内藤了のレビュー一覧
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ネタバレ人気推理の雨宮縁は、執筆時作品ごとに主人公になりきる姿から憑依作家と呼ばれている。
寿退社した恩人の夫の自殺に不信を覚えた雨宮は、担当編集者らを使い真相を調べ始めるが……。
その時に執筆している作品ごとに主人公になりきる性別・年齢不詳の”憑依作家”雨宮縁シリーズの一冊目です。
作者さんが藤堂比奈子シリーズの内藤了さんという事で、残虐表現どの程度なのかと思いつつ読んでいましたが、少なくともこの巻はそこまででもなかったです。ですが、その代わり悪意や狂気は強かったように思います。犯人の動機は身勝手で残虐。人間の醜さを感じて少し嫌な気分になりました。
ストーリーはちょっとさっぱりしすぎているかな -
Posted by ブクログ
内藤了『禍事 警視庁異能処理班ミカヅチ』講談社タイガ。
怪異事件を隠蔽する警視庁の秘密組織の活躍を描くシリーズ第3弾。今回も2つのエピソードを収録。
今回は折原警視正が首なし幽霊となった経緯と悪魔憑きの赤バッジの極意京介の秘密が明らかになる。
頭の硬い還暦過ぎの自分には、漫画にでもしてくれないとイメージが湧かないかな。
最初のエピソード。悪意が悪意を呼ぶ忌み地の恐怖。警視庁異能処理班に採用された安田怜は、首抜けの死者からの警告を受け、幽霊上司の折原警視正と忌み地の掃除に乗り出す。
2つ目のエピソード。三ツ首の犬が悪魔と契約した元総理大臣を襲う事件。赤バッジの極意京介が悪魔憑きとなった -
Posted by ブクログ
ネタバレオーディオブックにて。自殺幇助から広がっていく犯罪で、切なくて悲しい気持ちになるお話でした。
ちょこちょこグロイのは健在でしたが、今回は本当に読むのが辛かったです。
生涯を共にするのであれば夫婦になるしかない。結婚を意識する歳になり、深くグサリと刺さりました。
赤の他人同士が家族になれる、それってきっと素晴らしいことなんでしょうね。
私が分かるのはまだまだ先になりそうです。
あと気になったのですが、これは新しい警察小説枠なのか今作はミステリ色が強かったので、ミステリ枠…?どちらにせよとても面白いシリーズには変わりないので続きが楽しみです!