内藤了のレビュー一覧
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猟奇犯罪捜査班のシリーズもとうとう完結…これまで以上にハラハラして怒涛のクライマックスです。
ミシェルが何をしようとしてるのかがだんだんとわかってくるのですがおぞましくて…こんなこと技術的に出来るようになったら大変です。
ジョージもショック…命の終わりが見えてようやくマムの呪縛から開放されるなんて。石神博士もフラグかなって思ってしまいました、皆さん無事に永らえて…ってなります。
シリーズ進むにつれて、清水刑事の底知れなさが際立ってきました。御子柴くんもいい感じになって。
比奈子も保先生も東海林先輩も良い!皆良い!!
次でほんとの最終巻なんて…しみじみしながらグイグイ読むことでしょう。 -
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因縁
今回もどんな因縁が?とぐんぐん読み進めてしまいました。いつもよりは少しあっさり気味?とも思いましたが読後感はすっきりですね。2人の恋の行方も気になります。
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〇ホラー警察小説の名手(!?)内藤了さんの新シリーズ!交番をめぐる謎を新人警察官が追う
舞台は「東京駅おもて交番」。
主人公の名前は堀北恵平(けっぺい)。警察学校を卒業したばかりの女性警察官の卵だ。
ある真夜中の東京駅。使用不能になっていたロッカーに白木に入った死体が発見される。異形の面を被った、少年の遺体だった。
少年は海でおぼれたと思われていた神奈川の中学生だった。
駅構内の皆さんに聞き込みをしながら、お面や数々の証拠からあがってくる情報を、平野刑事とともに捜索していくと・・・
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恵平の初々しさとは裏腹に、事件は難解な様相。たまたまメリーさんの話を聞くために呼ばれた恵平が、平 -
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せつない
今回は切ない終わりでしたね。ある人物に関しての予想は出来ました、やっぱりなという感じで。犬神だとあまり怖くないんじゃ?と思いましたが、人を呪う、呪われるという恐怖はしっかり感じることが出来ました。
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ふぅ…
面白いものが読めて満足のため息が出ますね。今回も因縁が気になりページをついついめくってしまいました。ホラーではあるんですが、因縁について調べる部分は少しミステリー要素もありますね。
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〇交番勤務・恵平シリーズ第2弾は、××切り取り遺体の謎を鑑識として追う回
東京駅おもてうら交番・堀北恵平シリーズは早くも第2弾。
隙間で死亡している老人の遺体を、鑑識課配属で臨場した恵平。彼の生きざまを目にし、つい感情が高ぶってしまう。警官として迷っている暇はなく、次に臨場したAV女優の殺害現場ではあまりの悲惨さに吐いてしまうが、平野刑事や鑑識課の面々と一緒に働くうちに遺体にあったであろうタトゥーに着目し捜査が進んでいく。
やがて女優が副業していたバストの型販売業者にたどりつくも、その工場が放火、毛映写も殺害されてしまい・・・
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××が帯文でも隠されている。(さすがに大手様の文 -
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今回も
面白かったです。どんな因縁なんだろうとすらすらとページを読み進めてしまい、その因縁がわかったときにはすっきりすらしてしまいますね。ライトな文章ですし、誰でも読みやすいお話だと思います。
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面白かったです
さくさくとお話が進んでいくので、とても読みやすいですし無駄がないです。三津田さんの作品が大好きなんですが、あちらと比べると同じような怪談でもこちらはさっぱり、キャラクターが濃いぃという感じで少し物足りなさはありますが、これはこれで面白かったです。
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〇藤堂比奈子シリーズ前夜、「スイッチ」の秘密を本人の口から明かす
矯正心理を大学院で学んでいたときに出会った事件をトラウマとする、この小説の主人公・中島保は、精神科医の早坂のクリニックで研鑽を積む日々。
少年・晋平が起こした事件の真相を知るため、早坂と保は鑑別所へ向かうが、どうもはっきりしない。そんな折、早坂が保に施した「腫瘍」がうまく発現したことを知り早坂は沸き立つ。腫瘍をつくることで人の殺人衝動を抑える研究を保は行っていた。
晋平の事件の真相を保と早坂が論議しているとき、真犯人にたどり着くと、早坂が腫瘍と装置を組み合わせて真犯人による殺人を止めよう、と提案するが・・・
この話は、内藤了 -
Posted by ブクログ
ここ最近のシリーズ中では、事件解決に至るドキドキ感は淡白なものの、主人公の心の機微が非常にスムーズに入って来て読み易く面白かった。
やっぱりこの方は情景描写が卓越していると思う。
語彙も難し過ぎず、かと言って稚拙な感じも無くてわかりやすい。
事実に基づく昭和の事件史を下敷きにしている辺りも、作品におどろおどろした趣を付与しており、スマホ片手に過去の出来事を検索しながら大変興味深い読書体験だった。
また別シリーズのあの人がカメオ出演していたりと、作者のファンへのサービスにも事欠かない心憎い演出もあり、マンネリ化は感じなかった。
シリーズはいよいよ佳境に入ってゆく様相で、次巻も楽しみ。
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