内藤了のレビュー一覧
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ネタバレ「人を殺す悪夢」を解き明かし、事件の真相に辿り着くミステリ。面白かったです。
内藤さんのシリーズは3作目、比奈ちゃん恵平ちゃんの2シリーズと違い、今作は警察関係ではない。睡眠時に見る夢の研究所です。
キャラはいつも通り立ってて、なんだか事情がありそう。庭園作りに勤しむ肥料袋のような学長さんや、食堂のおばちゃん・タエちゃんも気になります。森をフラフラしてる白衣の人は一体?
悪夢が解き明かしたのは辛い事故とそれの隠蔽で、悪夢となってたのは事故の記憶と隠蔽するための脅迫によるトラウマ……悪夢に悩まされていた人たちが死んでしまうほどの。酷い。
夢だからいつものようなエグい遺体損壊描写は無いけど、やり切れない気持ちが残るのは他シリーズと変わりません。人の黒い部分はひしひしと。「オレは何を確かめに行ったのか」な下条兄、辛かったよなぁ。このことが明るみに出たのを知った下条兄のこと考えると……ユカリさんとそのお兄さん、Kキャンパーさんも。後に自衛隊員になったかつての光里の家の子どもみたいになるんだろう、、
怖いけど、悲しい。子どもたちは悲しみをマッド・モランに変えてしまってたのかな。憂鬱な泥(?)
シリーズ追いかけようと思いました。
夢を取り出す技術は見たことあります。Maison Book Girlの“夢”という曲のMVでやってて、メンバーが夢で見た画像が映されていました。こんなん出来る時代に…ってちょっと怖かったです。MV見てる分には影響ありません。メンバーにも影響は出てないはず。 -
Posted by ブクログ
闇の犯罪組織スヴェートに対峙する厚田班の最後の物語り。上巻でBURNの意味がはっきりしていない。
スヴェートのリーダーと思しきミシェルは何者なのか?田中管理官の車が燃えた、スヴェートのアジトらしき屋敷が燃えた、まさかそれでBURNではないだろう。まさか比奈子が燃えた・・・
脳だけになった都夜、スサナ、ミシェルは何をしようとしているのか?永久、未来、保が狙いなのか?
スヴェートも一枚岩ではない。田中管理官やスサナはどっち側なのだろうと、厚田班に近い側だといいのにと期待が膨らんだ。
そして本当のBURNの意味がわかった。スリルとサスペンスも味わえる場面だった。
ONから始まった一連のストーリーが集結する。
最後はこれでいいのか?と疑問が残った。 -
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ネタバレシリーズ最終巻お疲れ様でした。
通勤途中の大型本屋さんで、ありがたくもサイン本が並んでいたので購入できました。
前巻のメリーさんも心がぽっかり空いた気分になりましたが、今回も一回り大きく心がぽっかり空きました。
お祖父さんが入れ替わっているヒントはたくさんありましたが、平野さんだとは想像がついてませんでした。くっつけばいいなーという邪念でヒントを見逃していたのかもしれません。
ですので、ショックでしたし、柏村さんの殉職の事件がこう繋がるとも予想できていませんでした。
最後のメッセージは嬉しくもありましたが、それでもやっぱりさみしかったです。
でも面白かったです。
女性主人公は好き嫌いが激しいほうなのですが恵平ちゃんはとても好きでした。 -
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精神・神経研究センターにいる金子が描く絵の中に幽霊という人影がある。比奈子の後ろに。これがbackの題名の由来か?それとも・・・
クリスマスに千代田区の総合病院にて停電中に死傷者多数の事件が起こる。
手際の良さからプロによる犯行かと思われた。その病院には、極秘で特殊な受刑者が入院している特別病棟がある。犯人の動機は何なのか?気になってくる。
殺害方法も気になる。
看護師は両目の眼球がくり抜かれ、手首が切断されている。埠頭のコンテナに同様の遺体も発見される。なぜこんな事を・・・キーワードは税金泥棒なのか?
これらの情報を元に保がプロファイルしていく、看護師は事件のカムフラージュが目的で、犯人は自己顕示欲が強く自信家と言う。重ねて警察の地道な捜査もあり、一人の人物が浮かび上がる。その人物は主犯格らしからぬ所から複数犯と考えられる。
この推理はまさか、ミスリードなのかと疑ってしまった。
その人物を特定し、手錠をかけようとした際に、突然異変が起こり死んでしまった。渡嘉敷は主犯格なのか?それとももっと大きな背景があるのか?
題名の意味が見えてくる。
比奈子と保と永久で精神・神経研究センターにて話す場面は、考えさせられた。死神女史が寄り添うことは難しいと言う。家族であっても完全に寄り添うことはできないだろう。もしできると言うなら、それは表面的なものにしか思えない。 -
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比奈子がいない事に、死神女史が焦りを募らせる。そして八王子西署のメンバーも佐藤都夜の動きに注視し始める。なぜ猫や幼児を殺害したのか?終盤に推測がつく。よく出来た構成の作品である。
佐藤都夜と鈴木ひろし、そして児玉はどんな関係なのか?児玉の長男は小4、児玉永久(とわ)、彼の正体は?児玉は変態法医昆虫学者サー・ジョージと被る。
ガンさんと死神女史、東海林、清水、倉島、三木と麗華、月岡真紀、そして保の厚田班全員が比奈子を探す。それぞれが比奈子ならどうするかと考えながら・・・それくらい比奈子は厚田班に掛け替えの無い存在に成長していると感じた。
同時に都夜も比奈子を探す。どちらが先に探し出すのか?比奈子は無事なのか?なぜか途中から、教会に現れた長野県警の高山刑事は何者なのか?なぜ児玉の教会に現れたのか?
容疑者候補が読み手の中で渦巻いていく。
厚田班が猟奇犯罪捜査班として機能した時、ZEROはなぜZEROなのか?ZEROが ONEになる意味と事件の全容が解明される。
比奈子だけでなくチームもまた成長していた・・・が結末は・・・。 -
購入済み
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内藤了さんの描くお話が大好きです。
東京駅おもてうら交番の最終話と同時発売になったこちらの話は事件にならないと動けない動かない警察に疑問を抱いてる警察官が事件にさせないように導く話でした。ちょっと実際に起きた女児行方不明を思わせる…もしかすると神隠し山が本当にあるのか?と思ってしまいます。不思議な怖さのあるお話でした
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CUTで比奈子に捕まった佐藤都夜の獄中の手紙から始まる。
始まりは、比奈子が帰省していた長野で幼児のバラバラ事件がおきる。八王子西署の管轄ではない千代田区でも同様の事件が起きる。猫の首だけが並べられた異常な事態も。見つかり方も異常さがある。同じ犯人なのか、複数人の仕業なのか?佐藤都夜との関係は?と沸々と疑問が湧いてくる。そして、本庁田中管理官や死神女史により八王子西署が呼び出される。
猫や指の等間隔に並べる意味はなんだろう。そこにどんな動機が隠れているのか?
比奈子が気づいたように、長野と東京の事件を関連付ける。比奈子の優位性は、単に記憶が良いだけでなく、それらを関連づけたり普通の事と見逃しがちな事を拾い上げるところにある。
変態法医昆虫学者も登場する。死神女史との関係や変態(異常)ぶりが明らかになるが、天才とはいろんな意味で紙一重なのだろう。
この辺りまで読み終えても、まだ題名のZEROの意味がわからない。まさか次のONEの前ということだけなのか?と疑問が深まる。終盤に保によりその理由がわかる。
比奈子の新しい命名、猟奇犯罪者ホイホイ、猟奇犯罪の合間にクスリと笑える表現も、楽しませてくれる要素だ。
しかし、終盤は栃木県警に留置されている佐藤都夜が病院に運び込まれ、そこから逃亡したことが判明。彼女のファンという文通相手の鈴木ひろしと合流し、更なる猟奇犯罪を重ねるのか?そして、比奈子の身が・・・ここで前編が終わる。後半から一気に話が流れるので、緊迫感を持ち続編ONEに手を伸ばす。 -
Posted by ブクログ
今回の現場は、正月の秋葉原から始まる。その遺体には札や硬貨が詰め込まれていたというリッチマン殺人事件。題名のleakとお金というと、どうしても政治とカネをイメージしてしまう。
殺害方法は硬貨を無理やり飲み込ませ、窒息死させている。想像するだけで、食事が喉を通らなくなりそうだ。犯人リッチマンの殺害方法は太鼓焼きの製造方法と似ていると感じるが、さてどうなのか?
太鼓焼きのおばあちゃんの家族と名乗る人物はどう関係しているのか?
様々な疑問が湧いてくる。
この猟奇犯罪の示す意味はなんだろう?そして動機は?犯人像が想像がつきにくいのも面白い。アリバイ(機会)がそろえば、犯人は推測がつくのだが・・・。政治とカネは・・・。反社会的勢力と詐欺と倒産と自殺とそれなりにヒントが描かれて、結論が導かれる。それはミスリードなのか?最後にわかる。
比奈子の魅力は刑事らしくない普通の女子の視点で出来事を記憶し、偶然と流してしまうことに注視するところにある。記憶方法も文字でなく独自の絵でメモするところも面白い。これからも七味缶を持って「進め!比奈ちゃん!」