内藤了のレビュー一覧

  • 犬神の杜 よろず建物因縁帳

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    内藤了『犬神の杜 よろず建物因縁帳』講談社タイガ。

    シリーズ第4弾。やっとパターンが解ってきたかな。無論、『猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』シリーズの方が格段に面白いのだが、パターンが解ればまあまあ読める。

    今回は犬神がテーマである。嘉見帰来山のトンネル工事が進行する中、工事会社の女性事務員二人が相次いで変死を遂げる。憑き物体質の高沢春菜は事件の謎を調査する。そんな春菜を助けるべく、曳き屋の仙龍が突如、嘉見帰来山に現れる。

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    2018年07月23日
  • 犬神の杜 よろず建物因縁帳

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    ネタバレ

    地震後は軽めで明るい話にしか手が伸びずにいましたが、これは別。今度は犬神に祟られた山のトンネル工事に呼ばれた春菜。前作と前々作ほど切なさがないのが残念なうえに、怖さも控えめですが、犬神筋の哀しさにホロリ。なぜか読者に不人気な春菜ちゃんだけど、私は好きだなぁ。彼女が新規顧客とのやりとりに心を砕く姿には、大人になったのも感じられて嬉しくなる。「すっかり嫌われたかと思ったよ」って、ええかげんにせえよ、パグ男め。登場人物のキャラが皆きわ立っていて、ときどき笑ってしまう、私にとっては元気をもらえる珍しいホラーです。

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    2018年07月01日
  • 憑き御寮 よろず建物因縁帳

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    シリーズ三作目。今回も嫌だなあ……のっけから嫌な雰囲気が漂いっぱなし。夜中に読むのは要注意。しかし、いったん読み始めたら読む手は止まりません。
    藤沢本家の蔵と離れと座敷牢……想像するだけでもぞくぞくと寒気を感じてしまうような情景なのに、なんてことをしてくれるんだパグ男! これはひどい。そして起こった災厄もひどいし。仙龍の父・昇龍すら祓えずに封じるだけだったというのは、ほぼ最大級の脅威なのではないでしょうか。いったいどうなるんだ。
    もちろん死霊のホラーとしての怖さも充分すぎるほどに感じることはできるのですが。この娘たち……生きてた時の妄念もこれまたあまりに怖いんですが。シリーズ中一番怖い。ラスト

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    2018年06月29日
  • 犬神の杜 よろず建物因縁帳

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    今回の舞台は、嘉見帰来の山を通す風切トンネルの工事現場。

    その現場を仕切る建設会社、橘高組で働く女性二人が相次いで不審死をとげる。

    その遺体には無数の噛み傷があったという噂も。

    ひょんなことから高沢春奈は、不穏な噂の正体を探ることを頼まれ、嘉見帰来山の現場に出向することになった。

    今回の相手は、成仏させることができる怨霊とは異なり、「人の我欲が生み出した憑き物」。

    己の不幸を呪い、人を羨み、妬み、憎む心に憑き、決して離れることなく、時として術者にも跳ね返る犬神。

    その巣は嘉見帰来山にあった。

    「その発現は穢れの極み。御仏の力にすがれない」。

    雷介和尚でもどうしようもない。

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    2018年06月26日
  • 憑き御寮 よろず建物因縁帳

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    あの世とこの世の間(マ)で命を張る、

    仙龍、春奈、コーイチ、和尚、教授。再び登場!

    今回の悪しき因縁は、おぞましき女の執念。

    また、春奈の天敵、長坂が余計なことをしてくれるのだが、近頃は、春奈も決して負けてはいない。

    長坂がやり込められる場面は、スッとする。

    人の執着というものは、実に凄まじいものだと、震えがくる。

    生、性、物、色…ネバつくような欲が執着へと変わるとき、その想いはその場にべたっとはりつく。

    幸せなことに、怨念に変わるほどの執着を持ったことも、出会ったこともない。

    はるか昔、人が平気で虐げられる社会では、人の黒い瘴気は、簡単に怨念を呼ぶのかもしれない。

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    2018年06月23日
  • 首洗い滝 よろず建物因縁帳

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    愛という名の執着が怨念に変わるとき、春奈、仙龍、コーイチ、雷助和尚、小林教授たちの出番だ。
    今こそ、悪しき因縁を断ち切れ。

    個性豊かなこのチームを、2作目にして大好きになってしまった。

    今回は、近づくと死ぬといわれる滝のお話。

    雨木村には、地図にも載らない滝があるという。

    その滝でクライマーが事故死し、村人が滝つぼで見つかる。
    死者は顔が抉り取られていた。

    そして現れる観音像の幽霊。滝に浮かぶ女の顔。聞こえてくる子守唄。

    そこには、どんな因縁があるのか。

    この雨木村の滝に続く登山道整備計画に、高沢春奈が属するアーキテクツが参加することから、チームは再び滝の因縁に関わることになる。

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    2018年05月12日
  • ゴールデン・ブラッド GOLDEN BLOOD

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    ネタバレ

    2018/4/25
    つらいのに後引く展開。先を読みたくて仕方がない。
    謎が次々出て、誰が敵で誰が味方なのかハラハラドキドキ…思う壺。
    あと、大事な人を突然亡くす痛みがしんどい。自分のも思い出す。
    テロに巻き込まれた時の様子も自然。って言い方でいいのかな。すんなりその世界に入れる。
    上手いんやろな。合うのかな。
    ただ今回の結末のつけ方は好みではない。
    茹田まごすきはなんなのよ。もうちょっと説明して欲しい。
    妹の告白は必要か。そこは圭吾のために蓋をしたままにしてあげたかった。
    圭吾も天使になる必要はあるの?白鳥とやらは他意はないの?
    読者が考える含みなのかもしれないけどもうちょっと教えて欲しかった

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    2018年04月25日
  • ゴールデン・ブラッド GOLDEN BLOOD

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    どんな血液型の患者にも輸血可能な「ゴールデン・ブラッド」。これをもとに製薬会社と大学病院が人工血液を開発した。だが、輸血を受けた人が次々に変死する。この人工血液は「奇跡の血液」か「悪魔の血液」なのか。

    マラソン会場での爆破、輸血用血液不足、血友病、人工血液など、
    話題が満載の作品。

    相変わらずのスピード感あるストーリー展開で、
    一気読みしてしまった。

    東京五輪プレマラソンの会場で自爆テロが発生。
    多数の死傷者が出た。

    当日、後方支援で会場にいた消防隊員の向井圭吾は、
    地獄のような現場で、被害者救出に全力を注ぐ。

    一方、圭吾はまさに同じ日に妹の惠利を心筋梗塞で失った。

    その後、爆破で

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    2018年04月22日
  • ゴールデン・ブラッド GOLDEN BLOOD

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    切なく、寂しい。が、明日への希望があった。おなじみの東海林刑事が出てきてびっくりしたが、その場面は安心して読めた。エピローグは、知りたくもあり、知りたく無い事。読み終えた今は、ちょっとまだ消化できていない、大変な物語であった。

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    2018年02月18日
  • ゴールデン・ブラッド GOLDEN BLOOD

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    ネタバレ

    山田宗樹のような発想笑。でもこういう妄想は嫌いじゃないな。ただ、日本の厚生省はそんなに簡単に許可しないでしょ。
    あったらすごくいいと思う。ゴールデンブラッド。金色じゃなくてもいいけど、マルチブラッドになればもっと人を救えるのに。でも自分が輸血される立場だったら怖いので拒否しちゃいそう。

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    2017年12月12日
  • SOUL 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花

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    死刑囚が、新たな殺人について自白して、それを調べていくというお話だったけど、話を進めていく動機としては、あんまり納得感がないなと思いました。

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    2026年08月19日
  • LIVE 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花

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    ネタバレ

    今作も前作同様、似たようなスタンスで「凶悪犯罪」とはいいがたく、そもそも事件ともされていない問題を、地域の風習などとからめつつ調査。読んでいて楽しいけれど、そればかりだときっと飽きが出てくるので、シリーズ全体の背骨となるような大きな謎なり課題なりをそろそろ用意したいところかも。

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    2026年08月19日
  • 吸魂の剣 火之神の奉り

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    ネタバレ

    2026/8/16
    江姫はいい子ちゃん過ぎてイライラするんよな。
    全員がアキラを堂々と許してるのがキモイ。
    話聞かされてる私はそういう人だからしょうがないよね。とは思えんぞ。
    そこが一致しないから江姫にも隼人にも全然共感できんぞ。
    隼人もせめて諭せよ。江姫に見せんな。とかバレてんぞ?とか。
    娘もまあまあ多情やけども若さゆえでまだスルーしとくわ。
    相対的にまだ若旦那がマシ。
    このシリーズ今んとこイマイチですぜ。

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    2026年08月16日
  • 夢探偵フロイト -ナイトメアの殺人実験-

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     「夢探偵フロイト」シリーズ第5作(完結編)。
     本作では、今までの事件に登場してきた依頼者たちが再登場し、一緒に悪夢の根源を探っていく。フロイトが探し求めていた殺人夢の正体がわかり、それに立ち向かう。
     諸悪の根源はどこにあるのか?伝播する悪夢の正体を追っていく。

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    2026年07月25日
  • MARK 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花

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    シリーズ第8弾。

    転落死した少年の現場から過去の犯罪犠牲者の指紋が発見される。
    以前にも指紋混入事案があり、すっきりしない謎に事件の可能性を視野に清花たち潜入班が動く。

    指紋が何を意味するのか…

    ネット上でのゲームから犯罪にまで辿り着く。

    ただそれだけでなく、陶芸家の自殺というのが指紋にも繋がっていたということに驚きもしつつ、妙に納得してしまった。

    ホラー感は少なめ

    今作は、清花の家族は登場は少なく、万場福子が地道に活躍していたように感じた。
    いつの間にか、普通にグミはみんなが食べるようになっていた!
    そりゃシリーズも8回目となると自然と共有してるのかもね。





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    2026年07月25日
  • MARK 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花

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    過去に鑑識による重大なミスとして片付けられた不可解な指紋の混入事案と同じ現象が発生し潜入班の許に元警視庁所属の鑑識官による再捜査依頼が舞い込む。今作はホラーではなく死者の指紋が事件現場に残された謎を解くのがメイン。謎を追うと恐ろしいスマホゲームの存在が。今の時代本当にありそうで怖い。指紋の正体には何ともやるせない気持ちになったけれどちゃんと見つけてもらえてよかった。

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    2026年07月20日
  • 夢探偵フロイト -アイスクリーム溺死事件-

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     「夢探偵フロイト」シリーズ第4作。
     今回は前作で「夢売り」として事件を起こした人物が依頼者になる波乱の展開。
     フロイトたちによって摘発されてから、毎夜悪夢に苛まれているという。彼女の奥底に眠る記憶とは何か。脳波から夢を可視化できるのではないかとの試みから、彼女の記憶を解き明かしていく。

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    2026年07月19日
  • 夢探偵フロイト -邪神が売る殺意-

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     「夢探偵フロイト」シリーズ第3作。
     今回は「夢を売る」がテーマ。あるフリマサイトで夢が売られていることがわかり、その真相を究明するために買ってみることに。そうしたら実際に夢を見ることができた。しかし、直後に調べてみると、夢売りは忽然と消えていた。
     夢売りとは何者で、目的は何か。そもそもなぜ夢を見るのか。人間の深層心理にも迫った本作。

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    2026年07月19日
  • AID 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子

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    読み応えある(ドラマを見ているので、少し調子が狂うけど)
    猟奇犯罪捜査班のチームワークが爽快でもあるし…

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    2026年07月17日
  • ONE 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子

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    前作ZEROの続き…。今回は何となく犯人はわかっていたけど、それがまた辛かった。
    三木捜査官と麗華さんカップルがとても好き!

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    2026年07月15日