あらすじ
数々の殺人の果てにテロをたくらむ組織「CBET(スヴェート)」は、センターに保護されている天才的プロファイラー・中島保を狙っていた。
比奈子のもとには、組織のアジトと思われる廃墟が燃えているという情報が入る。現場で複数の遺体を発見する捜査班の面々。
真相に近づく中、比奈子が組織のトップに拉致されて……。
連続ドラマ化もされた大人気シリーズ「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」、ついに本編完結!
上下巻で刊行。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
Audible
藤堂比奈子堂々完結
苦しいことの多いシリーズだったけど、希望のあるラストでよかった。
まだまだ彼女や八王子西署のみんなのの活躍を見て至ったけど、スピンオフを楽しみにしています。
他の内藤さんのシリーズも一気聴きしたいとおもいます。
Posted by ブクログ
暴走した正義を振りかざしたミッシェル、信じた正義の為に殺人に踏み切ってしまった比奈子。
悩んだ末に刑事を辞めて去っていく最後は、やり切れなくて切ないです。
お別れ会の七味缶メッセージ、繋げてきた想いにちょっとジンとしました。
同級生母となったその後のストーリーが読んで見たいかも!
東海林はめちゃくちゃ頑張ってたし、吠えていましたが、失恋してしまいましたね〜
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シリーズ完結!!
前巻のラストにて死んだ田中管理官。それを気に刑事魂に火がつく厚田班。
万年警部補と言われるガンさんだが、ガンさんの統率力は凄い。名前を呼ばれるだけで何をしたらいいのかわかる厚田班のガンさんへの信頼。胸熱。
ようやくミシェルのアジトを突き止めたと思いきや、そこはすでに爆破されていて、ミシェルの目的はセンターだと気づきセンターに向かう忍に乗った倉島さんと比奈子。
しかし後ろから迫られた車により事故を起こしてしまい比奈子が攫われる。
比奈子が攫われたことに倉島さんが怪我をしながらも攫われてしまったことへの怒り、そして比奈子を心配する気持ちの方が全面に出てるのが男らしくて仲間思いで胸熱。
そして東海林。
なん、なん、なんだお前ー!そのカッコ良さー!!
比奈子を心配してたまらずかけ出す東海林も比奈子が死んでしまったと思って泣く東海林も、ラストで比奈子を「お前は救ったんだ!!」って叱咤する姿も。
ヤバいよ。
そしてセンターに身を置く囚人達。鍵師は比奈子のピンチだからと動いて。
ジョージは永久を友達だと言って、永久に彼らしい武器を渡して。
未来は永久の友達で親友で、永久がその死を思って初めて泣いた人物で。
ロビーのコックは全部終わった後に労いのドリンクを皆に差し出して。
そして、そして保は---
全部終わって、きっといい方向に進んで、バラバラになろうといつまでだって「ずっとガンさんの部下です!」そう言う比奈子に厚田班の絆の強さを見た。
良いシリーズだった。
スピンオフ&次のシリーズも楽しみ!
Posted by ブクログ
管理官の死が信じられなくて最初はミシェルを欺くためかと考えたりしたけど実際は死んでなくて欺くのはミシェルだけじゃ無かった。
やっぱりただの電話じゃなかった。
ミシェルが行動を起こす前に野比先生が会ってた人って田中管理官か。
他の人達も同じように会って、話をして、だから逃げなかった。元々そういう約束で納得していたから。
野比先生は藤堂比奈子さん、永久君、金子君、他の皆を助ける為に、けじめをつけるために動いた。
法医昆虫学者は友だち達のために動いた。
鍵師は藤堂比奈子さんと野比先生のために動いた。
コックが後始末のために戻ってきた猟奇犯罪捜査班を気遣った。
他人を気遣う心があるのが分かるから、当たり前の事と受け入れてその場に留まるのが悲しい。
永久君が金子君の友だちになれて良かった。
永久君と金子君が野比先生を助けたいと思ってくれて良かった。
猟奇犯罪捜査班が本当に適材適所で動いた。
誰か一人でも欠けたら止められなかったのではと思うほど全てが噛み合っていた。
永久君がボディファームを守りたいと思ったのが嬉しい。
Posted by ブクログ
終わってしまった。
まだ保とガンさんのスピンオフが未読だけど、
シリーズが終わってしまった。
ラストはサスペンスアクション?映画のように、息つく暇もない感じだった。
管理者がまさかの田中管理官だったり、外に傭兵?だったりビックリしまくり。
でも、厚田班のメンツは全員が無事で本当に良かった。
比奈子の決断にもビックリしたけど、保との事を考えてると納得。
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十一作目!
ついに完結した…あー…
読み終わっちゃったねとうとう…
いやー、ハラハラのアクションシーンの連続でした。
涙あり、そして涙ありで、最後は…
はぁーー…でっかい物語でした。
もしも長編とちょいと残酷な描写が大丈夫なら、ぜひ読んでみてと言いたい。
ギャっと思う描写は所々あるけど、基本的に優しさが詰まった物語だと思いました。
著者後書も良くて、なんか拍手でウイニングランを見守る気持ちでした。
ガンさんの御子柴に向けた言葉
「良い仕事をしろ」
胸熱以外の何者でもなかった。
一巻から最後まで、キャラクターが躍動するエキサイティングな小説でした!
最高の読書体験をありがとう!!
次はひとまず文庫としてはシリーズ最後?のスピンオフ「OFF」が控えております。
精神分析のスペシャリスト、中島保が主人公。
「ON」から始まった物語、どんな形でOFFとなるのでしょうか!
ひゃー、長かった!でもあっという間だった!
お疲れ様でした!!
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終わってしまった…
まだ、スピンオフはあるにしても…
遂にスヴェートのボスキャラとの対決!
比奈子が、拉致されたときの東海林、厚田班の怒り
七味の入れ物持った遺体を見た時の皆んなの動揺にウルウル( ; ; )
厚田班、違うな、死神女史、保を含めた猟奇犯罪捜査班は、ええチームやな。
こういう団結力のあるとこで働きたいもんや!会社の愚痴になってしまった^^;
ええ感じで終わったので、ホッとしてるけど、世の中は、まだまだ、猟奇犯罪が増えてる!警察の皆さん頑張って下さい!
はじめてちゃうかな?巻末に解説とかあるの。作者のあとがきありま〜す!
始めは、シリーズ化する気なかったんやな。良い方に転んで良かった!
次のシリーズも読みます!
ついにラスト
全て読み終えて、登場人物みんなにお疲れ様、と言いたくなりました。完結してからこの物語を知って、隙間時間を見つけては1年くらいかけて全巻読みましたが本当に面白かったです。この作家さんに出会えて良かった。そして比奈子ちゃん、どうかお幸せに。
Posted by ブクログ
忍を傷つけられ、比奈子奪われ、最後には忍と死のうとする倉島さん。
比奈子が殺されたと思い動揺する東海林先輩。
民間人だけど最後まで警部補と一緒にいる!といった石上女史。
そんな石上女史の事がずっと好きで、頼れる上司ガンさん。
ユニック車で行っちゃうけど最後にはグッジョブな御子柴くん。
鑑識のブンザイな三木さん。のハニー麗華さん。
強面な片岡さん。影が薄い清水さん。
美人な鑑識まきちゃん。
厚田班のみんなが好きすぎてこれで終わりなのが寂しい…
Posted by ブクログ
国際犯罪組織「CBET(スヴェート)」
それを率いるミシェル
彼が狙うのは、日本精神・神経医療センターに隠されている3人
スイッチを押す者・中島保
ミシェルのクローンとして生まれた児玉永久
殺人鬼・都夜の脳
そしてついに、ガンさん、比奈子たちの猟奇犯罪捜査班、死神先生が対決する時が…
猟奇犯罪捜査官シリーズがついに完結!
もう本当に文句なしにおもしろかった。
サー・ジョージにも泣かされ
永久くんの成長に泣かされ
ガンさんと石上先生にも泣かされ
でもって、ラスト…
え~!そうか…なんかよかった~。
ほっとしたラスト。
みんな死ぬかと思ってヒヤヒヤしてたから
なんかこんな優しい終わり方でよかった~
そこでもなんか泣けた
って、そういや、私…「BACK」読んでないじゃん!
楽しみに読もうっと~
Posted by ブクログ
なんかだんだん内容が難しくなってきて
若干スルーしながら。
スサナが割と好きやったから
残念やなと思う
ミクと永久が大好き(^^)
この2人の関係性。
保のために。
比奈子のくれたストラップを
ミクにあげたり。
保と永久の関わり方もすごい好き
永久にとってどんだけ保が大きい存在か。
お互いにか。
東海林やっぱり比奈子好きやったんやあ
切ないなぁ
鍵師さんも比奈子好きでよかった。
ミシェルを永久や未来の目の前で
殺してしまって。
永久に言われた言葉。
事実を言ったんだろうけど
ちょっときつい。
もうほんとにすごい。
永久とミクの動きが全て。
それがなかったらとーにもならんかった。
コントロールしてたんが
田中管理官て。
死ぬタイミングおかしいと思ったら。
保死んだと思った。
まあ生きてるんがハッピーエンドよね
けど比奈子が長野に帰る意味がわからん。
子供も急展開すぎて
保のそばにおるんぢゃないん?て感じ。
会いにきてくれるんだろうか。
まあ永久の成長が
一番の良かったことかな。
Posted by ブクログ
〇もうちょっとで終わってしまう・・・!そんな苦悶と、主人公たちとの闘いと。目が離せない展開
田中管理官の車が炎上した知らせを受けた一行。遺体も派遣されるという衝撃の結果に戸惑いつつ、真紀が永久のDNAを持つだろう怪しい人物を、空港の画像から確認していた。彼は、ミシェル。永久のもととなった人物であり、今回の一連の事件のすべてを首謀していると思われる。
彼を追おうとするやいなや、ミシェルのアジトと思しき場所が放火、現地で男女3人の遺体が発見される。比奈子もそこへ向かうが、相談の結果、急いで倉島のバイクに乗り研究所へ向かうことにする。しかし、三木とバイク上で電話をしていると、急に視界が遮られ、バイクは横転。その拍子に通りがかっていたミシェルが比奈子を連れ去る。
そこからセンターでの大乱闘が始まる。
比奈子は無事に生還するのか。そして、保、永久、ミクやほかのセンターの仲間、厚田班の仲間は生還できるのか。
******
若干平面図が欲しいところではあるものの、活動場所は多すぎない。そこでの起こったことをどう想像するか、なのだろう。
とにかく、すごい各々の活躍。そして情景描写が、ページを繰るあなたの手を止めないはずです。結末までノンストップのこの物語を、そして藤堂比奈子の集大成を、ぜひ目にしてほしい。
最後は、ちょっと、泣けます。
ひなちゃん
思えばこのシリーズは藤堂比奈子の刑事としての成長記でした。もう刑事はやめちゃうようだけど、長野でママさんデカやってほしい。出来たらフロイトや仙龍と交流してほしい。そして、比奈子と保の子供の話も読みたい。
Posted by ブクログ
比奈子ちゃんシリーズ読み終わって既にロス。
久々にこんなにハマってしまうシリーズを読んだ。
全ての登場人物に愛着を持てるし、これで完結なのが寂しい…。ハッピーエンドで終わったのは嬉しいけど、正直もう少し猟奇犯罪捜査班の活躍を見たかったな。
いつかその後のみんなの話も読みたい!(特にガンさんと石上女史のコンビは好き)
Posted by ブクログ
感情が忙しく、一気読み
ミシェルがあっさり死んでしまったのが残念だけど、
ハッピーエンドで気持ち良く終われて良かった。
永久、金子ペアが最高だった。
これで終わりなのが寂しいけど
スピマンオフ作品と、内藤了さんの他のシリーズも読みたい
Posted by ブクログ
シリーズもの、完結編。
終わってしまいました…
大切に思う人がいると、自身が持っている能力は適切に生かされ、社会に貢献していけると思いました。
スピンオフシリーズで他のキャラクターに会いに行こうと思います。
Posted by ブクログ
シリーズ完結編 下巻
バイオテロを目論むCBET(スヴェート)トップ:ミシェル。
狙われているのは、保?永久?比奈子?
拉致された比奈子と、助けようとする野火先生。
世界一強い武器で反撃に出る永久。
超高度なセキュリティーに守られたセンター内での
戦いは、別の意味で困難を極めたが
とりあえずは、よかったんだよね。
少し寂しいけれど、彼女がやってくるから!
ガンさんチームの皆さんは、もう少し待っててね!
Posted by ブクログ
闇の犯罪組織スヴェートに対峙する厚田班の最後の物語り。上巻でBURNの意味がはっきりしていない。
スヴェートのリーダーと思しきミシェルは何者なのか?田中管理官の車が燃えた、スヴェートのアジトらしき屋敷が燃えた、まさかそれでBURNではないだろう。まさか比奈子が燃えた・・・
脳だけになった都夜、スサナ、ミシェルは何をしようとしているのか?永久、未来、保が狙いなのか?
スヴェートも一枚岩ではない。田中管理官やスサナはどっち側なのだろうと、厚田班に近い側だといいのにと期待が膨らんだ。
そして本当のBURNの意味がわかった。スリルとサスペンスも味わえる場面だった。
ONから始まった一連のストーリーが集結する。
最後はこれでいいのか?と疑問が残った。
Posted by ブクログ
シリーズ完結!お疲れ様!!
うん、まぁこんな感じの結末かな。
あの人もこの人も悪くは終わらなくってよかった。一作目がホラー大賞の読者賞だったようで終始読みやすい作品でした。ラノベのようなキャラ設定も嫌いじゃない。てか、スピンオフのお二人が主人公を食ってないかw?
カテゴリ分けをずっとミステリーにしてた気がするけど、角川ホラー文庫だし、どちらかというとエンタメ小説ですね。
最後のスピンオフのOFFどうするかな〜
個人的に、のび先生が特に惹かれないキャラNo.1だったのでw
Posted by ブクログ
藤堂比奈子シリーズ完結編。下巻。
はっきり言って何がどうなってるのかはわからなかったが、とにかく怒涛の展開で息つく間もなく最後まで一気読みしてしまった。センター内の見取り図とか入れてくれたらもっと分かりやすかったんだろうけど。それぞれのキャラクターに見所があり、まさに総力を挙げての死闘に手に汗を握りました。何だかんだで最終的に一番強かったのは虫だった、という…。
ガンさんと死神女史の対話、倉島と忍の別れには涙涙でした。それぞれ行きつく場所に収まった感じで良いラストだった。
一作目のONを読んだ時は比奈子のあざとさに辟易して続きを読むかは微妙…と言っていたこのシリーズだけど、読んでいるうちに魅力的なキャラクター達と物語の面白さに引き込まれ、結局全部読んでしまった。最後まで恋人モードの保と比奈子のことは好きにはなれなかったけど!
Posted by ブクログ
どうなってしまうのか最後までドキドキしていたが、中島先生が活躍して終結して良かった。(浅い感想)
グロくて辛い回もたくさんあったけど個性豊かな比奈子や他の皆さんが身近に感じられて、一緒に進んで来たようです。
Posted by ブクログ
東海林先輩がかっこよかった…
たくさんの不幸と幸いとが連なって大ではないけど団円を迎えた長いシリーズの一番の感想がアホのようだけど、最終巻はほんとに、東海林先輩がすごく、すごくかっこよかったです。
なのに野比先生なのかそうか…
上巻を読んだ時点では片が付くとは思えなかった大きな風呂敷がちゃんと畳まれたことに驚きました。面白かった。
スピンオフがまだあるとはいえ終わってしまって悲しくてさみしい。シリーズ通して本当に面白かったです。
Posted by ブクログ
テロ組織のトップのミシェルは藤堂比奈子を拉致し、とうとうセンターに部下たちと乗り込んでいき攻撃を加える。スサナから中島保がスイッチを押す者ということが分かってしまったのだ。猟奇犯罪捜査班の面々もセンターに向かい、全面対決となる。このままやられてしまい、中島保も永久も連れ去られてしまうのではないかとはらはらさせるが、比奈子が究極の決断をする。作者は最初シリーズ化を考えてなかったようだが、全巻読み終えてみると、上手く最後まで繋がっていて作者の筆力を実感させられる。人物描写も上手い。親しみを持つことができるのだ。
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下巻に入っても勢いは衰えず、何度もえっこの人ここまで!?な展開もあり、忍に涙したりして感無量の最終巻でした。まさか忍にここまで泣かされるなんて…。
スヴェート、そしてミシェルのやってた事はおぞましいけど、技術進んだらやれないことはないのかもと思ってしまいました。
金子くんが結構キーパーソンだったな…そして永久くんもかなり成長して人間らしいです。
永久くんを守るためで仕方ないとはいえ人を殺めてしまったら警察官ではいられないと思ったのは至極真っ当で比奈子っぽくて好きです。お別れは寂しいけど、かなり。
保先生と比奈子の間に子どもがって素敵ですし、麗華さんが「同級生ですわね」ってなったのも好きでした。
猟奇犯罪捜査班の皆さん誰も彼も好きだったので本編終わるの寂しいですが、新シリーズも楽しみです。
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下巻に入って急激に動き始める様々な事態と、厚田班に襲い掛かる危機の数々。上巻以上に目の離せない展開です。
ついにセンターに侵入したスヴェートと、厚田班、そして保たちとの戦い。もう誰の活躍もとにかく素晴らしくって、しかしはらはらさせられます。とりあえず、虫が凶悪すぎる。そして倉島と忍の絆にはもう涙を禁じ得ないものが……ある意味ここがこの作品中最高潮のラブロマンスだったのでは、と思えてしまったのでした。
結末についてはもう何も言えないけれど。終わってしまったんだなあ、とちょっと寂しい気分。でもまだスピンオフ作品があります!
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猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズ、10作目。今作にて完結。上下巻。
とうとう本シリーズもこれにて完結。最初の頃は1話完結の推理ミステリものだとばかり思っていたのに、途中から大掛かりな組織の存在が見え隠れしてきて、少し、否、結構心配しながら読み進めていたのですが、意外や意外、いざシリーズを読み終えてみれば、上手く収まった!という感想です。荒唐無稽な方向へ行くところまで行くかと思っていたんですが、最後は意外とすんなり受け入れられました。
センターの存在が最後までSF感拭いきれなかった要因じゃないかとは思うのですが、人体実験なんかは、倫理感さえ無視すれば、今の現代でも十分可能なんじゃないかと妙に現実味を覚えてみたり。キャラの描写が、比奈子だけでなく、他メンバーも一人一人丁寧に描かれていて、最終巻の今作でもそれぞれ活躍があって、面白く最後までのめり込んで読めました。
最後の内藤先生の後書きを読むと、デビュー作の1作目の時点ではシリーズ化を想定していなかったと。最終作にして、あれが伏線だったのかと、シリーズを通した伏線が上手く回収されていると感じるところがいくつもあったので、そこが一番の驚きだったかも。シリーズが長期化されると、最終作では力技で収拾して破綻するパターンもありがちだと思うのですが、本シリーズはお見事な完結の仕方だったと思います。
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あとがきより
オンで始まった物語はオフで終えたい気持ちがある。当時は力不足で書けなかった中島保主人公の物語を「OFF」と題して書いてみたい。新人だった比奈子同様、私も少しは成長したし、いまなら書けると思うから。
人は必ず死ぬものだ。だからこそ生きることが大切なのだと、そういう話を今後も書いていこうと思う。
作品の中のキャラクターも生き続けている。
死なせたくなかったんだなと思った。
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猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズ完結編。国際テロ組織と対決する八王子西署猟奇犯罪捜査班の面々。皆、キャラが立ってきたが、完結してしまった。ラストは拍子抜けな感じだが、まあハッピーエンドで良しとしよう。
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国際的テロ組織のTOPミシェルは、比奈子を拉致し、中島保のいるセンターへと乗り込んでいた
猟奇犯罪捜査班のメンバーは センターの内外からテロ組織と対峙
ラストなので、当然総力戦でテロを阻止
センターの存続も望まれ、永久くんも無事
シリーズを読み始めた時、繋がりが絶妙な事に
何処から展開を考えていたのかと気になっていました。
あとがきでONで受賞した後、出版社からシリーズ化しましょうという誘いがあったということです。第2弾CUTから、この終着が考えられていたのかな?
比奈子さんのこれからも読めたし
あとは、3冊のスピンオフを残すのみ
Posted by ブクログ
シリーズ最終巻。
だいたいの予想通りの展開により期待外れ。
上下巻にするより1冊にしたほうがスピード感がでて良かったのかなと思う。
作者のあとがきより「自分は人間ができていないので『罪を憎んで人を憎まず』という本作の様なスタンスに歯噛みする」とあり、今後は作者の思いのままのスタンスでバッサバッサと悪人を成敗する作品を希望する。
Posted by ブクログ
07月-14。3.5点。
比奈子は拉致され、センターへスヴェートのミシェルと共に忍び込む。
猟奇犯罪犯、石上教授らが総力戦を挑み、永久を護り、都夜の脳を破壊できるのか。
うーん、シリーズが終わってしまった。下巻は最終巻らしく、怒濤の展開だった。
最後の武器が、サー・ジョージのプレゼントだったのが感動した。