田辺聖子のレビュー一覧
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若干 「女は〇〇」 「男は〇〇」といった
今の時代 ? って思うような表現もあったけど
共感できる言葉はたくさんありました
いちばん 心に残ったものは
だましだまし というのは 詐欺や騙りの言葉ではなく
希望を含んだ言いまわし
これは 納得Posted by ブクログ -
戦時中の女学生の日々を淡々と綴られている点がよい。
学校生活、家族の話、戦況について、ひとりの人間が見ていたものをそのまま書かれている。田辺聖子は自身の女学生時代を振り返り「軍国少女」だといっていたが、日記を読んでいると共感できる部分もおおいにあり、当時の人々に少し親近感を覚えた。
ミリタリズムと...続きを読むPosted by ブクログ -
こういう系の言葉集みたいなの、おせいさんのが一番しっくりくる。抜き書きじゃなくて作品そのものを読みたくなるので読みたい本が増えます。
恋愛観も女性観も…恋愛至上主義っぽく見えても、愛されやモテテクとは対極だし女の子も仕事はして欲しい、みたいなところが好き。
不倫はいただけないのでしないけど、内心憧れ...続きを読むPosted by ブクログ -
お聖さんの文章はいつ読んでもいい。
この関西弁がたまらなく好き。
父方の祖母を書いた章が特に好きだった。
”この世にひととき舞い降り、やがて跡形もなく消えていった、春も淡雪もような庶民のひとりである”
お聖さんのお母さんにとっては姑でけっこうきつい人だったみたいだけど、孫のお聖さんには雨の日に「ちょ...続きを読むPosted by ブクログ -
ふんわりした文体も考えも、歳を重ねたが故の妙味なんだよね。
まあぼちぼちでいいか、でもしっかり自分の気持ちに向き合うことが大切。
元気になるエッセイ。Posted by ブクログ -
角川文庫の装丁に惹かれて読んでみました。
古典では源氏物語が数多くの作家さんがアレンジしていますが、この落窪姫は一冊完結で読みやすかったです。田辺聖子さんが冒頭に書かれているように平安時代のシンデレラストーリーでした。Posted by ブクログ -
正に和製『シンデレラ』
千年前にトレンディードラマがあったら、こんな感じなのかな(笑)
悪役も良い役も脇役も、現代のドラマや小説の見本になるようなキャラばかり。
古典も読みやすくなるとこんなに面白いんだ!Posted by ブクログ -
和製シンデレラのお話。
読みやすくて良かった。
子供でも読めそうな読みやすさ。
時代が違うと、慣例やしきたりがあるけど
人の気持ちは案外変わらないものなんだなぁ。Posted by ブクログ -
ちょうど元気がなくて長編を読むほど体力がなかった時に手に取った
田辺さんのコテコテの関西弁はなぜだか元気が出る
決して周りから見て幸せじゃないかもしれないけど、なぜだかそれぞれが幸せそうな素敵な恋たちPosted by ブクログ -
これからの生活の見え方が若干変わるような気がする、そんな素敵な教えにたくさん出会えた。読むたびに心に残る言葉が変わりそうで、また読み返したいな。
▼一部抜粋
【私は人生を楽しむために生きるのだ、と思っている。そして私の場合、楽しむことは人を愛すること、人に愛されること、にほかならぬのである】
...続きを読むPosted by ブクログ -
日本版シンデレラ。意地悪な継母とその娘(四の君は別)にいつもいじめられ厄介ごとを押し付け自分たちは贅沢三昧。
帯刀と阿漕のやり取りが可愛くて仕方ないです。もちろん少将と姫さまの純愛もハラハラしつつ楽しめます。Posted by ブクログ -
これくらいの歳の頃の女性心理をうまく現してるなと思った。
世代がちょっと上だけど、昭和生まれの私としては、この感覚、まぁ分かるなと。
表題の「ジョゼと虎と魚たち」、映画にもなったから分かりやすくはあると思うけど、男性が読んだら、この胸を掴まれる感じ、分かるのかな…??Posted by ブクログ