内藤了のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ホラーやミステリーで有名な6人の短編集。
書き下ろし短編集ということもありそれぞれの特色が出ており始めて読む著書の作品も読むことができてお得な一冊だと思う。
ただ、ホラー好きの方には若干ホラー要素は少なめな気がする。
私自身のおすすめは新名智さんと小池真理子さんの作品。
新名さんは本にしては珍しく読んでいくとゲームのような選択肢があり読者側に物語を選択させるという斬新なものであった。選択肢を変えれば何通りもの物語もある為、再読しても面白いと思う。ファンタジーかと思いきやしっかりオチもあり。
小池さんは主人公が少し訳ありでそちらに目を向けすぎて全然真相に気づけなかった。最後は少し謎が残るが、主 -
Posted by ブクログ
角川ホラー文庫30周年を記念し、最大の恐怖を詰め込んだアンソロジー第2弾。
第1弾と第3弾は読んだので、読み残してた1冊。
以下印象的だった作品。
新名智「竜狩人に祝福を」
ドラゴンに支配された世界でドラゴンを倒すために旅立つ主人公。
ゲームブック形式は無条件にわくわくしてしまう。通常ルートで進むとたどり着かないページが点在していてそこを読むと主人公の背景が徐々にわかってくるんだけど、そのページが結構ぶつ切りになっていて、どうせならゲームブックの中に組み込まれて自然にたどり着くようになってたらさらによかったのになぁと思った。
内藤了「函」
突然一等地のお屋敷を相続することになった主人公。売 -
Posted by ブクログ
案山子がいっぱいいる村が舞台。
→すでにこの時点で怖さが((((;゚Д゚)))))))
そこで数十年前に娘が行方不明になり
見つからない。
そんな事件がそれ以外数件も
起きていて…
本を読みながら最近見た
「サイレントヒルf」のアヤカカシという
案山子の化け物を思い出した。
それを思い出すほど村には案山子が
たくさんいて不気味。
作中で案山子を田の神の依代のように扱う
文化があることを知り興味深かった。
そして話は久しぶりに胸糞悪い展開に
なっていったと思う。
それにしても、徐々に地域潜入班の
キャンプ飯がグレードアップしているのには
少しクスッと笑えた。
カップ麺をホットサンド風にす -
Posted by ブクログ
内藤了『火之神の奉り』千夜文庫。
新しく創刊された文庫レーベルから内藤了の作品が刊行された。恐らくシリーズ化されるのだろう。
夢枕獏の『陰陽師』と荒俣宏の『シム・フースイ』をミックスしたような伝奇小説であるが、やたらと様々な怪異や妖の類を持ち込み過ぎているように感じた。欲張り過ぎは良くない。
妖の銀竜と呼ぶ水の化身に護られた憑童の神代江姫は母親の入院を機に長野西宮高校に転入する。しかし、その土地は何百年に亘って怨霊が蠢く忌地であった。
江姫は自分以外が鎮魂の神楽を舞えば演者は必ず死ぬと予言され、男子に扮して文化祭恒例の神楽を舞う羽目になる。銀竜と呼ぶ眷属に励まされ、古の武神による猛訓