他のレビュー一覧

  • 紙魚の手帖Vol.18

    Posted by ブクログ

    SF短編特集。創元SF短編賞を受賞した「喪われた感情のしずく」(稲田一声)が圧倒的に良かった。香水のように感情を纏える世界が舞台になっており、取り扱いとしては現在の薬物に近いだろうか。感情をまとうことについて想像を膨らませ、ある意味でリアリティを感じるような作品だった。とにかくこの作品が突出していて、他の作品も読んでいる時は楽しんだものの、本号を読んだ後でもずっと頭に残った。

    0
    2024年11月04日
  • 知識人の責任

    Posted by ブクログ

    知識人の責任
    著:ノーム・チョムスキー
    訳:清水 知子
    訳:浅見 克彦

    合衆国が、既得権益保護のために世界規模の反革命運動の指導者になったことを本書は嘆いている。

    ベトナム戦争のみならず、南米においても、第2のベトナム戦争を展開しようとしていることもだ

    気になったのは以下です。

    ■知識人と学校についての考察

    権力と権力を合理的に行使しようとするために忠義を尽くそうとしている、アメリカの知識人について、率先して、その政策の実行を支援していることについて恐ろしいと語っている。

    アメリアのそれら知識人を批判するとともに、啓蒙と自らを導いていくための指針をもとめてさまようことになるだろうと

    0
    2024年10月06日
  • 吸血鬼ラスヴァン 英米古典吸血鬼小説傑作集

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ブラム・ストーカーが吸血鬼モノの嚆矢だと思っていたのだが、先行する作品が存在することを知ったのは、数年前、『フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス』を読んだときのことだ。同作品は著者であるメアリー・シェリーが、バイロンらとともにレマン湖畔に滞在し遊戯的創作が提案されたときに着想を得たという。本書のタイトルになっている吸血鬼ラスヴァンは、バイロンの専属医であり、その場にも居合わせたポリドリの手になるもので、これをもって吸血鬼モノというジャンルが誕生したとされる。
    紹介されている作品群には19世紀のものとは思えない瑞々しさがあり、現代の作品に見たあれやこれやが散りばめられていて驚かされる

    0
    2024年06月30日
  • 現代用語の基礎知識 2024

    Posted by ブクログ

    本書を通読するのも三度目。発売からこっち、時間をかけて丹念に読み通す。分野横断的に、基礎知識が網羅されている本書の存在は貴重。

    0
    2024年05月23日
  • 紙魚の手帖Vol.12

    Posted by ブクログ

     全部は読んでいない。GENESISが雑誌になって、ノリの良さが前面に出た感じ。これもまた良いな。
     ゲラゲラ笑った青崎有吾さんのメカくらりは別枠として、高山羽根子さん、笹原千波さん、の作品が特に好きだった。

    ■笹原千波『手のなかに花なんて』
    肉体を捨てて情報人格として生きることを選べる世界。花と料理と。
    ■柞刈湯葉『記憶人シィーの最後の記憶』
    あれ、なんかいまいちだった。
    ■宮西建礼『冬にあらがう』
    いつもの宮西さんの、高校生が静かに世界を救うモノなのだが、AIが絡んできた。私いまいちまだ人工知能なるもののすごさがわかってなくて。やっぱ人間その程度のことも考えるのやめちゃだめじゃない?検索

    0
    2024年05月18日
  • 現代怪談 地獄めぐり 羅刹

    Posted by ブクログ

    最近ではYouTubeでも沢山のオカルトコンテンツがあり思う存分恐怖感が味わえる。
    特に村上ロックさんの語り口調に引き込まれてイベントでサインをいただいた一冊。
    不思議な話も怖い話も幼少の頃から大好きだ。
    怪談師としても活躍中のメンバーの体験談や見聞きした話。
    聴いたことがある話も文章となると新たな想像が広がり、自分勝手な妄想を繰り広げ更に恐怖感が増す。
    文字を目で追う最中、帰宅後PC横に投げ出したままのスマホが突然鳴り勝手に怖がる。
    そんな日常のありふれた場面で起こる怪異な話が好きだ。


    0
    2024年04月22日
  • 吸血鬼ラスヴァン 英米古典吸血鬼小説傑作集

    Posted by ブクログ

    「吸血鬼ドラキュラ」以前の傑作集ですから、もちろんドラキュラを超えるような小説があるはずありせん。更に吸血鬼に出てこない話もあったりするのですが、一番面白かったのは表題作、ポリドリの名作「吸血鬼ラスヴァン」。若き紳士オーブリーが旅の友に選んだラスヴァン卿。旅の途中でラスヴァンの正体を知るも山賊に襲われラスヴァンは「自分のことは誰にも話すな」と言い残して命を落とす。しかし死体は消えてしまった。その後ちらつくラスヴァンの影そして彼との約束。怯えるオーブリーにとって最悪の結末が待っていた!

    話がよくできてますね。現実なのか神経症なのか。恐怖が募っていきます。

    そしてドラキュラ以前のもう一人のスタ

    0
    2024年04月17日
  • ロンドン幽霊譚傑作集

    Posted by ブクログ

    ヴィクトリア朝英国の魔都、ロンドンを舞台とした、
    幽霊譚のアンソロジー。本邦初訳の作品を中心に13篇を収録。
    ・ロンドンの地図
    ザント夫人と幽霊 ウィルキー・コリンズ
      ・・・父娘が出会った未亡人の不可解な行動と、
       邪な者への不可視な者の怒り。
    C―ストリートの旅籠 ダイナ・マリア・クレイク
      ・・・旅籠の窓を叩いた音。それは鳥か?それとも?
       そして不幸が。
    ウェラム・スクエア十一番地 エドワード・メイジー
      ・・・代々の当主たちが去らざるをえなかった邸に、蠢く者。
    シャーロット・クレイの幽霊 フローレンス・マリヤット
      ・・・生前も死してからも繰り返される愛人の訪問の恐怖

    0
    2024年03月27日
  • 迷いの谷 平井呈一怪談翻訳集成

    Posted by ブクログ

    タイトルにもなったブラックウッドの「迷いの谷」も良かったが、初期翻訳作品としてホフマンの「古城物語」が雰囲気バッチリで良かったですねぇ。そして解題にあらわれる佐藤春夫w

    0
    2024年01月04日
  • はじめて読む聖書

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     聖書をどう読むか、作家や批評家が語る。

     作家の池澤夏樹は文学によく引用される箇所を中心に紹介する。クリスチャンでない者には「イエス・キリストというのはたいへん優れたスピーチライターであり、コピーライター」(p.33)と見ることもできるという。
     旧約聖書研究者の秋吉輝雄は、「清く正しい」新約聖書に対して旧約聖書は矛盾の塊であると指摘する。それは、旧約聖書が時制のないヘブライ語で書かれているからであり、過去に起きたことを記述したというよりも「いままさに眼前で行われている」(p.56)ことを文書に重ねているからだという。「まだ結末が確定していない現在の話」(p.56)である以上、矛盾が内包さ

    0
    2023年11月17日
  • 地球温暖化「CO2犯人説」の大嘘

    Posted by ブクログ

    「温暖化はCO2が原因」決めつけは常に危うい。科学とは不確実性に溢れた自然の中に確からしいことを見出すこと。より高い可能性を示し、行動の選択を極力誤らせないようにするもの。直感の方が正しいこともある。「CO2の温暖化への寄与度は低い可能性が高く、将来起こり得る危機への対処を間違える恐れがある」…科学に誠実になればまわりくどい指摘になる。歯切れが悪い。だから根拠が薄弱でも決めつけてくれる「CO2犯人説」に大衆は流れる。否定の可能性も追求しなければ信憑性は得られない。反証を封印しようとするのは後ろめたさから?

    0
    2023年09月06日
  • ネコ漫画Special! マーガレットコミックスNEWS 特別号

    購入済み

    猫は飼っていないけど、猫が大好きなので楽しく読めた。
    エッセイ風、猫目線に、ギャグやラブストーリーまであって飽きないし面白かった。

    #癒やされる #ほのぼの

    0
    2023年07月18日
  • マン島の黄金

    Posted by ブクログ

    表題作は本篇収録作の中で面白くなかったけれどワクワクするような冒険譚と言う感じで短編集のタイトルにはぴったり。

    0
    2023年06月25日
  • 英国クリスマス幽霊譚傑作集

    Posted by ブクログ

    ヴィクトリア朝英国、クリスマス幽霊譚のアンソロジー。
    本邦初訳の作品を中心に13篇を収録。
    クリスマス・ツリー チャールズ・ディケンズ
      ・・・クリスマス・ツリーから拡がる空想と幽霊譚の散文。
    死者の怪談 ジェイムズ・ヘイン・フリスウェル
      ・・・悪魔によって甦った男が会いにいった恋しい女の正体。
    わが兄の幽霊譚 アメリア・B・エドワーズ
      ・・・深夜、微風に乗って聴こえてきたのは、あの旋律。
    鋼の鏡、あるいは聖夜の夢 ウィリアム・ウィルシュー・フェン
      ・・・鋼の鏡に現れたのは我が妻。友との約束を違え、
        急遽帰宅した男の元に届いた知らせとは。
    海岸屋敷のクリスマス・イブ イラ

    0
    2023年03月28日
  • 紙魚の手帖Vol.04

    Posted by ブクログ

    【ほんタメ】で、あかりんが紹介していたので気になって読んでみました。
    対談も面白く読めたけど、他の方々の掌編小説も色々読めて面白かった。

    0
    2023年03月19日
  • 実話怪談 犬鳴村

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前半は犬鳴村「伝説」が生まれた背景を探っている。犬鳴村の噂はインターネットが普及する前からあったようだが、つまりは杉沢村「伝説」と同じようなものなのだろうか…。後半は犬鳴地区周辺っで採取された実話階段。読んでいると村そのものよりも「公衆電話」と「女」が本当の意味での心霊スポットと霊なのでは無いかと考えてしまう…

    0
    2023年03月08日
  • 「常識」が通じない世界で日本人はどう生きるか

    Posted by ブクログ

    著名な10人が現在の経済について語った本。
    貨幣理論、民族、地政学、歴史などあらゆる切り口が網羅されているので読むならこの1か月間がおすすめです。

    0
    2023年01月18日
  • 英国クリスマス幽霊譚傑作集

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ゴーストストーリーが13篇。アドベントカレンダーのように、クリスマスまでに毎日1話ずつ読む、というのはどうでしょう。

    どれもそれぞれに面白かった。

    0
    2022年12月14日
  • BUNGO 文豪短篇傑作選

    Posted by ブクログ

    学生時代以来、久しぶりに文学作品に触れました。
    短編集で読みやすく、自分が惹かれる文章や作者などが見えてきて、読んでいて面白かったです。

    0
    2022年07月04日
  • 紙魚の手帖Vol.03

    Posted by ブクログ

    ○澤村伊智『特撮なんて見ない』第1回
    澤村さんの新作長編!読み始めたらこれが面白い。
    最初の掴みから、次号への続きまで気になるー
    〇短編ミステリーの二百年…読みたくなる。欲しい。
    〇近藤史恵『幻想のフリカッセ』
    パ・マルシリーズ。パ・マルを訪れた兄弟のお母さんが急に料理が不得意?になった?なぜ?
    相変わらずこのシリーズは大好き。

    0
    2022年07月03日