内藤了のレビュー一覧
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よろず建物因縁帳シリーズ第二弾。
広告代理店勤務の春奈を軸に、山奥の滝で起きた死亡事故から物語は動き出す。泣き声のような音や水面に浮かぶ顔。伝承か、怨念か、それとも自然現象か。曳屋も再登場し、因縁に立ち向かう。
主人公の女子が仕事第一主義で冷静に解決へ導いていくところが、読み心地の良さにつながっているかなと思います。参考文献には藤森栄一『信濃の美篶』が挙がっており、土地の伝承を踏まえた舞台設定が感じられる。ちなみに静岡山間部にも「お君の滝」という伝承をもつ滝があり、全国的に“滝と怨念”の結びつきは深そうです。
次巻へのつなぎとしても軽快に読める一冊です。
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比奈子ちゃんシリーズでおなじみの内藤了さん。
今回は雰囲気を変えて「よろず建物因縁帳」シリーズ。
第一弾は『鬼の蔵』。
舞台は山深い寒村の旧家・蒼具家に伝わる因習、「盆に隠れ鬼をしてはいけない」。
文化財級の蔵を含む土地に開発計画が持ち上がり、広告代理店の営業女性・春奈と、因縁物件専門の曳き屋・仙龍が関わることに。
現実的な視点と、霊的な観点の二人が組んで、建物にまつわる怪異を収束させていく。
描かれる現象は、どこかで聞いたことがあるような、日本の怪異の「平均値」を呼び覚ますようで、すっと物語に入り込める。
シリーズの始まりとして、出し惜しみ感がちょうど良い感じ。これからどう広がっていくの -
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ホラーやミステリーで有名な6人の短編集。
書き下ろし短編集ということもありそれぞれの特色が出ており始めて読む著書の作品も読むことができてお得な一冊だと思う。
ただ、ホラー好きの方には若干ホラー要素は少なめな気がする。
私自身のおすすめは新名智さんと小池真理子さんの作品。
新名さんは本にしては珍しく読んでいくとゲームのような選択肢があり読者側に物語を選択させるという斬新なものであった。選択肢を変えれば何通りもの物語もある為、再読しても面白いと思う。ファンタジーかと思いきやしっかりオチもあり。
小池さんは主人公が少し訳ありでそちらに目を向けすぎて全然真相に気づけなかった。最後は少し謎が残るが、主 -
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角川ホラー文庫30周年を記念し、最大の恐怖を詰め込んだアンソロジー第2弾。
第1弾と第3弾は読んだので、読み残してた1冊。
以下印象的だった作品。
新名智「竜狩人に祝福を」
ドラゴンに支配された世界でドラゴンを倒すために旅立つ主人公。
ゲームブック形式は無条件にわくわくしてしまう。通常ルートで進むとたどり着かないページが点在していてそこを読むと主人公の背景が徐々にわかってくるんだけど、そのページが結構ぶつ切りになっていて、どうせならゲームブックの中に組み込まれて自然にたどり着くようになってたらさらによかったのになぁと思った。
内藤了「函」
突然一等地のお屋敷を相続することになった主人公。売 -
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案山子がいっぱいいる村が舞台。
→すでにこの時点で怖さが((((;゚Д゚)))))))
そこで数十年前に娘が行方不明になり
見つからない。
そんな事件がそれ以外数件も
起きていて…
本を読みながら最近見た
「サイレントヒルf」のアヤカカシという
案山子の化け物を思い出した。
それを思い出すほど村には案山子が
たくさんいて不気味。
作中で案山子を田の神の依代のように扱う
文化があることを知り興味深かった。
そして話は久しぶりに胸糞悪い展開に
なっていったと思う。
それにしても、徐々に地域潜入班の
キャンプ飯がグレードアップしているのには
少しクスッと笑えた。
カップ麺をホットサンド風にす