田辺聖子のレビュー一覧

  • ジョゼと虎と魚たち(上)【電子特典付き】

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    私は先に実写映画の方を見ていたので、どうなるのかなー?と思っていたのですが、これはこれで好きかも。
    登場人物もなんやかんやでみんな優しい人だったりで、なかなか現実ではそうは行かんやろなと思ったけど、ハッピーエンドで終わってくれて良かった(^^)

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    2024年04月25日
  • 乙女のための  源氏物語  下

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    『乙女のための源氏物語(上)』より続く

    吉屋信子による源氏物語後半。老女、楓刀自が孫娘3人や実業家の中年女性を生徒役として、源氏物語を要約して語り聞かせる形式である。

    一時は政敵に虐げられていた源氏は政治の中枢に返り咲いた。
    須磨・明石下向の際に出会った明石の上との間には一女が生まれていた。逡巡する明石の上を京に呼び寄せ、その娘を最愛の紫の上の養女として迎え、立派な貴婦人に育て上げる。そしてゆくゆくは入内させようという心づもり。
    その傍ら、いままで関係した女性たち、特に寄る辺のない人たちを邸に住まわせ、暮らし向きの面倒を見る。この辺りは懐の深いところである。

    後半の1つの大きなストーリー

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    2024年04月22日
  • 光源氏ものがたり 下

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    #光源氏ものがたり #田辺聖子 #源氏がたり#源氏物語 #光る君へ #紫式部

    後篇になるとコチラも疲れてきてチョット飛ばしながら読みました 宇治十帖は特に人間関係が混乱していつも息切れします

    今度は後半から読もうかなー

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    2024年04月20日
  • おちくぼ姫

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    本のうらすじにも表現されている通り、王朝版(日本版とも言えそうです)シンデレラのような物語です。
    原作となっている落窪物語を分かりやすく要約されています。昔の物語だと表現などが現代と違い、分かりにくいものが多いです。しかしこの本ではロマンティック・コネ・ルートといった現在使われている言葉で表現されています。また、登場人物の会話も今と大きな差異はなく、古典は苦手だけど物語を読んでみたいと思う方には読みやすいと思います。

    内容としては、「おちくぼの君」と呼ばれ両親や姉妹に虐められていた姫と高い身分である右近の少将の恋物語です。
    読んでいると阿漕と呼ばれる侍女の活躍が目立ちます。姫の事を思って行動

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    2024年03月30日
  • 上機嫌な言葉 366日

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    とにかく、お聖さんの言葉には、
    深い愛情と、説得力がある。

    長く厳しい道もあたたかな笑顔で乗り越えて
    きたような。

    八月十二日の
    「タダやさしいばかりだと、怒ることを知らない無能凡庸の
    お人好しにすぎないが、夕美子のやさしさは、いろんなことを知って
    その上で結論が出たやさしさである気がする。
    舟子は、夕美子の気持ちの思いやりに豊かな想像力と、強かな批判力を
    感じるのである。
    そういうものをいっぱい、かくし持って、それをいっぺん漉して、
    ナマぐさみを抜いてから出てきたやさしみである気がする」

    これが、お聖さんのアフォリズムの素晴らしさだ!
    と、膝をたたく思い。

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    2024年02月27日
  • 孤独な夜のココア

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    「帰りみち、私は自分のために、赤に白い斑入りのチューリップを十本ばかり買った。やっぱり気持ちがふつうでなくて、浮き立っていたからかもしれない。華やぎ、というふうなのかもしれない。」
    12編の短編を集めたこの本の中で、「エイプリルフール」という短編のこの部分が一番好き。
    会社で、陽気で皆から愛されるがおっとりしていて抜けたところのある四歳年下のキヨちゃんと付き合っている和田さん。
    男と女の付き合いで、男が払うのが当たり前なんて思っていない。お金を大切にするしっかりもので、結婚するかどうか分からなかったら、当たり前のように男に甘えるということの出来ない28歳の和田さん(女性)。だけどそんな和田さん

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    2024年02月25日
  • 田辺聖子のエッセイ 女のイイ顔

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    朗らかに、楽しく、機嫌よく
    生きていくコツ。

    ちょっとええなぁ、と思うことを
    上手に見つける方法。

    自分のことを大事にしつつ、
    周りも幸せにすること。

    そんな、人生の大切なことが
    ほんわかとした言葉で語られる。

    お聖さんの優しい声の聞こえてくるような一冊。

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    2024年02月23日
  • 言い寄る

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    昭和に書かれた作品、それでいて現代においても多くの共感を集めそうな恋愛小説。
    恋や愛というものは、今も昔も変わらない……。

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    2024年02月23日
  • 新源氏物語(上)

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    とても読みやすく、無駄のない美しい文章。
    貴族の生活が面白くて、平安時代が身近に感じられる。
    光源氏の桐壺に対する執着は、多感な青年の人格形成に大きく影響し、矛盾だらけなのに魅力的な人物を作り上げてしまう。それに翻弄される数多くの女性たちは切ないけれど幸せそうでもある。

    歌にこめる恋心がとても綺麗で、心を伝える手段として知性や感性を映す文はロマンがあるなぁと思った。
    スマホやテレビなどがない中で、季節の移り変わりや人の心の変化を鋭く捉えて言葉で思いを伝えていく、平安時代の豊かさが少し羨ましい。

    微妙な心の動きを絶妙に表現していく紫式部は天才だったのだろう。平安の貴族たちが、源氏物語に夢中に

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    2024年02月20日
  • うたかた

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     娘が田辺聖子さん推しなので読んでみました。

    切ない恋のお話の短編集。
    恋の終わり方がどうなんだろうって憤っちゃうお話しがいくつかあったけど、昭和32年〜40年に書かれた作品だから、今ほど自由恋愛じゃないんだろうな。家柄の違いだったり、上司が勧める縁談だったりでうまくいかない。

    断る方にも事情があったのかもしれないし、断られた方にも幸せを望んじゃいけないと思い込んじゃう事情があったり。

     話としては『うたかた』と『虹』が好き。
    男性としては『大阪の水』の岡野さんが好み。現実世界では嫌だけど。

     何年かしたらまた読みたい。

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    2024年02月14日
  • 孤独な夜のココア

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    田辺聖子の恋愛小説短編集。やっぱり執筆当時時代背景もあってすごくリッチ。
    なんだろうな、大金持ちがばんばん出てくるわけじゃないんだけど、独身の女性の生活ぶりや文化とかに対する感覚が、こう、豊か~!って感じ。
    たったの1行で展開が急転直下で「え、え、え…?」ってなるところがあって、明るい雰囲気のまま気がついたら真っ暗になってた、みたいな話もあり、たった1行で数文字で状況を一変させるなんて小説という装置をわかりすぎている。
    でもめちゃくちゃ自我が強くて傲慢で無邪気で愛さずにいられない女性がめっちゃ出てきてよかった。さすが田辺聖子…

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    2024年01月29日
  • おちくぼ姫

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    漫画で読んだ事があって再読したくて読みました。
    どん底にいながらも健気な主人公が幸せになるお話は、今も昔も変わらず人気のテーマなのかな?
    勉強にもなるし、とても面白かったです。

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    2024年01月17日
  • むかし・あけぼの 下 小説枕草子

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    『枕草子』は大好きです。
    きらびやかな世界しか書いていないから。
    けど、実際はかなりの厳しい状態になっていたハズ。
    きらびやかな世界を描いている清少納言が何を思っていたのか知りたかったので、これがちょうど良かったのです。
    清少納言は苦労したことを知らせたくはなかっただろうけど。

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    2024年01月16日
  • むかし・あけぼの 上 小説枕草子

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    懐かしいです。
    何年ぶりに読んだのやら。
    清少納言が生き生きしています。
    こんな世界、いいなぁ~と思わせてくれる。

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    2024年01月16日
  • 苺をつぶしながら

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    結婚していた事を服役、結婚歴を前科、元夫を看守と呼びつつも、結婚生活全てを否定する訳ではなく女一人の生活を謳歌する乃里子の姿が瑞々しい。
    女の人生、男と女、女と女、誰かと生きる事、一人で死ぬ事について深く考えさせられた。
    私もいつか「散髪に行ってきます」と言って家を出てみたい。

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    2024年01月09日
  • 私的生活

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    あまりにも生々しく、あとがきの筆者の言葉を借りれば苦瓜のような後味が残る小説。
    剛との生活の中で少しずつ自分を削り取られてすっかり空っぽになってしまった乃里子が自分を取り戻す為にした決断にエールを送りたい。

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    2024年01月06日
  • 上機嫌な言葉 366日

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    若干 「女は〇〇」 「男は〇〇」といった
    今の時代 ? って思うような表現もあったけど
    共感できる言葉はたくさんありました

    いちばん 心に残ったものは
    だましだまし というのは 詐欺や騙りの言葉ではなく
    希望を含んだ言いまわし

    これは 納得

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    2024年01月04日
  • おちくぼ姫

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    ざっくり言うと日本版シンデレラですね。
    召使いが、凄く活躍する話で、掛け合いが面白いです。
    原文の【落窪物語】のいい所、抜粋。作者がアレンジした話らしいので、この話が気に入った方は読んでみるなのもアリだなって思いました。
    しかし、まあ……姫様も長時間労働させられて(縫い物)許してあげるとは、心広すぎるわぁ…

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    2024年01月04日
  • 田辺聖子 十八歳の日の記録

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    戦時中の女学生の日々を淡々と綴られている点がよい。
    学校生活、家族の話、戦況について、ひとりの人間が見ていたものをそのまま書かれている。田辺聖子は自身の女学生時代を振り返り「軍国少女」だといっていたが、日記を読んでいると共感できる部分もおおいにあり、当時の人々に少し親近感を覚えた。

    ミリタリズムとは分かり合えないと感じていたところ、元々人の生活の上にある思想が重なるのであり、まったく話の通じない存在ではないんだと感じる。

    ほか、国防にあたっていた内地の搭乗員の話と合致するできごとがあり、軍人側の状況と市井の人の状況を知ることができた。

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    2023年12月18日
  • 上機嫌な言葉 366日

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    こういう系の言葉集みたいなの、おせいさんのが一番しっくりくる。抜き書きじゃなくて作品そのものを読みたくなるので読みたい本が増えます。
    恋愛観も女性観も…恋愛至上主義っぽく見えても、愛されやモテテクとは対極だし女の子も仕事はして欲しい、みたいなところが好き。
    不倫はいただけないのでしないけど、内心憧れている女性が「雪の降るまで」の以和子なのがよくわかりました。不倫以外はこう生きたいですね。。。

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    2023年10月11日