内藤了のレビュー一覧
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ネタバレ裏交番の柏村の部下永田敏夫の話から始まった。
永田は職務中に謝って若い警察官を殺害してしまい、自首をせずバラバラにし墓地の墓に頭など身分わかるものは埋め、他は川に流した。
そこからバラバラ殺人事件の帳場が立ったが未解決になった。
その作業中に子供に見つかってしまい咄嗟に殺してしまった。その子も墓地に埋めた。
その事をよくしる老記者「明野ジジイ」とよばれているものがよく永田が務めている所轄にきていた。
明野は永田の殺人と埋葬を知っていた。
→明野は埋めた死体を処理すると言い出した。
何も見返りもなく、ただこういう事をやるのは私と言って、その後永田は自宅の畳に大量の血痕を残し行方不明になり、殺 -
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『♪トンでもねえうまさだぜ、信州ポーク♪』…懐かしい響き!響きと言っても読んだだけやけど(^^;;
(藤堂比奈子さんの着メロ)
藤堂比奈子シリーズのスピンオフ作品。これが最後かな。はじめが『ON』で、最後が、『OFF』。野比先生の話。
少女の事件がキッカケに、更に早坂先生に誘導されながら…
早坂先生…サイコパスとか精神的なのは、見た目は分からんから怖いな〜
野比先生は、早坂先生にのせられただけで、主犯ではないけど、本人にとっては自分にしかできない事やったんやから、辛いわな。
もう少し早く、比奈子ちゃんに会っていたら…
過去は、変えられないので、これからは償っていくしかないし…
悲しみ倍速や -
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ネタバレ地滑りした場所から人柱が発見された。
そこは古くからお坊さんが人柱として土地を守ってくれていると言い伝えがある場所。
しかし、それから何故か老婆の幽霊が出る様になる。
その老婆は「お寺に行きたい」と言い背中に乗るのだがその重さが墓石程あると言う。そして老婆を見た人達に次々と不幸が起こる。
そして遂に春菜に死霊がとり憑いてしまった。
老婆はその土地の大姫で僧侶とは恋仲であった。
大姫は代々受け継がれていた人柱として埋められる筈だったがそれを僧侶が代わりにやったのだった。大姫は毎日毎日埋められた場所に死ぬまで通い続けたのだ。
大姫が亡くなるとその亡骸はあまりに重く動かせなくいつしか桜が咲く様に -
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ネタバレそう!そう!!
コレ!コレ!!
こーゆーの待ってたのよ。
犬神が蠱毒と同じ様に誰かを呪うモノだとは知らなかった。飢えた犬を穴に埋め首だけ出して届かない所に食べ物を置く。そして首を刎ねる‥。犬神は子孫に代々受け継がれて行く。犬神は生半可な事では還せない。己の命と引き換えでないと‥。
出向先で出会った妖しく美しい笹嶋。
彼女が犬神憑きだと言うのは早々に分かった。
でもまさか春菜が出会った時には既に自殺して犬神を還していたとは思わなかった。家族も友達もいなく、嫌われていると思っていた笹嶋。ただ少し羨ましいと思っただけで呪い殺してしまった笹嶋。自分のせいだと分かった時の気持ちはいかばかりか。
春 -
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小説の世界でもコロナが発生しており、今の日本と同じ生活習慣への変化と若者や弱者が職を失いホームレスになってしまっている状況だった。
そういう人達を操る「ターンボックス」という組織。
今回は殺人、遺体自体を無かったことにする為に実験をしていた。
その実験をするのにネットで高額バイトと称してホームレスなど職を無くした若者達が何も考えずお金の為だけに怪しい仕事をしていた。
それにより人が死んでも、自分は車を用意しただけなど自分は悪くない、殺意はないと主張している。
これはコロナが悪いのか、ターンボックスがネットに仕事を載せたのが悪いのか、何も考えず高額バイトをした人間が悪いのか、
本当に -
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藤堂比奈子シリーズ完結編。下巻。
はっきり言って何がどうなってるのかはわからなかったが、とにかく怒涛の展開で息つく間もなく最後まで一気読みしてしまった。センター内の見取り図とか入れてくれたらもっと分かりやすかったんだろうけど。それぞれのキャラクターに見所があり、まさに総力を挙げての死闘に手に汗を握りました。何だかんだで最終的に一番強かったのは虫だった、という…。
ガンさんと死神女史の対話、倉島と忍の別れには涙涙でした。それぞれ行きつく場所に収まった感じで良いラストだった。
一作目のONを読んだ時は比奈子のあざとさに辟易して続きを読むかは微妙…と言っていたこのシリーズだけど、読んでいるうちに魅力