内藤了のレビュー一覧
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購入済み
テンポがよく引き込まれる
デンポよく話が展開し、所々に伏線が張ってあるので話に引き込まれる程に面白いです。自分もこの研究所の一員になったように、事件の謎を一つ一つ紐解いていく様な感覚になります。時折、主人公のあかねは何で気付かないんだ、なんてヤキモキするかもしれません。
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よろず建物因縁帳シリーズ 第5弾。
最初に向かった先は普通のお宅だったが、そこでサニワ?を
発揮して、女の敵をケチョンケチョンにしてやった。
メインの話は、地滑り現場で八百年程前から語られている
伝承通りに人柱が埋まっていたのだが、同時に老婆の霊も
目撃されるようになり、調査を依頼された仙龍達。
樹齢800年を越える枝垂桜に秘められた真実が明らかになる。
今回は2回ほど泣きました。憑き御寮に出てきた庭師も
登場して、いい仕事してました。
隠温羅流導師を継ぐ者は、他界する前夜に
決まった現象が起こるという。
仙龍の寿命を思わず逆算してしまい
呪われた宿命から早く救ってくれと春菜に願う今日この頃。 -
Posted by ブクログ
曳き家シリーズ最新刊。
今回は洋風の教会が舞台で、和風が続いたシリーズの中では異色作。ゴシック建築が好きな方は、聖堂や内陣の描写にわくわくするかもしれません。
今巻は春菜の宿敵パグ男に焦点があたりますが、厚かましさやいやらしさ全開で暴走します。
そういう作者が配置した憎まれ役だと思ってなまぬるくも微笑ましく見てたんですが、今回は傍若無人が過ぎるというか、パグ男を下げて春菜や仙龍を上げてる……?って勘繰りたくなるストレス描写にちょっとイラッとしました。
それでこそパグ男なんですが、最終章で「春菜ちゃんには貸しがあるしね。一肌脱ぐよ」と実はいいヤツなところを見せてくれるんじゃないかと期待してます。期待してますよ!(強調)
仙龍の春菜の恋模様は相変わらずじれったいです。
っていうか、仕事以外で会うことないって……さすがにメルアド交換はしろよ……してるのか?二人とも意地っ張りで奥手すぎるというか、傍から見れば両想いに近いのでじれじれします。
春菜の愉快な仲間たちも健在で、特にコーイチは株を上げました。
青虫を助ける優しさやクライマックスで身を挺しパグ男を助ける男気にじーんとした……「春菜はコーイチが大好きだ。」の一文には「私も!!!!」と力強く同意してしまいました。
コーイチと春菜と仙龍が三角関係になる展開はありえなさそうですが、コーイチにはどうか変わらずそのまま、春菜と仙龍の良き弟分枠でいてほしいです。
怪現象自体は結構陰惨でグロいのですが、教授・和尚・コーイチが揃い踏みするとコミカルな雰囲気で中和されスイスイ読めます。
「生き延びたい家が人を呼ぶ」って発想も面白かった。
このシリーズを読むまで曳き家の仕事を知らず、建築方面にも疎かったのですが、「建物の因縁を、多くの人の訪れによって浄化する」というのが素敵でした。
過去に起きてしまった惨劇は変えられなくても、今を生きる人々の祈りや信仰の書き換えで建物が息を吹き返す。
その一端に携わる仕事に誇りを持つ仙龍や春菜を見てると、建物の延命と共に嘗てそこに生きた人の縁も繋げたくなる。
職業小説としても含蓄深いです。
因縁物件の根幹をなすエピソードはどれもありきたりというか、どこかで聞いた話で拍子抜けなことも多いのですが、今回はしっかり読み応えがありました!
プロローグのリンチ事件からスリリングでのめりこんだし、悪魔が関与する怪現象の数々と、神父一家を襲った惨劇の謎が絡んでリーダビリティの高いホラーに仕上がってました。
難点をあげるなら、表紙の写真の女性でしょうか。
妻にしては若いし、娘にしては大きいし……アンナのイメージならせめて子供を使ってほしかった。
最後に春菜に見えた仙龍の鎖ですが……コレ、増減の法則性がわからない……
単純にデカいヤマを片付けたから鎖が一気に消えるってわけでもないし、「次は増えるの減るの!?」ってハラハラドキドキしますが、なんだかゲームっぽくも感じてきました……
寿命を縛られてる仙龍や、彼の身を案じてる春菜にしたら不謹慎な話ですが、なにかしら法則性が見えてこないと手の打ちようがないし、そろそろ二人の恋愛の進展と共に余命への実際的な対処がほしいです。
好きなシリーズだけど、だからこそ引き延ばされてグダグダは嫌だなあ…… -
Posted by ブクログ
ネタバレプロローグが終わったら、第一章のタイトルが「長坂パグ男の新事務所」。げげっ、いきなりパグ男かよ。萎えそうになって笑いました。
とにかく楽しみで仕方ない本シリーズ。シリーズ初の洋モノ怪異にあさま山荘事件が絡められていて、『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(2007)を観て以来、「総括」という言葉が使えなくなった私としてはマジで怖い。幽霊は信じないタチですが、やはり禁忌に触れてはいけないと思う。
やたら可愛げの出てきた春菜ちゃん、妄想シーンが恥ずかしい(笑)。「曳き屋に曳けないものはない」って、カッケー。映像化するとしたらいったい誰が仙龍か、そればかり考えてしまうのでした。 -
Posted by ブクログ
好きなシリーズの最新作。
因縁がらみの建物を移す曳き家の仙龍と春奈が活躍する。
「主人公が嫌い」って意見もあるが、私には理解できない。フツウにまっすぐで好感のもてる主人公だと思うのだが考えすぎでは……?
読書なんて感じ方は人それぞれだし、キャラの好みも千差万別でいいとは思うが、私は春奈に好感を持っている。
今作では重役の浮気に本気で怒る所や自然におばあちゃんの手を握る所(+「わんこ」発言)、過去に遡れば一作目の赤子に関係する哀しい真相に感情を乱すところなど、勝ち気で強気、仕事以外では不器用でやや融通が利かないが、そんな青臭いところも含めて応援したくなる。
仙龍との微妙な距離感や恋愛面でのもどかしすぎる進展ぶり、小林教授やコーイチ、和尚など魅力的な周囲の人物との掛け合いも楽しい。
いちいち登場人物にイライラしながら読むのも不毛だし(どこで切るかは自由)、キャラクターに愛着持ってシリーズを追っかける方がストレスフリーでずっと楽しい。
今回は地滑りで発見された人柱の遺骨と樹齢八百年の枝垂れ桜にまつわる悲恋。
終盤であきらかになる真相はあっさりめだが、それまでの過程が面白い。ホラー描写もさほどグロくはないが、そこに絡む人間関係がテンポよく描写される。
一人称「僕」のおっとり穏やかな小林教授やわんこ属性のムードメーカー・コーイチなど、脇を固めるキャラの朗らかさが恐怖を中和してくれるので、キャラクター小説としても安定の読み応え。仙龍は相変わらず寡黙男前カッコイイ。
特にラストの桜が咲く場面は映像的に美しく胸に迫る。
祟られた人たちは災難だったけど、数百年地すべりから集落を守り続けてきた実績を加味すれば……でも偶然掘り出しただけで祟られるのは気の毒だなあ……。 -
購入済み
安定して面白い
相変わらず安定の面白さです。
鑑みるの使い方に違和感を覚えるのも変わらずですが、物語も佳境、こうなりゃ最後まで付き合います。
ところで清水刑事~、火を消すのに消化器持ってきたらダメっすよー笑 -
購入済み
安定した面白さ
相変わらず安定して面白いです。
半分行かない辺りで、犯人が分かってしまうのも相変わらず。
※今回は38%時点だったので、最早記録かも笑
でもそれが良いんだよね。
ところで、少し作者の誤用が気になり始めてます。
前作くらいから多用している「鑑みる」
これ「考える」「考慮する」って意味ではないのだけど、作者はそう言う意味で使ってる模様。
また、「クレバー」
これは動物が賢いときに使う言葉で、人間には使いません。
※人な対して使うなら「スマート」
こういった誤用は少し萎えます。 -
Posted by ブクログ
「CUT」ですっかりハマってしまった内藤了さんの本。
と言っても内容は猟奇殺人ではないです。
新開発された人工血液「ゴールデン・ブラッド」を巡る医療ミステリー。
オリンピックに向けて開催されたプレマラソン大会で起こったテロ。そこで使用された人工血液が多くの人々の命を救った…と思われる中、その後その血液を使った患者さんが次々と亡くなっていく。さらに、テロのあった日に心不全で亡くなった妹の死因に不信感を覚えた消防士の向井圭吾は事件の真相を探るのだが…
いや~面白かった!
最後の最後まで誰がワルモンなのかがわからないところがドキドキした~
そしてラスト
そうか…そうしたか圭吾くん。
私ならどうするだろね~
うむむ悩む。
まあそれは置いといて
内藤了さんってホントに面白い小説書くのね~
好きだわ~
他の小説もぜひ読んでみたい!!