内藤了のレビュー一覧
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シリーズ5作目の東京はワクチンの無い感染症が巷を席巻してて、事件の真相もこのご時世だからこそみたいな理由でリアリティありました。
また出たなターンボックス。恵平ちゃんシリーズは対ターンボックスになるのかな。柏村さんがうら交番へ呼んでる事件とも繋がったりしてきたりして。。
恵平ちゃん、うら交番でおじいちゃんに会って恵平の意味聞けて良かった、って思ったけど、これ恵平ちゃんに会ったから恵平ちゃんに恵平って名付ける事になるのでは?とちょっと思いました。同じ名字だし記憶に残ってそう。
柏村さんも息子さんに平野刑事の事っぽい話してたらしいし、タイムスリップって不思議。。
せめて徳兵衛さんだけでも助かってほ -
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第6弾!
研修も終わって、やっと一人前?のお巡りさん!
交番は、予想通り「東京駅おもて交番」!
相変わらず、エグい…
でも、通り魔殺人は、スルーして、木箱に大切に入った落とし物のハート(心臓)の方がメイン!
何かに取り憑かれたから、清めるのに、内臓分けて木箱に入れて、神社で祓ってもらうのか…
それで、生き返るって…そう思い込んでる自体が病んでるやん!怖わ〜
でも、血ドバドバはええ感じ(⌒-⌒; )
そろそろ、うら交番の秘密も徐々に、明らかになりそうやし。
クライマックスが近づいて来た感じ。
でも、今回は、その序章で、さぁ謎を解き明かすで!で終わってるんで解決したというか何というか…
分かっわ! -
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ネタバレ遂に完結しました。前巻の棟梁の死にへこみ、最終話までまた誰かの死を見なければいけないのかと思って、ドキドキしながら読みましたが、それが杞憂に終わってよかったです。
過去の繋がりを見つけ出して、秘密を解き明かしていくところが凄い面白かったです。曳家という職業を中心に、いろいろな仕事と人との関わり方を知ったのも面白かったです。
そして、クライマックスの疾走感が良かったです。動きが目まぐるしく、視点が変わった先に見どころが準備されていて盛沢山でした。それにしても、棟梁がかっこよかったです。かっこよすぎて、完全に周りが霞んでましたが。 -
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内藤了『夢探偵フロイト ナイトメアの殺人実験』小学館文庫。
シリーズ完結編。
夢とは不思議なもので目覚めると内容を覚えていなかったり、はっきりと覚えていたりする。仕事でなかなか解決出来なかった問題を夢の中で解決し、翌日、それを試すと上手く行ったりする。
そんな不思議な夢をテーマにしたシリーズも、シリーズを通して最大のテーマであったフロイトが長年に亘り追い求めて来た『人を殺す悪夢』の謎とついに対決する時が来たようだ。
鈴木光司の傑作ホラー小説『リング』のような……
フロイトの元に介護福祉施設で相次ぐ悪夢による不眠を伴った謎の感染による心臓麻痺の事案の調査依頼が入る。感染者が他者に呪いの -
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購入済み
桜底
特殊な能力を持ちながらそれを呪いのように感じて生きて来た怜。内藤了さんのおどろおどろしい描写は本当に凄い。恐いだけの話ではなく怜の持つ心の芯の部分の光が安堵感を感じました。
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よろず建物因縁帳シリーズ 第6弾
木賀建設の曳家を見学させてもらった春菜。
社長は仙龍の昔馴染みだったのだが、持仏堂を曳いた後、
怪異が起こるようになり、住職に相談されて鐘鋳建設を
訪れていたが、隠温羅流の因はなくても春菜が来た。
ってことは、そういうことでしょうと依頼を受ける。
こういう瞬間がワクワクします。
待受けていたのは凄まじい恨みと呪い。怨毒(エンドク)。
それが凝ると鬼になる。
シリーズの転機となる本作。
春菜は、いよいよ隠温羅流の過去に立ち向かう覚悟を決める。
棟梁から大切な手帳を預かって、前に進む。
春菜と仙龍の背中を押したのは、コーイチだよねぇ。 -
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よろず建物因縁帳シリーズ 第7弾
今回のお話は二通りの流れがあります。
1つは、隠温羅流の流れを追う話。
もう1つは、常務として春菜の会社に入った最低男と、
そいつに纏わる怪奇現象。
棟梁から大切な手帳を預かった春菜だったが、
パグ男の先を行く最低男が災難と怪異をまき散らす。
隠温羅流の起源を辿る旅も途中で中止。
今回は建築に関する蘊蓄だけでなく、怪奇現象に関する
話も盛りだくさんでドキドキしました。
最低男の常務は、もっと酷い目に遭わせてやりたかった。
まぁ~こうやって考えるから魂が汚れるのね・・・
気は強いけどサニワにはなれないわ(^◇^;)