欲しがりません勝つまでは

欲しがりません勝つまでは

880円 (税込)

4pt

4.0

現在も読者に、そして後進の書き手に多大な影響を与え続ける作家・田辺聖子。彼女の少女時代は、戦争の時代だった。女学校で先輩に憧れ、物語の世界に遊び、空想を膨らませ創作する、その生活に忍び寄る戦争の影。自らの作家としての原点となる日々と反戦の思いをみずみずしく描く傑作エッセイを復刊。

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欲しがりません勝つまでは のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    書店で平置きされていて気になり、購入。

    私は子供の頃から戦争の話は大嫌い。
    聞くに耐えない悲惨な話と、二度と戦争をしてはいけない、というお決まりの結論で。
    でもこの本は、そんな戦争の話とは全然違って面白かった。

    日本は、田辺さんが生まれた時から戦争をしていたので、田辺さんは戦争をしていない日本を

    0
    2025年09月17日

    Posted by ブクログ

    読んで良かった。思っていたよりも軍国少女だったのだと知る。だけど、ジャンヌ・ダルクに憧れ、吉屋信子の小説にうっとりし、中原淳一のイラストの少女が大好き。13歳の田辺聖子さんはすでにしっかり田辺聖子さんの世界を持っていた。天皇陛下のために、日本のために、死ぬことをなんとも思わない。なんと子どもは純粋な

    0
    2025年08月10日

    Posted by ブクログ

    「欲しがりません 勝つまでは」
    このスローガンのもとに国や軍部から何もかも我慢させられた戦時下の銃後の女性や子供達。
    13才の夢見がちな文学少女が、なぜ軍国少女になっていったのか。
    田辺聖子さんが13~17才、女学校時代の戦争体験を綴った自伝小説。

    戦争の話だけど明るいタッチで描かれ、戦局が悪くな

    0
    2025年08月16日

    Posted by ブクログ

     降伏する宣言を聞いたときに、あの時代の人々の心に生まれたのはどんな感情だったろう。
     安堵か、怒りか、喪失か。言葉では言い表せない感情だったに違いないけれど、それでも言葉にして伝えてくれる人たちがいるから、私たちは繋がれるんだろうね。
     私からしたら戦争は過去のことだし実感もあまり湧かないけれど、

    0
    2025年09月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    粗筋の最初の一文通り、軍国少女で文学少女の話だった。
    まさか女子ながら玉砕を覚悟していようとは。
    これが当時の女子たちの代表的な姿かと言われると、彼女が作中でも「変わり者」と評されていたところを鑑みるに、極端な例かもしれない。
    彼女の友達にも極論に走る子、冷静に見ている子、様々だったので。

    ともあ

    0
    2025年09月24日

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