内藤了のレビュー一覧
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ネタバレ二冊目にして作品の骨格が見えた・・・憑依作家が抱えている謎は兎も角、戦う相手・ラスボスを追い詰めつつ次々と異常犯罪が猟奇的?サイコパスな事件を解決していく段取りだろう(知らんけど)本作品のネストとは巣の事で、巣を求めた(ハンター)が、次々とパパを名乗り母子家庭を毒牙にかける怪奇事件・・・事件とさえ認識されないため、10年前を含め4件のラシキ事件を憑依作家の雨宮縁が突き止める
憑依作家の背景・動機は不明なれど、この危険な敵を追い続けるために、作品に合わせてキャラを変えて(変装までして)いたのがこの憑依という不可思議なキャラを演じた動機と分かり、一作目でキャラ付けがウザいと思っていた自分をなだめら -
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内藤了『LIVE 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花』角川ホラー文庫。
シリーズ第2弾。左遷された女性刑事が警察庁に新設たばかりの特捜地域潜入班に配属され、そこで活躍していくという物語。
今回もまた物足りなさを感じた。
県警捜査一課の班長を務めていた31歳の木下清花は被疑者を勾留中に自死させたことで県警捜査一課を追われ、警察庁特捜地域潜入班に配属される。
さらに、それまで家庭を顧みなかった清花は夫にも三下り半を突き付けられ、離婚する。
しかし、清花は娘のことを考えて、元夫と娘と義母とで同居を続けることに。
今回は、青森県の山間にある旧家の屋敷で火災が発生し、焼け跡の敷地内にある土倉から -
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LIVE警視庁特別潜入捜査班
蔵の中に花嫁人形…しかもかなりリアルな等身大だなんて。想像しただけでも怖い、薄気味悪い!想像もできないような話でしたが、ミイラを作った人がいるのだからあってもおかしく無い話ですね。人の思考回路が1番怖い!
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Posted by ブクログ
久々の警察小説…
冒頭から取り調べ中の被疑者が留置場で自殺し、県警捜査一課を追われる刑事・木下清花。
家庭でも育児を義母に任せっきりで夫から離婚を言い渡される。
どこにも居場所がない清花に上官の勧めで移動した先は「警察庁特捜地域潜入班」だった。
はみ出し者で構成されているこの班は、エリートだったが妻を病気で亡くした土井に三度の飯より祭り好きな丸山勇とモニター越しの調査員・万羽福子だ。
最初からキャンピングカーで栃木の山奥に入り、村民たちと充分に仲良くなってから「児童連続神隠し事件」を追う潜入捜査である。
飄々とした雰囲気で村に溶け込み、真相を掴んでいく土井たちに清花も自然と溶け込んでいく