田辺聖子のレビュー一覧
-
大人の恋愛。全く無縁ではないが、このような恋愛を一度はしてみたいものだ。小説に出てくる登場人物がなんとなく、可愛らしいところが、田辺さんの素敵なところ。Posted by ブクログ
-
ずっと気になっていた一冊。
ジョゼが恒雄とやりたいことを実現していくことで成長していくのもそうだが、恒雄もジョゼがいたことで知れたことも沢山あり、互いに成長しあっている様子に感動した。
本の中の「恒雄は見たくない現実も見せてくれた」という言葉がとても印象に残っていて、考えさせられた。個人的にはジョゼ...続きを読むPosted by ブクログ -
膝栗毛の大雑把な内容を肩肘張らず、掴めればと読み始めました。文中に出てくる史跡等を都度グーグルの検索画像を確認しながら、あたかも実物を目で確認する様に読んで行くことで、東海道を自分も旅することが出来ました。次は、浮世絵で東海道を確認する旅を楽しみ、江戸の世をあたかも生きている様な風情を感じたいと思い...続きを読むPosted by ブクログ
-
こんなふうに人生と向き合えたら、幸せだろうなと思った。自分の中の女性性を大事にしたいと思った。日々、仕事や育児、家事に追われていると、何かと失われがち。時には、甘やかし甘やかされながら、潤いある人生を送りたい。Posted by ブクログ
-
素敵な言葉に癒されました。
後半の方が私には響いた言葉が多かったかなぁ。
私は人生を楽しむ為に生きるのだ、と言っている田辺さんの考え方が素敵。
女性の力量は、引き際に現れるんだって。
私いつも引き際ネチネチだし、自分の心がないのに、時間や思い出に縛られてその場をすっきり離れられない。
やっぱりも...続きを読むPosted by ブクログ -
文車日記よりもやさしく読みやすい、取り上げられているテーマも少ない。
田辺聖子さんはどの人を描くにしても恋愛や対人関係から紐解くんだなあと思った。
年代順に書いてくれているから他より分かりやすいかも?
最近の人はあまり興味なかったけど少し興味持てた気がするPosted by ブクログ -
もらった。
色々の楽しみについて語られる本。語り口が好き。
内容では、特にぜいたくについての章と、本を食べるという章。
「母性愛は一面、ものすごいエゴや排他的な愛と、となり合わせになっているからである。母性愛の中に想像力はない。」(135頁)
渡辺淳一の鈍感力にも同じようなことが強さとして語られる...続きを読むPosted by ブクログ