内藤了のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
コロナ騒ぎのなかの読書あるある。満員のカウンター席にもうひとり客入れるために詰める、捜査疲れで目頭揉む、発熱しているのに出勤する、あかんあかんといちいち思ってしまう(笑)。
男みたいな名前だけど女、新人警察官ケッペーが卵からひよっこになりかけています。おぼこすぎる彼女が、AV女優惨殺事件の捜査のためにエロビデオを延々確認するはめに。
ホームレスのおばあちゃんや靴磨きのおじさん、オネエのダミさんと、警察官以外も魅力的な人ばかりで私はゾッコン。“藤堂比奈子”シリーズロスから完全に脱却しました。第3弾に即行きたい気持ちを抑え中。
誇りを持って仕事すること、そして仕事に誇りを持つこと。 -
Posted by ブクログ
藤堂比奈子シリーズ4作目。
体内に小銭を流し込まれた死体というのはかなり猟奇的だけど、今回はいつも大活躍の蛆虫や蠅が活躍してなかったのでグロさはマシだった、かもしれない。
前作から急にキャラ立ちしてきた倉島刑事がいい味出してます。
巻が終わればその事件は解決するけど、罪を犯してしまった優しい人たちのことをずっと比奈子が大切に思っているところがいいなぁと思った。エピローグの原島さんとの対話が泣けた。最初は比奈子のことあんまり…と思ったけど、巻を追うごとに好きになってきました。
そしてラスト…あの人が再登場するのか???
続きが気になります。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2020/3/10
現在の内藤了ストックラスト。
早く新刊出てくれ。
幻冬舎は医療系で行くのかしら。
シリーズ化かと思ったらそうでもなかったようです。残念。
坂口先生もいいんだけど脇のケルベロスやタイ人のチャラがいいキャラやな。
出番少なくて寂しいわ。
またどこかで会えることを祈ってます。
今回も知り合いを探したんだけどわからなかった。
跳ねっ返りのハブられ仲間の後輩が知ってる人かもしれんね。ぐらい。
この作者にしては珍しく主人公がお年寄りで、それだからこそ奥さん亡くなったり斜陽な感じ。
たまにはいいんだけど身につまされるからたまにでいいです。
できればケルベロス並みに吹っ切れたお年寄りがいい -
Posted by ブクログ
猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズ、10作目。今作にて完結。上下巻。
とうとう本シリーズもこれにて完結。最初の頃は1話完結の推理ミステリものだとばかり思っていたのに、途中から大掛かりな組織の存在が見え隠れしてきて、少し、否、結構心配しながら読み進めていたのですが、意外や意外、いざシリーズを読み終えてみれば、上手く収まった!という感想です。荒唐無稽な方向へ行くところまで行くかと思っていたんですが、最後は意外とすんなり受け入れられました。
センターの存在が最後までSF感拭いきれなかった要因じゃないかとは思うのですが、人体実験なんかは、倫理感さえ無視すれば、今の現代でも十分可能なんじゃないかと妙に -
Posted by ブクログ
猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズ、9作目。
いよいよシリーズも終盤になってきたか、ということで、ここに来てこれまでの事件がいろいろ複雑に絡まり合い、シリーズを通して読まないと何のこっちゃか分からない展開になっています。しかも、これまでの事件いづれにも、実は裏に黒幕組織が控えていたという、、、。大仰になり過ぎて多少置いてけぼり感はありますが、そもそも中島先生や永久くんのいるセンター施設が非現実満載だったなと思い直し、恐らくシリーズ最初から黒幕の存在に関して作者のイメージの中にはあったのだろうと感じます。次作が完結編となるようですから、どのように事件が落ち着くのか期待したいと思います。
そして -
購入済み
テンポがよく引き込まれる
デンポよく話が展開し、所々に伏線が張ってあるので話に引き込まれる程に面白いです。自分もこの研究所の一員になったように、事件の謎を一つ一つ紐解いていく様な感覚になります。時折、主人公のあかねは何で気付かないんだ、なんてヤキモキするかもしれません。