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感想
シリーズでも一番人気の高い巻だと聞いていましたがよくわかった。
関わった因縁自体もドラマチックなもので、最後のシーンは本当に綺麗で切ない光景が浮かんでくるようで、
すごく素敵だったけど、関わっていく中で自分がどうありたいのかを悩んでいく春菜ちゃんの姿が
ますます魅力的に見えてどんどん好きになった。
気の強さやつんけんしたところで読者に敬遠されることのある春菜ちゃんだけど
きっと作品世界の中での周囲の印象も似たようなものなのだろうなと思わせるのは内藤先生の描写力の高さゆえでしょうか。
でも深く知ると、不器用なところや頑なで融通のきかないところを自分で短所だと思ってるし
そうありながらも自分らしくいたくて色々足掻いている姿がすごく魅力的な主人公だなと改めて思った。
続きも早く読みたいな~
堕天使堂 よろず建物因縁帳
今号は春菜が祟られて命が危ない話でしたが、最初から恐怖がマックスでした。人柱となった若い僧侶と僧侶を想う少女の想いの強さが最後に龍仙らによって思いを遂げられたシーンは泣いてしまいました。切なかった。因のあると伝えられる土地を守ってきた地元の人たちの想いまでも縁で結んで円にする龍仙さんたちに会ってみたい。
Posted by ブクログ
発掘された人柱と、それに関わる老婆の死霊。今回もまた因縁の深そうな怪異がたっぷりです。魂呼び桜にまつわる伝説はロマンチックなものともいえるけれど、それを恋慕の情ととるか執念ととるかでかなり印象が違ってきます。終盤まではとにかく不気味で怖い。迫りくる仙龍の寿命に対するリミットにもぞくぞくさせられます。ああして目に見えてしまうのも、怖いし嫌だよなあ。
自らのサニワとしての力と向き合い、仙龍の因縁を断ち切ろうとする春菜の強さと健気さが、読者に安心感を与えてくれる印象です。ひどくつらい立場のはずなのだけれど、彼女の頑張りはとても心強くて。ぜひともあんな因縁は断ち切ってもらいたいものです。
そしてラストのシーンの美しさが圧巻。情景を思い浮かべるだけで鳥肌が立ちそうな心地でした。
悲恋モノ?
何故か最後は涙が出てしょうがなくなりました。
このシリーズは全て持っていますが、間違いなく1、2位を争う作品だと思います。(私だけ?)
これから仙龍と春菜がどうなっていくのか非常に楽しみです。
Posted by ブクログ
よろず建物因縁帳シリーズ、5作目。
ここにきて春菜のサニワの能力が随分と上がってきたな。仙龍の曳き家師としての采配も見事だけれど、サニワの春菜と組んでこそ、というのがより分かるようになってきた。そして彼らを支えるコーイチや教授、生臭坊主など、チームとして安定感があって、皆大好き。怪異描写はほんとに怖いけど、次はどんな因縁を祓ってくれるのかなとワクワクする方が勝る。
今回は、祟られてしまった方がほんとに何にも悪いことしてなくて、可哀想なのだが、古い時代を遡っての悲恋噺に念の重みを相応に感じたし、最期にもうひと花咲かせた桜の描写が実に見事。スッキリとした終わり方で良かったデス。
因縁
今回もどんな因縁が?とぐんぐん読み進めてしまいました。いつもよりは少しあっさり気味?とも思いましたが読後感はすっきりですね。2人の恋の行方も気になります。
Posted by ブクログ
よろず建物因縁帳シリーズ 第5弾。
最初に向かった先は普通のお宅だったが、そこでサニワ?を
発揮して、女の敵をケチョンケチョンにしてやった。
メインの話は、地滑り現場で八百年程前から語られている
伝承通りに人柱が埋まっていたのだが、同時に老婆の霊も
目撃されるようになり、調査を依頼された仙龍達。
樹齢800年を越える枝垂桜に秘められた真実が明らかになる。
今回は2回ほど泣きました。憑き御寮に出てきた庭師も
登場して、いい仕事してました。
隠温羅流導師を継ぐ者は、他界する前夜に
決まった現象が起こるという。
仙龍の寿命を思わず逆算してしまい
呪われた宿命から早く救ってくれと春菜に願う今日この頃。
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