あらすじ
比奈子の故郷・長野と東京都内で発見された複数の幼児の部分遺体は、神話等になぞらえて遺棄されていた。被虐待児童のカウンセリングを行う団体を探るなか深手を負った比奈子は、そのまま行方不明に。残された猟奇犯罪捜査班の面々は各地で起きた事件をつなぐ鍵を必死に捜す。そして比奈子への復讐心を燃やしている連続殺人鬼・都夜が自由の身となり向かった先は……。新しいタイプのヒロインが大活躍の警察小説、第6弾! 【電子版特別付録】次巻『BACK(バック)』プロローグ原稿
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ドラマでいう最終回に当たるお話。
もしかしてそうかな?
でも出来るならそうであって欲しくないな…
そんなことを思いながら読み進めました。
結果は予想通りだったけど、彼は比奈子を殺さなくて、殺さない理由もなんだか切なくて。
異常なんだけれどもその異常を比奈子は受け止めてそしてそれは中島先生も。
前巻のラストで行方不明となった比奈子を探すために色んな人が協力してくれる。
そして比奈子が居なくなって、こんな時に藤堂が居たらどうするんだろうか、と思う厚田班最高オブ最高。
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信じられないと思うと同時に納得した。
佐藤都夜も恐ろしい殺人鬼だけども永久君はまた違う恐ろしさがある。
まず、悪い事という意識が無いのが怖い。佐藤都夜もだけど躊躇が無いのが更に怖い。
他の人にとっては些細なことでも永久君にとっては大切なこと。
大切と言っても永久君の心はまだ空っぽに近いから大切とそれ以外で分けるほど無くて。
でもそのおかげで藤堂比奈子さんは助かったけども。
運が良かったというか何とい言うか。
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比奈子の故郷・長野と東京都内で発見された複数の幼児の部分遺体は、神話等になぞらえて遺棄されていた。被虐待児童のカウンセリングを行う団体を探るなか深手を負った比奈子は、そのまま行方不明に。残された猟奇犯罪捜査班の面々は各地で起きた事件をつなぐ鍵を必死に捜す。そして比奈子への復讐心を燃やしている連続殺人鬼・都夜が自由の身となり向かった先は…。
連れ去られた比奈子を探すべくみんなが協力する展開に。下手な展開だけど、こういうシリーズであったとしても好きな展開。死神女史に猟奇犯罪捜査班のみんな、そして保。みんながみんな比奈子を思う気持ちが伝わって良かった。
最後に、心が未発達なままの子供が犯人であってちょっとかなしかったが、保の研究とその成果、そしてその後の自由のために、この子がキーとなるのかもしれないかな。
続編が楽しみ。
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人に囲まれて愛される比奈子と独り誰からも愛情を与えて貰えなかった永久。
永久の心がこれからどう成長していくのか、続きが気になります。
そして、あっさり戦線離脱の都夜にびっくり。
もっと引きずるかと思っていたのですが……。
自分にとって意味のあるoneになるって、何だろうなぁ?
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六作目!
今回は五作目からの続きで、一つの事件の完結編でした!
今回は特に、猟奇犯罪捜査班の秘密の協力者によるプロファイルが活躍を増していました!
足で稼ぐ刑事、遺体の声を聴く法医学者、地を張り現場の遺留品を見つけ出す鑑識、犯行状況から犯人の精神に「潜入」しその人物の輪郭を鮮明にしていくプロファイラー。
なんだか戦隊モノのような胸熱感があります。
以前の巻に登場した連続殺人鬼が絡んでくるなど、長編としての魅力が発揮されているなという楽しみがありました!
今作は特に、特徴的な建物や人物の見た目の表現が細かだったので頭の中で情景描写がしやすくて面白かったです。
事件の内容は重かったけど…
七作目も楽しみです!
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比奈子がいない事に、死神女史が焦りを募らせる。そして八王子西署のメンバーも佐藤都夜の動きに注視し始める。なぜ猫や幼児を殺害したのか?終盤に推測がつく。よく出来た構成の作品である。
佐藤都夜と鈴木ひろし、そして児玉はどんな関係なのか?児玉の長男は小4、児玉永久(とわ)、彼の正体は?児玉は変態法医昆虫学者サー・ジョージと被る。
ガンさんと死神女史、東海林、清水、倉島、三木と麗華、月岡真紀、そして保の厚田班全員が比奈子を探す。それぞれが比奈子ならどうするかと考えながら・・・それくらい比奈子は厚田班に掛け替えの無い存在に成長していると感じた。
同時に都夜も比奈子を探す。どちらが先に探し出すのか?比奈子は無事なのか?なぜか途中から、教会に現れた長野県警の高山刑事は何者なのか?なぜ児玉の教会に現れたのか?
容疑者候補が読み手の中で渦巻いていく。
厚田班が猟奇犯罪捜査班として機能した時、ZEROはなぜZEROなのか?ZEROが ONEになる意味と事件の全容が解明される。
比奈子だけでなくチームもまた成長していた・・・が結末は・・・。
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ZEROからONEへ。
前作の内容が一気に繋がり、とても面白かったです。
比奈子が囚われているところから始まっているので、比奈子不在の中で犯人、都夜、猟奇犯罪捜査班の面々でストーリーが進みますが、それぞれのキャラが立っていて面白いです。今まであまり目立たなかったですが清水さんもいい味が出ていると思いました。
乳幼児の虐待がらもたらす悲劇が少しでも減少するようにと思わされます。
Posted by ブクログ
ほんまは、ZERO読んだ後、他の小説読もうと思ってたのに…ZEROが後半へ続く(ONE)ってなったので…更に早く展開知りたくて、速攻読んでしまった^^;
逃げた殺人鬼もいっぱい殺すし、今回の犯人も…
「罪を憎んで人を憎まず」とは言うけど、そんな簡単なもんではないよな…
何か息をするように普通に人を殺めるとか、何だかなぁ…そういう環境に生まれてきた不幸はあるにしても…
小説だけでなく実際にもいるんやろうし。野比先生に頑張って貰わんと!
捕らわれた比奈子さんは、シリーズが、まだ続くので、分かるけど、何とか無事(//∇//)
今まで関わって来た人が頑張って動いてくれた。人徳の賜物やな。私も見習おう!
Posted by ブクログ
前巻ZEROからの続き。捕らわれの身となった藤堂比奈子にハラハラさせられる。捜査班や妙子たちは必死に探索を続ける。三木鑑識官の恋人麗華までも動員する。比奈子を巡る人の繋がりを描いているのがいい。解剖学の本のことから犯人は分かってしまったが、最後まで読ませる。
Posted by ブクログ
読書録「ONE猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」4
著者 内藤了
出版 角川ホラー文庫
p90より引用
“「こっちにも、とうどうひなこの文字があ
る。鈴木ひろしは暗号を理解して、同じ言葉
を返してよこした。それを見てあのおばちゃ
んは、使える奴だと思ったんだよ。猟奇犯罪
者同士は惹かれ合う。互いのニオイを敏感に
感じ取るらしいよ。文字を見ただけで、二人
は、お互いが同じ種類の人間だってことを知っ
たんだ」”
目次より抜粋引用
“放たれた鬼
鈴木ひろしという男
猟奇犯罪捜査班
ZERO”
記憶力が極めて高い女性刑事を主人公とし
た、長編連作ホラーミステリ。シリーズ第六
弾。
捜査線上に上がったNPO法人に一人で向かっ
た主人公・比奈子は、何者かに腹部を刺され
て行方を絶った。彼女の身を案じる仲間の一
人、検死官・石上は捜査の進展を早め比奈子
を救うため、法医昆虫学者の下へ足を運んだ…。
上記の引用は、かつて主人公が逮捕した犯
人と今回の犯人であろう人物との手紙でのや
り取りについての、検死官・石上の台詞。
同じ種どうしが集まり群れるというのは、生
物の本能でしょうから、当然こういうことに
もなるのでしょう。しかし、常人の社会と相
いれないということは、人と同じ姿であって
も、ひょっとすると全く別の生物であるのか
も知れません。そういう生物は、自然界には
割といますよね。
「ZERO」からの話がこの巻で終わります。
人は周囲の人の影響なしには、人ではいられ
ないのかもしれません。そこそこ普通に生き
てこられたことを、ありがたく思えるエピソー
ドではないでしょうか。
ーーーーー
Posted by ブクログ
猟奇犯罪ホイホイと言われている捜査官の藤堂比奈子。彼女の故郷・長野で起こった幼児連続殺人事件。その陰に虐待児童のカウンセリングを行う団体が関係あることを疑った比奈子はそこで何者かに襲われる。連続殺人犯の都夜、鈴木ひろし…「ZERO」から続く「ONE」
いや~失敗したわ。
なんか間違って「ZERO」のあとに「MIX」を読んじゃったのよね。その上、「ZERO」の後でかなり間が空いてたから内容を忘れかけてたかも…
なんだけど…
やっぱりおもしろかったな~。
都夜の殺しっぷりが相変わらず非道でブレんな~
そしてなんかきゅんときたのが野比先生の取り乱しっぷり!は~なんか萌えた。
そして死神先生とジョージのやりとりとか好きだわ~。
そうか…永久くん
こんな感じだったのね。
なんかあらためてMIX読みたくなった~。
いや、次に読むべきなのはBACKだっけ?
楽しみ~。
Posted by ブクログ
zeroとone、冊子の分かれ目が本当にくっきりと折り返し地点だった。
zeroでこれでもかこれでもかと散々とっ散らかった謎がoneに入ってからは増えることなく順繰り繋がって片付いていくのが気持ちよかった。
主人公不在でも面白く話に入り込んだまま読み切れるのは脇を固めるメンバーそれぞれに分かり味があって感情移入できるからですね。シリーズ物強い。
Posted by ブクログ
それはzeroからoneになる。
犯人はなんとなく想像できるこの作品。でもぐって引き込まれます。
読む手が止まらない。
シリーズもまだまだありますがおもしろいですね
安定した面白さ
相変わらず安定して面白いです。
半分行かない辺りで、犯人が分かってしまうのも相変わらず。
※今回は38%時点だったので、最早記録かも笑
でもそれが良いんだよね。
ところで、少し作者の誤用が気になり始めてます。
前作くらいから多用している「鑑みる」
これ「考える」「考慮する」って意味ではないのだけど、作者はそう言う意味で使ってる模様。
また、「クレバー」
これは動物が賢いときに使う言葉で、人間には使いません。
※人な対して使うなら「スマート」
こういった誤用は少し萎えます。
Posted by ブクログ
犯人は結構登場してすぐに感付いたけど、比奈子的に中々しんどい展開だったなぁ。
都夜もめっちゃ怖いし。
野比先生が取り乱すのはグッと来る。
みんなに愛されてるなぁ。
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猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子 第6弾
第5弾ZEROで 比奈子は何者かに腹部を刺され
捕らわれる 八王子西署の面々は行方不明の比奈子を必死の捜索
放たれた殺人鬼・都夜とZEROとの対面はスリリング 自分を逮捕した比奈子に執着する都夜と
その殺人鬼さえ凌駕するZEROの病的な冷静と興奮
内藤さんの比奈ちゃんシリーズが面白いのは
展開の早さにもあるかなと思う
250pあまりで 驚くほど事件の繋がりを描いて
登場人物をくまなく活用して
そして新たな主要人物Oneとなる少年まで
印象に残して
さて 第7弾へ
Posted by ブクログ
藤堂比奈子シリーズ第六弾、第五弾の後編。脱走した殺人鬼・都夜との対決にドキドキ。真犯人は、、、単純には解決しないな。感情豊かな天然刑事、厚田班のイジられ役だが皆から愛される。藤堂比奈子のキャラ確立。
Posted by ブクログ
なんだかすごい。
子供が被害者で加害者もいうのは、読んでいて本当に気持ちが凹む。
殺人鬼都夜がようやく死んでくれて、そこだけホッとする。
Posted by ブクログ
シリーズ6作目。
ZEROの続き。
子供の育て方、愛情の注ぎ方は大切。
その後の人生、生き方が決まってしまうものね。
その子は悪くないんだけど、負の連鎖ですよね。
これはどこで止められるのだろうか。
悲しくなりました。
やはり先入観は敵となる。
みんなに愛されている藤堂比奈子でした。
Posted by ブクログ
03月-17。3.5点。
藤堂比奈子第6弾。前作からの続き。
刺され、敵の手に落ちた藤堂比奈子。一方、脱獄した佐藤都夜は、手紙のやり取りをした「鈴木」の元へ急ぐ。。
中島保が大活躍。終盤の真犯人判明が、何となく予想ついていたけど、経緯が哀しかった。
Posted by ブクログ
藤堂さんがいない現場で、藤堂さんの存在感がひしひし伝わる。ええ話やわ~。犯罪の中身は救いようがないんだけどな。
都夜さんは出てくるわ、ガンさんと野比先生は再会するわ、盛りだくさんが過ぎました。お腹一杯です。
Posted by ブクログ
ZEROの続き。
比奈子ちゃんがほとんど出てこないけど、周りの捜査班メンバーや麗華さんたちの奮闘がたまらない。
犯人はZEROの時から少し予想はついてたけど、実際犯人分かると少々切ない結末。
Posted by ブクログ
シリーズ6弾目。
前回のZEROからの続き物。
比奈子のピンチは猟奇犯のチームワークでなんとか乗り切る。
しかしなぁ!
犯人が意外や意外。想像してなかったなぁ。
2巻通して引っ張った事件なのに、脱獄した都夜の存在もアッサリしたもので、少し残念な気も。
このシリーズはサラッと読めるのでお気に入り。
終わりまで追いかけます。