あらすじ
佐山聡が語り尽くす
虎の仮面に秘した理想と葛藤と秘密――
髙田延彦、藤原喜明、グラン浜田らが明かす40年目の秘話
新日本プロレスの若手選手だった佐山聡が初代タイガーマスクとしてデビュー(1981年)してから今年で40年になる。
新日本プロレスブームを巻き起こし国民的ヒーローとなった男は、わずか2年あまりでその仮面を脱ぐことを決意する。
M・コステロ戦、ショウジ・コンチャ、新日本クーデター事件、A.猪木監禁事件、梶原一騎と前田日明、そして電撃引退の真相――。
格闘技への思いを胸に秘めた“虎の衝撃”は、数々の歪な現実を引き寄せる。
佐山氏へのロングインタビューと8人の証言で明らかにする、初代タイガーマスクの真実。
感情タグBEST3
匿名
面白かった
初代タイガーマスクをリアルタイムで知っている人は、読んで面白いと思います。
佐山サトル氏が、当時タイガーマスクになる事をどう思っていたのかが分かります。
証言者別に項目が分かれているので、読みやすいです。
Posted by ブクログ
お馴染みの宝島「証言」シリーズ。
なんだかんだで証言シリーズは全て読んじゃっているのだ
が、今回の題材は他で散々いじくり回された感のある
"初代タイガーマスク"。宝島がコレをどう処理するか、注
目していたのだけど・・・。
証言者は佐山聡本人の他に、高田延彦、藤原喜明、新間寿、
グラン浜田、藤波辰爾、山崎一夫、藤原敏男、佐山聖斗の
8人。いわゆる「佐山本」の常連は藤原・新間・山崎の3名
くらいで、高田、浜田、そして藤波の語る佐山の話は非常
に新鮮。特に自分で「佐山に喰われた」と語る藤波の談話
は、実に興味深い「証言」となっているように思う。
惜しむらくは、各人の語る内容がやはり【新日本プロレス】
の時代に偏っていること。第一次UWFや修斗、UFOあたり
の佐山についての証言がもう少しあれば、証言シリーズ屈
指の傑作になったかもしれない。
現在、健康状態がけして良くなさそうな佐山聡だが、やっ
て欲しいことがまだまだある。プロレス・格闘技史上最高
の『天才』は、絶対に長生きしなければならないし、もう
一度リングに立つ必要もあると思う。
タイガーマスクに人生を変えられた人は、たくさん居るん
ですよ、ええ。
藤原喜明の章が1番面白いです
タイガーマスク佐山聡は、40代以上のプロレス好きならみんな好きだと思います。
そんなタイガーマスク佐山聡さんに近しい人達が語るお話で面白くて一気に読みました。
Posted by ブクログ
ファンだったので、
とても興味深く読めました。
それ以上でもそれ以下でも無いのですが、
まあ、プロレスと総合格闘技、両方の面で、
歴史に名を残す人なんですね。
ただ、前田日明の話が聞きたい。
それが無いと完結できないんですよ!
Posted by ブクログ
お笑いファン的には「蹴ってみ?」からの「殺すぞ!」もしくはハリウッドザコシショウのタイガーステップでお馴染み佐山聡をUWF関係者の証言から解き明かそうと試みた一冊。特に新事実は出てこないし、そもそも証言の信憑性(記憶の正確さ)も絶対真実とは言い切れない年月の経過は大前提としてある。それでも佐山が天才だというのは揺るがない事実だと思う。微妙に食い違う証言を積み重ねて二次創作的に妄想するプロレス的な楽しみ方の出来る人にはオススメ。真実は一つではない。東京五輪が閉会したタイミングで読んだので藤原組長の「どんなスポーツだって本物は素人が見ても美しいと分かる」の言葉も印象に残った。