【感想・ネタバレ】呪街 警視庁異能処理班ミカヅチのレビュー

あらすじ

彼らは、事件を解決せず救わず、
ただ「処理」する。

内藤了待望の新シリーズは、
警視庁の底に棲むやつらを描く、
前代未聞の警察×怪異の物語第二弾!

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Posted by ブクログ

ミカヅチシリーズ第2弾です。
再読。新刊が出るので復習しています^_^

『呪街』はミカヅチの中で印象深い作品。
ミカヅチは短編2本で成り立っているのですが、単独で読んでも面白いし、長編の章立てとしても楽しめるので、短編より、長編が好きな私でも面白く読めます。

1話目はアカウントを削除したはずの怜にスマホに届いたお祓いの依頼メールから始まり、麹町のボロアパートへ‥。そこで三婆ズの小宮山さんと出会って。

2話目は新宿歌舞伎町のホテルで芸能界の大物と人気俳優とディレクターが舌を抜かれて殺害された。
犯人と思われる女性は忽然と消えて、その女は人間が怪異か?

グロい話ではあるんですが、この巻は怜が三婆ズと仲良くなり、赤バッジと広目と作戦を決行し、最後には怜が怪異と対峙するためにミカヅチ班のみんなが用意して心配するという、怜にとっての成長が詰まった巻になってます。

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2025年10月30日

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ネタバレ

何でもかんでも救える訳じゃ無い。
助ける必要が無いのでは無く、助かる準備と言うか心持ちと言うか、助かろうと変わろうとしようとしていないから助けることも何も出来ない。
実際アパートから逃げた人は居ますからね。
人死を厭うて助けたいと思うのはいいけど、そもそも助けれる次元の話では無い事だったから、安田さんは助けられない事を気に病まずに、でも助けたい気持ちは忘れずにいてほしいと少し上からになるが思う。

そんな道あってたまるか。新人女優さんをタイミングよく逃したADさんや大物俳優を上手い事躱したママさんたちがかっこいい。
ただ鬼と見破るだけで無く、鬼が纏っている女性たちの無念まで見抜いた。お見事。

赤バッジ自身に悪魔の素養があったらミカヅチ班は安田さんの居場所になり得ないのは何故なのか。
安田さんに悪魔との因果関係があるのか。

気になるあの鉄の扉。

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2025年08月12日

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有象無象が妖怪というか霊の塊みたいな怪異なのがめちゃくちゃ面白怖かった!
安田怜が祓い屋の仕事は辞めてアカウントも削除してたのに死んだ依頼者から麹町のヤバいアパートに呼ばれるところから始まる今回のお話も最高!
ミカヅチがどういう部署なのか安田怜がはっきりと理解してそして自分の居場所を確実に手に入れた感じでよかったなー怜ちゃんって思ってしまった。
忌み地と呼ばれる場所には絶対絶対近寄らないようにしなければってわかる。土地はヤバい。どんなに表面を祓っても根底にヤバさは残るのが残穢なんだなと何もかもが繋がってる感じでますます面白いです。

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2024年08月14日

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ネタバレ

シリーズ2冊目も怖かったです。
エピソード1の、麹町の事故物件アパート……「普通の人なら住もうとは思わない」「こういう所に住める人はその時点で……」みたいなのがコッッッワとなりました。「桜底」の1話目も、肝試しからの〜だったしな。。
こちらも、アパート失くすほうがヤバいというのが闇です。

エピソード2、怜くんがミカヅチ班に入ったことが斑のメンバーには良い影響を及ぼしてるけど、警視庁管轄区域の怪異には悪影響なのかな。活性化してるのか?
リーサルウェポンな扉が鬼を吸い込んだ瞬間も怜くんしか感知してないとかだったら不穏です。

ラストで食べてる菓子、清浄歓喜団みたいなのかな〜「阿・吽」で見た

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2024年04月05日

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ネタバレ

シリーズ第二弾。
今回も面白かったー。そして怖いー。
怜に助けを求めたのかと思いきや、怜も引き摺り込もうとしてただけなんて恐ろしい。
怜の優しさと、人に出来ることは案外少なく一線を引くことが大事という三婆ズの教えが良い。
2話目の殺された3人はもー本当に鬼畜だな。
殺されて当然というか、スッキリしたというか。
はからずも、怜がピンチになりそれをミカヅチ班がみんなでサポートっていい流れだなぁ。
極意さんが気になる。
そして扉の謎はどんどん深まるばかり。

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2023年02月14日

購入済み

今回もよかったです

2作目でるのを楽しみにしてました。
長いシリーズものになってほしいです!
ミカヅチ班の1人1人の裏の話しなど、もっと知りたいです。

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2022年09月27日

購入済み

呪海 警視庁異能処理班 ミカヅ

ミカヅチ班の面々の異能力が凄すぎる。怜は霊感が強いからミカヅチに呼ばれたが、生きた人間ならざる物…怨霊とも違う…鬼!とてつもなく恐ろしかった。
鬼の名前や正体を見つけて言えれば退治できるなんて。
すとーりーに引き込まれてしまった

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2022年08月25日

ネタバレ 購入済み

怖くて切ない

前巻に引き続き、オカルト好きにはたまらない怪異の恐ろしさを堪能しました。怪異を想像しながら読むと本当に怖いし、具体的な東京の地名が出てくるので臨場感も半端ないです。それでもそれぞれの怪異の由来が切なくて、怖いだけでは終わらないのがさすがだと思いました。なかなか見えてこないミカヅキ班の秘密も今後楽しみです。

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2022年08月22日

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ネタバレ

 えーん、今回も私の苦手な廃墟とスプラッタだった(´;ω;`)ウゥゥ

 怜がミカヅチのメンバーとして認められていく過程は大好きだし、三婆ズも好きだけど、汚部屋と血潮は駄目なんだよぉ。

 続きはその辺りが控えめだといいな...( = =) トオイメ目

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2022年08月11日

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設定が少しアニメっぽいが、ストーリーは章ごとできれいにまとまっており読みやすい。ジメジメとしたアパートの描写や、怪異の表現などは目の前に情景が浮かんでくるもので恐ろしかった。
シリーズものなので他のものも読んでみたい。

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2025年10月16日

Posted by ブクログ

異能処理班のみんなの異能が少しずつわかってくると、それぞれのキャラが魅力的だし、怪異にも事情があったりして、第一弾より面白く感じました。

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2025年07月02日

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怪異でも一線を引かなければならないときがあるんですね。

物語とはいえ、昔の土地柄についても知ることができ、興味深かったです。

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2024年09月05日

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ミカヅチ班に入って怜は祓い屋の仕事からは足を洗った。だが、依頼が来てしまった。切羽詰まった様子の相手につい見るだけならと約束をするが翌日依頼者は自殺していた。
ミカヅチ班は幽霊や妖怪が起こした事件を探偵のように解くわけでなく、人が起こした事件として隠蔽する。1巻ではその事に対してそういう設定という事でスルーしてしまった。だが、今回は怜が疑問に思う、どうして助けられる能力があるのに解決しようとしないの?に共感出来た。この時点で作者のもくろみ通りに読み進めていたと思う。こちらにそれが出来ても相手次第では無駄な努力だ。全部が全部自分が悪いわけでなくとも被害妄想が過ぎる人はいる。アパートに呼ばれない人間でいなくてはと感じた。
次の話では典型的な昭和のおっさんとその取り巻きの自業自得事件。だが、それだけ終わらない被害者と思ったものも一筋縄ではいかないのかと驚いた。
妖怪も怖いが人も怖いと感じさせるのがミカヅチ班。ミカヅチ班のメンバーはもちろんだが、今回は特に三婆ズの存在が良い。異能もないし幽霊の類いが視えるわけでもないが、年を重ねた事による圧倒的経験値が光った。

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2024年04月06日

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第2弾!

2エピソード!
どっちも、お掃除屋さんの三姿ズが、光ってる!

都会のど真ん中のビルの間にある古びたアパートが怖い〜!
事故物件とか、そういうレベルやないやん!
死の無限ループ!
新しい人入居する
 ↑ ↓
 ↑ 何故か死亡(縊死多し)
 ↑
 ↑ 部屋掃除(特殊清掃ね!)
 ↑ ↓
  ↖︎←↙︎

三姿ズのお得意様のアパート!
でも、異界のバケモノには生贄が…
こんなとこ住むな!って話やけど、そんなとこに住む人は、住む人なりの理由が…
仕方ないんかな。
ハイ!異能処理班放置!

歌舞伎町で、舌抜かれ、有名芸能人ら死亡!
まぁ、コイツらは、舌でも、頭でも抜かれてOKですな。
異能班がヤラレるのは、困るので、三姿ズが活躍。

何事も、解決する訳やなく、なかった事にするのが仕事という異能班。確かに真実を曝け出すには、キツいけどね。


「バケモノバケモノと言うけれど、人がバケモノより勝っていると考えるのは傲慢よ。物事は見る角度によって違うんだから」

人が一番怖い時の方が多いかもしれん…(−_−;)





『ビフテキ』が『ビーフステーキ』の略であることを、怜はこのとき初めて知った。
最近、『ビフテキ』って言わんもんな〜

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2024年02月18日

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友達からオススメされた本作
実はこれ第2段なんだけど、こっちから読んで!と言われて…
私の性格的には正解でした!
でも普通に順番に読んだ方が良いだろうとは思います(笑)
 
エピソードは2話、どちらも気持ちの悪いお話。
3婆ズが良い味だしてる。
まだキャラたちの個性がわかってないので(2から読んでいるのが問題なんだけど笑)
連続して読んでいきます~

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2023年12月01日

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実際の地名を用いて、現実と地続きになっているところが面白いです。そして、怪異だとばれずに隠し通すのが仕事ってのが、微妙なリアリティを持っていて好きです。出来ないことはしない、何故ならできないから(笑)。そりゃ、そうだよなーと。

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2023年11月12日

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シリーズ第2弾。
2話からなる中編集。
ゾワーっとする恐ろしさの表現力がすごいです。
警察の一組織だからといって事件の解決に奔走するでもなく縄張り争いや出世争いもなくとても楽しめます。

グロテスクな表現もおおげさに登場しないので苦手な人でも読み切れるのではないかなと思う一冊。
次作が楽しみ。

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2023年01月20日

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1巻で登場人物一覧を付けてほしかったと思ったら今回はついていました。良かった良かった。
今回2つの話がありましたが、依頼人が怜を呼んだ理由と正体の見定め方、どちらも着地点が特に印象に残りました。
あとやっぱりこの方の話は読みやすいなと思いました。
続きも気になります。

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2022年11月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2022/10/20
お化けが当たり前に出る方のシリーズ。
キャラが立ってる。
班のみんな好き。
悪者は潔くクズ。行き届いてるなと思う。

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2022年10月23日

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警視庁異能処理班ミカヅチ シリーズ第2弾。
怪異が起こした案件を、人が起こしたように偽装する。
それが警視庁異能処理班ミカヅチ班の仕事。

「江戸 麹町・地獄谷の吹きだまり」と
「新宿歌舞伎町 舌抜き事件」の2編を収録。

無差別殺人をする輩は、人を妬んだり恨んで呪って
自分を甘やかし、自分だけが不幸だとひねくれて、
誰彼かまわず不幸にしたいと考える。
そういう輩が最後に行きつく吹きだまりがあるんだなぁ
歴史の勉強をした気分です。
2話目では、久しぶりに儀式的なモノを見させてもらって
ここでも礼儀のお勉強になりました(^◇^;)

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2022年10月21日

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麹町の忘れられた様なボロアパートの怪異と
歌舞伎町に現れた怪異2つの話

怜が少し成長したと思える話でした

お掃除のプロでなんでも要望に答えてくれる三婆ズが面白くてカッコ良くて好き

不穏な感じも扉の向こうも益々楽しみです

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2022年08月12日

Posted by ブクログ

Audibleにて聴書。
当時人物のキャラクターがテレビドラマ的でちょっと引く。サンババアーズとか万能キャラだし。シリーズ物なので次作に期待。

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2025年10月24日

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各キャラが際立ってめちゃくちゃいい!ただ色々出てきた割にエピソードが少なく物足りないので、続編読みたい!

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2025年07月25日

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一つ目の話は、鬱々とした空気にどんよりしながらも案外こういう人は世の中に多いので取り込まれるし範囲は広がるのではとリアルさを感じた。二つ目は被害者たちが自業自得すぎて、場合によってはその間放置で良かったのではと。舞台の場所は意外と現実でも起こり得そう。

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2025年04月26日

Posted by ブクログ

その土地の歴史や因縁、残されたかつての想い。
恐ろしいのはモノノ怪よりも歪んだ人の性。

いつの時代でも、平気で誰かを犠牲にし続ける人間が一番怖い気がします。

顔が腫れる漬物って、どんなものでしょうねぇ(笑)

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2025年04月24日

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ミカヅチの2作目。呪、異能とくれば、呪術廻戦を想像してしまう。二つのエピソードで構成されている。

一つ目のエピソードは、麹町の古いアパートが舞台。古井戸もある。ごく普通のホラーの場面だ。
22室あるが2室しか入居していない。警視庁ミカヅチ班に採用された安田怜は、祓い師。怜のスマホにそのアパートの住民から助けを求めるメールが届く。怜は怪異を祓うためにミカヅチに協力を求めるが、なぜか誰も協力しない。三婆ズと出向くことになったが、その怪異の正体は?
世の中にはなんでも人のせいにするバカがいる。世間を恨み、そういうのが誘われてやってくる。と三婆ズ。なるほどと納得して笑った。

二つ目のエピソードは歌舞伎町で事件が起こる。エロジジイ3人が変死する。怪異の仕業、さてどちらが鬼なのか?怜はどうするのか?
意外と奥の深いものを感じる。

ミカヅチ班に怜が加わり、幅が拡がった。三婆ズも毎回いい味を出していて、少しホッとさせられる。内藤了さんの怪異の表現は上手いと思う。場面のリアリティが伝わってくる。

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2023年12月15日

Posted by ブクログ

警視庁異能処理班ミカヅチシリーズ、2作目。

今作も2編構成。このシリーズはこれからもこの構成でいくのかな。怪異の中身がなかなかの怖さだし、単に「処理」するだけなので、これくらいの長さの方が読みやすいのかも。

ミカヅチのメンバーは皆、現実離れした特異なキャラばかりだけれど、怪異においてはこれだけ科学が進んだ現代においても裏に潜んだ解明できないナニカをよりリアルに感じ取れるように上手く描かれていると思う。2つめの「鬼」の解釈も面白く読めた。
扉の向こうの何かがこのシリーズの謎の根幹になるのかな。シリーズ継読、楽しみです。

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2023年11月30日

Posted by ブクログ

異能処理班ミカヅチシリーズ第2弾。
事件を解決せず救わずただ処理する方針に疑問を持った怜が、異能処理班になじんでゆくエピソード2つ収録。
三婆ズや広目さんなど周囲のサポートがいい味を出している。怪異を退治してすっきりする話ではないが、モヤモヤ感が本当の怪異っぽさを出している気もする。

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2023年08月13日

Posted by ブクログ

シリーズ2作目。
1作目の方が恐ろしかったが、ミカヅチ班のメンバーの動きは少しずつ分かり始めた感じ。

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2023年01月23日

Posted by ブクログ

同著者が書く好きなシリーズが次々と終わってしまうなかで始まったこのシリーズ第2弾。

まだ今までのシリーズを超えるほどにはのめり込めませんが、霊視能力を持つがゆえに悲しい人生を送ってきた青年・怜のことをどんどん好きになっています。

異能処理班はもちろんのこと、怜の周囲の人々がみんな個性にあふれて魅力的。自分が人を救えると思うことが実はどれだけ傲慢な考えなのかも思い知らされました。

しかしこれ、想像力に富んだ人なら恐ろしい絵面まで浮かんできて結構衝撃的でしょうね(笑)。ホラー苦手なくせしてイメージ湧かない私は平気。

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2022年09月02日

Posted by ブクログ

内藤了『呪街 警視庁異能処理班ミカヅチ』講談社タイガ。

怪異事件を処理する警視庁の秘密組織の活躍を描くシリーズ第2弾。2つのエピソードを収録。

不気味な雰囲気はあるが、事件そのものに怖さは感じられない。事件の犯人が人間ではない何物かということが原因か。今の世の中、人間以上に怖い存在は無いのだ。

最初のエピソードは、得たいの知れない何物かに夜な夜な住人が苦しめられる人死にのアパート。

2つ目のエピソードはホテルに連れ込まれた女が三人の男の舌を食いちぎり、姿を眩ました事件。

定価748円
★★★

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2022年08月15日

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