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Posted by ブクログ
予約本とともに借りた成瀬シリーズ3作目。
今回は人狼や狼信仰についてだったけれど
虐待の話が結構出てきて、それが主人公の家庭と
比較されることで、とても読んでいて苦しかった。
人は生まれる場所を決めてから生まれることが
できない不平等さというか…
「人間が1番偉くて幸せですか。」という台詞が
出てくるほど、人間も結局は獣で、完璧な存在ではない。人は狼を恐れているけれど、狼だって
人間という生き物を恐れているのではと思った。
秩父山域の狼信仰。とっても読んでいて興味深かった!この作者の民俗学的な知識にはいつも
自分の知らなかったことが知れるから読んでいて
ワクワクします。
今回の癒しシーンは秩父の山で食べる温かいうどんと冷酒の日本酒。
山の澄んだ空気で食べるうどんと日本酒。
あー絶対美味しい!
Posted by ブクログ
幼児虐待とかいうレベルを超えてる気がする。何か、もう…何も言えん…
子供が、怯え切って、いかに怒られないようにしようかとしてるところが…
可哀想すぎる…
それも、自分が悪いことしてるから、怒られてるとか思いながら…
全然、悪くないのに…
生まれてから、ずっとそうやったら、何が良いか悪いか分からんのやろな。
善悪の判断がつかない…
こういう時に使う言葉ではない気もするけど、何か悲しい…
このエピソードの後に、事件が…
行方不明…
山で…
ヒトオオカミの真実…
でも、本人にとって、何が幸せとか、周りが気にしても分からんしな…
警察として、地域潜入班として、この結論が良かった気がするな…
「人間が一番偉くて幸せですか。少年にしたら、突然別の世界へつれて来られて、言葉や礼儀を仕込まれて…ていうか、その子は元々人間でしょう?狼と暮らしていたけど人間ですよね。それとも、保護した人たちは彼をなんだと思ったんでしょうね。人間に戻そうとしたとして、それってただの人間じゃなく、自分たちが理想とする人間ってことだと思うんだよな。」
自分の狭い視野で、人の幸せを語るのやめよう…
Posted by ブクログ
「警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花」シリーズ第3弾
今回は、改めて潜入班のメンバー達の際立つキャラに、息の合った掛け合いの中進んでゆく捜査に、気持ちの良さを感じた。
前作も含めて、ラストは誰かを逮捕してスッキリというわけじゃないのだが、内容的に曖昧さを残しておくというのもありだと思った。
今作は親から虐待を受けている少年を気にした同級生の父親が夏休みにキャンプへ連れて行くために誘い、車で向かう道中に事故に遭う。
その父親は亡くなったが、一緒に乗っていたであろう少年の姿はない。
その後、秩父の山奥で行方不明になった男性が遺体で発見され、男性の身体には人とも獣ともつかない生き物の複数の歯形があった。
事故死なのか、何かに襲われたのかを潜入班が調査に乗り出す。
行方不明の少年が人狼なのか…
信仰は祈り、信仰は愛、そして呪いなのか…
狼信仰の伝わる神秘の地で清花たちが直面した恐るべき真実…。
行方不明の少年の家族のその後は、なんとも言いようのない結末。
禍々しい雰囲気ばかりではなく、ちょこちょこと挟んでくるのは清花の娘の話だったりするので、それもまた良い意味で少しの間の癒し効果となる。
別れた夫と今も同居しているが、義母との関係は良くて娘への愛情もとても感じる。
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