内藤了のレビュー一覧
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ネタバレ猟奇犯罪捜査班藤堂比奈子シリーズ
スピンオフ 猟奇犯罪分析官中島保
中島先生が、スイッチを押すものとして
研究を続けるその理由は、償いのため
「ON」として始まったひなちゃんシリーズ
それに対応させた「OFF」
保先生のより深い苦悩の描写
殺人犯の脳に働きかけ犯行を抑止する
スイッチの開発
自らの脳にも負荷をかけて指導医師早川亡きあと
自らスイッチを押す者となる
保を逮捕したのは比奈子
しかし保の罪は現在の科学では実証できない
彼はセンターで研究を続けることになる
ONで説明しきれなかったスイッチが
もう少し詳細に描かれている -
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鳴瀬シリーズも4作目。今回は雪女がテーマだった。3つの場所で起きた事件の共通点は首にできたキスマークのような痣。
氷のように冷たい外見のイメージとは裏腹にその正体は熱い復讐の炎に燃えているのを強く感じた。
今回の事件では、ある共通点から亡くなった人たちの過去の出来事や真相にリンクしていく過程を楽しみながら読みました。
そして、いつもは明るいお祭り男の勇が今回は、いつもとは違う様子で…
人はそれぞれに色々な物を抱えていて苦しくなるけれど、時には勇のように大きな声で泣いて、そして誰かに頼って、心の荷物を楽にしていくことも大切だなと感じました。
今作でも母と子がテーマになっていて、母親の子供 -
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猟奇犯罪捜査班藤堂比奈子シリーズスピンオフ
検死官石上妙子こと死神女史の法医学部大学院生時のあれやこれ
このあたりでスピンオフ何冊か読んだ方が
本編シリーズが楽しくなりそうなので
客員教授として英国から招かれた法医昆虫学者サー・ジョージとの出会い
10代少女連続失踪事件を追う新人だった厚田刑事ことガンさんとの関わり
ジョージの少しでも前にガンさんに出会っていれば女史のこれからも変わったでしょうに
ジョージを一瞬でも愛してしまった女史
不器用に慰める厚田刑事
いつも女史が食べているチョコレートはガンさんへの偏愛かな
ひなちゃんが刑事になる前、生まれる前かな?の
お話でした
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「警視庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花」シリーズ第5弾
今回は、「案山子の山に神が依る」との伝承がある中部地方の廃村・ソメ村での事件。
30年も前に当時14歳だった娘の行方がわからないままで、最近になって夢を見てしまいその場所を探してくれないか?とのこと。
調べてみるとその村では、昭和の半ばから女性ばかりが失踪して、未解決のまま現在に至っている。
大規模な工事が始まり工場が建つ前に何とか手掛かりを掴もうと清花たちは、村に潜入する。
案山子が乱立する不気味な村で、最初に田んぼの中から骨が見つかったが、それはかなり前のもので昔の風習で土葬にした後で掘り出して骨洗いしてから田んぼに移して守り神とす -
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警視庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花シリーズ 、3作目。
特捜班メンバーのチームワークが回を追うごとに良くなって、読んでいて清々しくさえ思う。清花の家庭も1作目の時の不穏な雰囲気とは大違いで、ストレスなく安心して読めて良い。事件の内容が何ともやり切れないだけに、チームの仲の良さと清花の家族のほのぼのとした雰囲気が癒してくれている。
事件そのものはほんとに辛くてやり切れない。結構グロいのも平気で読める方なんだけれど、子供に対する虐待シーンは何か苦手でページを捲る手が止まっちゃう。プロローグを読み終えるまでがちょっと時間掛かっちゃったな。
全体的に興味深くスルスルと読めたんだけれども、真相は最初で予 -
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猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子 第5弾
比奈子の故郷長野と 東京都内で
幼児のバラバラ遺体が発見される事件が続く
しかもバラバラ具合が細かい
幼児の事件、猟奇的遺体の扱いとなれば
読むにあたって一番辛い
でも この巻は続く比奈ちゃんシリーズの重要な
ところなんですよね
タイトル ZEROは中島保のプロファイルから
ONEへの犯人の覚醒か苦悶か
そしてこの巻は、CUTの連続殺人犯現在独居房の都夜へ届けられる手紙から始まり
その後 彼女は恐ろしい計画を行動に移すし
比奈子は 単独行動中に天使のような悪魔に
出会ってしまうし…
何も解決されないまま、次巻へ