田辺聖子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
田辺聖子の作品には
自由奔放でちょっとオシャレで
仕事もそつなくこなしている
可愛らしい女の人と
決して男前ではないけれど
何か1つ(特に食)について
こだわりを持っていて
女性を気持ち良くしてくれる
テンポのいいトークをするという
いわゆる中味が詰まったいい男がほとんど。
当然のように男の人に甘え
当然のようにそれを受けとめながら、上手に楽しい時間を過ごすという
なかなか出来ない軽快な日常がくせになる。
そんないつもの田辺聖子とは一味違うのが、
今回の“うたかた”
ちょっとした思い切りが足りなかったり
環境に上手に乗っていけないだけで
よくありがちな、うまくいかない恋愛小説のよう -
Posted by ブクログ
田辺さん、若いころから「箴言」がお好きなんだそうです。
タイトルも田辺流箴言でしょうか。いや、なるほどと思います。
ほかにも、ほーとか、へーとか、うならせられる言葉がたくさん。
話のもっていき方が上手なんですね、きっと。
いちいち面白くて、読み終えるのが惜しいくらいでした。
「女は自分が惚れた男のことは忘れても、
自分に惚れてくれた男のことは忘れない」
「可愛い男とはすぐ切れるが、
可愛げのある男とは、だらだら続くものである」
「老いぬれば、キレやすし」
「女に言い勝ってはならない。収拾つけようと思えば」
「悪妻を自認するのは一番始末に悪い悪妻である。
さまざまな悪徳の上に、居直りと -
Posted by ブクログ
かなり良かった。
原作の、田辺聖子氏の本は読んだことがないのだけれど、相当味わいのある小説を書く人なんだと思った。下地となっている原作がいいのはもちろんのこと、絵もいい。
「言い寄る」というシンプルなタイトルに込められた、人の心のままならなさと切なさが、見事に表現されている。人と人との相性というのは、努力や熱意だけではどうにもならない部分があり、そこにはタイミングとか無意識とか、何とも説明出来ない力学がはたらいているのだろうと思う。
原作が書かれているのは1978年。30年以上前!というのは衝撃だ。マンガでは、携帯電話などが登場しているので、かなり今風にアレンジが加えられているとは思うのだけ