の巻までを収めます。

    九州にいた頃の玉鬘に結婚を迫る大夫の監の言葉が博多弁だったり、昔の頭の中将の娘である近江の君がこてこての大阪弁をしゃべったりするのには、ここまでする必要があるのかなあという気がしないでもありません。

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    2014年03月12日
  • 新源氏物語(上)

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    紫式部の『源氏物語』のストーリーを、現代の言葉で語りなおした本です。

    上巻では、「桐壷」の巻は省かれ、「空蝉」から「澪標」の巻までが扱われています。現代のロマンとして読めるような著者の達意の文章にも、現代でも通用する原作のストーリーにも、感心させられることしきりです。

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    2014年03月12日
  • 姥ざかり(新潮文庫)

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    自分の生き方に納得できていたら、これくらい痛快な老後をブレなく送れるのかなーっと思います。周囲は本当に対辺だろうなと思いますが笑

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    2014年01月24日
  • 新源氏物語(下)

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    因果応報ってやつですね。源氏の勢いとかを考えるとブチ切れてもいい事態ですが、昔の自分と同じことしてると思ったら責めれないですよねぇ。
    源氏が落ち着いて大して面白みがない分、夕霧がやらかしてくれました。何かあると花散里のもとへと行く夕霧が可愛いです。花散里は癒し系女子ですね。あたしも好きな女キャラです。
    紫の上に対しても散々後悔をぐちぐち言っているにもかかわらず、どこかラストは切なくホロリとさせられました。後悔するまでもなく紫の上を傷つけるって分かるじゃないの。これだけ女と接してて何言ってるんだと思いました。でも源氏の人生が終わったというわけではないのですが、一時代が終わったんだなぁという感じの

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    2013年12月25日
  • 新源氏物語(中)

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    中巻は源氏の栄華もMAXですね。彼が冒険しないところに物足りなさを覚えてしまいます。美女に次から次へと手を出していく源氏の方が面白かったなぁ。
    中巻終盤はまるで玉鬘が主人公じゃないだろうかというくらい玉鬘が出続けます。あたしから見てそれほど魅力的な女人には見えないのでちょっとつまらなかったなーという気持ちがします。この頃になると紫の上も明石の上も落ち着いてしまって、そのあたりも物足りない。
    国家の柱石になってどっしりした源氏より、「おっと、やっちまったなー」みたいな軽い源氏のが見てて面白いですね。上り詰めたらもうその先は転落が現状維持しか残ってないですもんね。

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    2013年12月22日
  • 新源氏物語(上)

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    現代語訳というよりも田辺聖子版源氏物語という感じですね。谷崎潤一郎訳の源氏物語に挫折した身としてはとても読みやすいです。ただ久しぶりに読んだけど、こんなに長かったかなーという印象が一番にきちゃいました。
    上巻は源氏がチャラチャラしてる時期ですね。須磨に流れたのも自業自得な気がしてならないのですが。塞翁が馬ですよ。
    いろんな女に次から次へと手を出していく源氏はむしろ清々しくさえもあります。ちなみに花散里の君が好きです。紫の君も好きですが、明石の君も好きです。源氏じゃないけどみんなそれぞれに素晴らしいところがあり、源氏は本当に幸せな奴だと思います。

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    2013年12月15日
  • 日毎の美女

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    美女か否かの視点で観察したマメちゃんの職場の
    人間模様を書いた小説。わかりやすく設定された
    女性職員のキャラが読みすすめていくにつれて、
    なじんでくる。親近感を覚える。
    終いには「美女かどうか」なんてどっちでもよくなる。
    このへんが聖子さんの小説の面白さ。
    ただ、ラストでいきなりマメちゃんに春がやってきて
    強引な感じが…。まぁいっか。マメちゃんがシアワセに
    なって終わったのなら。

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    2013年11月17日
  • 愛の幻滅(下)

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    下巻は切ない!!
    どんな事柄、ものにも、必ずや終わりが来るのはわかっていることなので、常に終わりを意識して生きていくという心に共感した。とにかく楽しむということ。

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    2013年10月29日
  • 愛の幻滅(上)

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    最初にセイコタナベから受けた衝撃に比べると、私が慣れてしまったせいか少なくなってしまった。

    が、やっぱりシチュエーションの中での女子の心理を非常に上手に描写していていい。
    長編が読みごたえがあって好き。

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    2013年10月26日
  • 猫も杓子も

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    いままで読んできた田辺聖子作品の中では、ちょっと違う感じがします。
    ヒロインは、大阪で人生を謳歌する女性。複数の人と関係をもちつつ、それぞれ分けて恋愛を楽しんでいます。最後のところで、「田辺作品にもこんなもっていき方があるんだ」と驚きました。それは読んでからのお楽しみですが、ただ強く楽しく生きるだけじゃない。ドラマがあるからこそ、人生は重く深みを増すのだなと思いました。

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    2013年09月26日
  • まごつき一家

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    田辺聖子さんの小説はかなり読んできたけれど、
    こんな本があったなんて知らなかった。
    女子高生が主人公というめずらしいお話。
    (モチロン、今風のではない。)
    昔の少女小説風というか、それでも乙女チックと
    いうのではない、ハイミスものに近い感じ。
    とっても面白くて。文章が細かいところですごく効いてる。
    この本の存在を知らない聖子さんファンは多いのではないか
    と思われる。ぜひおすすめ!

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    2013年09月14日